
今年4月にリニューアルオープンした高村光太郎記念館で、演奏させて頂きました。
いろんな方にお世話になり、最終的には、記念館の中、光太郎先生の彫刻に見守られての演奏、と言う事になりました。
光太郎先生の息吹の満ちた、この空間での演奏!
得がたい貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。


朗読の荒井真澄さんには、『智恵子抄その後』から抜粋で読んで頂きました。
遠距離ユニット。音源のやりとりだけで構成を作り、現場での合わせもなく、殆どぶっつけ本番。。。
な感じでしたが、会場に集まってくださった光太郎先生ファンの皆様に助けられて、二人、気持ちよく合わせる事ができました。ありがとうございます。


演奏の後では、山荘にご案内して頂きました。
今は夏ですし、二重の覆いで山荘が覆われているので、居心地良さそうな牧歌的な風景に見えますが、光太郎先生が暮らしてらした頃は、窓には障子1枚です。冬には零下10度を超え、小屋の中で寝ていても、布団の肩に吹雪が積もった、という所に、たった三畳の小屋。
ご厚意で、山荘の中まで入れて頂きました。ああ、こんな所で、63歳を過ぎた方が7年も暮らしてらしたのか。。。。と思うと胸が詰まります。
※ご存じない方へ。
戦争中、戦争詩を書いた責任を深く感じた光太郎先生は、戦犯に問われる事はなかったものの、自分で自分を許せず、この山奥に蟄居して暮らしました。

ここに座って様になるお方。

光太郎先生が、一番最初に試しに掘ってみた井戸。

光太郎先生が種から植えて大きくなった栗の木と、荒井さん。



その晩は、鉛温泉の藤三旅館さんに泊めていただきました。光太郎先生がお泊まりになった、という31号室を使わせて頂きました。
大分新しいので、中はいじっていると思いますが、でも嬉しい^^


高村山荘・高村光太郎記念館
http://www.hanamaki-takamura-kotaro.jp/
藤三旅館
http://www.namari-onsen.co.jp/
最後、高村光太郎連翹忌運営委員会さんのブログから写真を1枚拝借。

これは、やはり、光太郎愛に満ちた方の写真だと思います☆ 他にも、よい写真があるので、どうぞご覧ください。
↓
花巻高村光太郎記念館ロビーコンサート。
http://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041/13827958.html