テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



石響

吉岡孝悦プロデュース石響 vol.9

絵画の中から音が流れる ~ 絵画と音楽のコラボレーション

<展覧会のマリンバ>

時:2008年9月14日・15日

所:四谷・コア石響

マリンバ:吉岡孝悦
ピアノ:中川俊郎

絵:渡辺あしな
  古渡依里子
  勝間田弘幸
  斉藤芳子
  唐沢貴子
  松岩邦男

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まっくら音楽会

8月29日@学士会館
http://www.dialoginthedark.com/

 綱川 泰典 フルート
 大石 亜矢子 ソプラノ歌手、ピアノ弾き語り
 穴澤 雄介 ヴァイオリン
 松村 道生 打楽器

学士会館だと 完全に真っ暗 という環境作れないから アイマスクかなぁ アイマスクだと やだなぁ と思っていたら 会場 きっちり遮光して 真っ暗な部屋を会場にしてありました。

*ちなみに 真っ暗な部屋 と アイマスクで目の前真っ暗 と 受ける感覚が違うんですが(わたしは) 皆様 そうなんでしょうか? 真っ暗な部屋にいる時は 実際に 目で見て なんにも見えない~ というのとは別に なんとなく 皮膚で 真っ暗を感じているんだけれども アイマスクで なんにも見えない~ という時は 体が 暗闇を感じてない。

実際 真っ暗な部屋だと ついつい ひそひそ声で話したくなるけれども アイマスクで見えないだけだと 別段 ひそひそ話にはならない。

でも 五感的には 目の前なんにも見えない という状況は同じ訳で 真っ暗な部屋なのか アイマスクで作った暗闇なのか もしかしたら 頭の中で 勝手に違う皮膚感覚を作り出しているだけなのかしら。

全盲の方が感じている暗闇 というのは どっちの感覚に近いんだろう。 全盲の方は 真っ暗な部屋の中でも ひそひそ声には。。。ならない。。。んじゃないか という気がする。。

余談ここまで。

で 真っ暗にして 演奏会。 こういうの 以前に ホーミーと馬頭琴で経験していて あれは よかった。 暗闇に響く 不気味な(?)音。 ついつい わくわくと 聴き入ってしまいました。 ところが 今回は いけない。 うっかりしてましたが わたし 暗くなると 眠くなるんです。 しかも 音楽が フルート ピアノ バイオリン って。。。もう 演奏会の間 頭がゆらんゆらん 隣の人に しょっ中ぶつかってた気がする。

*また 余談ですけれども 視覚障害のない人って 暗くなると眠くなる という人 ちょこちょこいらっしゃるんじゃないかと思うんですが 全盲の人は 暗くなると眠くなる なんていう感覚 ないですよね~? それに近い感覚って あるんでしょうか。 静かになると 眠くなる とか。。。 わたし もし 目が見えなくなったら 一日中 寝てるやもしれぬ。。。

で 演奏会が終わってから いくつか トークが入るんですが 真っ暗闇になって 最初は なんとなく心細くて不安だったけど 音楽を聴いている内に 段々 明るい時には気がつかなかった様な 太鼓の音の振動とか に 注意が向く様になった うんぬんかんぬん という体験談が それこそ こういうイヴェントに対して あらまほしき体験談が いくつか。

これが わたしの場合 まずい。 暗闇が恐い という感覚が無いらしい。 暗闇になって 恐かった 暗闇になると 人間誰しも ショックを受け 不安を感じます うんぬんかんぬん という説明が よくあったりするんですけれども 本当に みんな 暗闇がこわい。。。んでしょうか? わたしは 転んだら危ない しか 無い。 おばけも 見えないし。 本当に 大半の人は 暗闇が恐いんでしょうか? みんなが 怖がってるから なんとなく 付き合いで 恐い様な気になってるだけじゃなくて??

ちょっと前から 面白がってでかけている暗闇イヴェント わたしの受け取ってるものが これで いいのか~ どうなのか~ 若干の不安を感じつつ~ 遊園地の様で 楽しい。

ちょっと面白かったのが バイオリンの演奏者のお話。 明るい場面だと バイオリンの弓が止まった時 あるいは 演奏者の顔が変わった時 が 演奏が終わりの合図になり 拍手が来る。 でも 暗闇の演奏会では バイオリンの弓が止まっても まだ 拍手は来ない。 余韻の音まで 全てなくなった時 それが 演奏が終了したタイミングで 拍手が来る という様なお話をなさってました。


あ。それと またまた 一つ 疑問が。。。

演奏会の間 何か ぼんやりと光る点があるんです。 何かなぁ と ずっと気になっていて 明るくなる時に それ 何かしら と見ていたら 天井から 何か機械がぶらさがっている。「これは何ですか?」と聞きましたら 一応 万が一 何か災害時には パッと会場が明るくなれる様に セットしてある 照明 なんだそうです。 照明 とは言っても 暗闇イヴェント中は 明かりはついてない。 その機械のどこから 光が漏れてたのかしら。

ともかく 主催者の方と そんなお話をしてましたら 「それは 極上の闇を提供できず 済みませんでした。」と 謝られて 恐縮しました。 いや もともと 暗闇 とは言っても ベタッと黒い訳ではなくて なんとなく ちらちら? というか 暗闇が でこぼこしてる というか 黒一色ではなくて なんか 模様が見えてません? 夜 目をつむって寝ている時も 目の前には 無数の小さな光点が そこにだんだら模様になっている。

と思ったんだけれども 墨を流した様な とか 漆黒の闇 とか言う表現があるところを見ると そんな ちらちらはなく ベタッ黒い闇 というのが あるんでしょうか?

みんな どういう闇を見ているんだろう???  

夜 寝る時に 目をつむった時 目の前に見えているのは べたっとした黒? それとも 小さな光点がちらちらしているだんだら模様?

イヴェントの趣旨に合っているのかどうかは不明なんですが 行けば 必ず 普段なら考えない様な事をいろいろ考えます 暗闇イヴェント。 それだけ 非日常な空間である事は確からしい。

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