フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 できるだけ週1回更新を心がけているこのブログですが、1回とばしてしまいました。新型コロナウィルス対応のため、多忙を極めていたためですが、その話はやめておきます。
 さて、私がこのブログに主に書き込んでいるテレビドラマに関しては、撮影が進まず、放送開始が遅れている作品が多いようです。遅い時間帯の作品はある程度放送されていて、なかなか面白い作品もあります。しかし、落ち着いて書く余裕がないので、その話も今回はやめておきます。
 さて、社会的には新型コロナウィルスの影響で在宅勤務や自宅待機が増え、またテレビドラマもスポーツ競技も放送できないという状況のためか、このところ私に、週刊誌から3件の取材依頼がありました。そのうちの2件は「自宅にいる時間が長いこの時期に、見るべき過去のテレビドラマ作品は何か」というような内容でした。これはわかります。新作があまり見られないのは残念ですが、過去に放送された作品の中に、もし見ていなければこの機会に見てほしい作品、一度見たとしてもあらためて見直したい作品は多々あります。
 さて興味深いのはもう1件の取材で、「日本人よ!今こそ中島みゆきを聴こう」という特集でした。う~ん、今中島みゆきを聴いたら、暗くて深い闇に沈んでしまうのではないか。そんな不安がよぎりました。もちろん、私は中島みゆきも研究対象にしていますので、聴く者を勇気づける曲が少なくないことをよく知っています。だとしても、多くの人びとには「暗い曲」「失恋の歌」というイメージが強い中島みゆきを、この時期に特集として大きく取り上げるとは! この特集を組んだ週刊誌には、敬意を表したい気持ちです。
 過去のテレビドラマを見るもよし、中島みゆきを聴くもよし。どのような過ごし方でもかまいませんが、なんとかそれぞれの工夫で外出を最小限にとどめ、この時期を乗り切って、新型コロナウィルスを終息を早めてほしいと思っています。

※このブログはできるだけ週1回更新(なるべく土日)を心がけています。




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