フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



中央大学公式ホームページから、下記のメッセージを文学部学生の皆さんに出しました。このブログにも掲載します。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/letters/news/2020/04/48796/


中央大学文学部学生の皆さんへ  

                         文学部長 宇佐美毅   

 文学部学生の皆さん、本来であれば、今は入学式から新入生ガイダンス、在校生の授業準備、そして授業開始へと進んでいる時期です。4年生の卒業論文や卒業研究の準備も始まっていたことでしょう。しかし、今年度は異例の年度開始となりました。新型コロナウィルスの影響のため、入学式だけではなく、大学に集まることすら出来ない状況になっています。新年度の授業開始から2週間(4月9日~22日)は特別休講期間として授業を行わず、さらにその後の2週間(4月23日~5月6日)は集合型以外の形で授業を行う特別措置期間となり、学生の皆さんに直接お会いして、授業や研究指導をすることができません。さらに、今後の感染の広がりによっては、特別措置期間をさらに延長することも考えられます。 
 そんな中で、私たち文学部教職員は学生の皆さんの安全を第一に考え、特別措置期間の間は、大学に通学せずに科目履修ができるような対応を採ります。現状では、公共交通を利用して大学キャンパスへ通学したり、大学で多くの学生の皆さんが教室に集まったりすることは避けるべきですから、自宅で科目履修ができるような対応を採ります。
 必要な学生証の交付や資料の配付も、郵送やウェブページ等を通じて行います。 もちろん、学生の皆さんが大学に通学せずに、大学の本来の使命である教育・研究を進めていくことは簡単なことではありません。特に文学部は、少人数の演習・ゼミや対面での丁寧な研究指導を大切にしてきた学部ですから、従来のような形で教育・研究が行えないことは大きな痛手です。しかし、オンライン会議システムを利用したライブ型の授業や、授業内容を録画しての配信、課題学習の成果の提出とそれへのフィードバック、などの工夫をすれば、文学部の教育・研究の本質的な部分は進めていけると考えています。 
 そのような対応をすることで、学生の皆さんの不利益、不都合を最小限にとどめていきます。そして、学生の皆さんが、学びたかったことが学べなくなる、予定された期間で卒業ができなくなる、予定した資格が取得できなくなる、といった事態を招かないように、私たち文学部教職員は全力で対応をしていきます。 




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