kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「俺は、君のためにこそ死ににいく」

2007年04月19日 23時37分33秒 | 映画
今日は、なんばパークス全館OPEN初日!
そして、丁度この日に『なんばパークスシネマ』で行われる
試写会「俺はきみのためにこそ死ににいく」が当たりましたっ♪

OPENを記念して本日は、
全ての映画を1000円で観ることが出来るキャンペーンをしていたり
この映画以外にも試写会を行っているらしくて
ロビーはごったがえしていました・・

入場してみると、普通シートでも幅60cmとゆったりとした椅子で
背もたれも高く、少し固めのシートは長時間座っていても疲れなさそう。

テレビカメラがスタンバイしているのを見て、
(絶対、誰か舞台挨拶来る~!!)と思っていたら・・・

やはりやってきましたっ
新城監督、主演の徳重聡、窪塚洋介の3人が!

まさか窪塚洋介は来ないだろう~と思っていた・・
(なんとなく面臭がる感じが・・・)

そして、監督、徳重くんはスーツだったのですが
窪塚洋介は、サングラスにだぼだぼのトレーナーとだぼだぼGバンという
いでたちで・・はちゃめちゃなことを言い出さないかと心配に・・

でも、意外にも始まって見ると、
監督はサービス精神なのか笑いも入れていかないとって感じの回答で
徳重くんは、低音の渋い声でちょっと緊張気味にしゃべっていて・・・

窪塚洋介が一番、司会者のファローもしつつ
この映画や撮影の為に自衛隊訓練に参加した時に感じたことを
自分の言葉でしっかり語ってくれましたっ。

なんだかイメージ変わりました!


ストーリーは・・・
太平洋戦争末期、鹿児島県の知覧飛行場は陸軍の特攻基地となった。
軍指定の富屋食堂を営み、
若き飛行兵たちから母のように慕われていた島濱トメは、
二度と帰らない彼らを引き留めることも出来ず、
複雑な思いを胸に秘め、慈愛の心で彼らを見守り続けていく。
悩みながらも軍人としての本分を尽くそうとする中西は
遺品の郵送をトメに託し、仲間に先立たれて死を急ぐ坂東は、
死んだ後に特攻に志願したことを父親に伝えて欲しいとトメに頼んだ。
やがて終戦。しかし、それで全てが終わったわけではなかった。
生き残った特攻隊員は、罪の意識を抱え、生の意味を問い続ける。
トメは彼らの試練をも
まざまざと目の当たりにすることになったのである・・・。

この映画は、東京都知事の石原慎太郎氏が
実際に島濱トメさんに会って、話を聞いて感銘を受け
8年間という長い歳月をかけ、脚本にしたというもの。

そして、新城監督は沖縄出身ということもあって
いつの日かこういう作品を撮りたかったとおっしゃってました。

当初、私は石原氏が製作総指揮ということで・・
戦争賛美の作品かと思っていましたが・・
まったく正反対でした!

戦争映画特有の派手さは、ほとんど無く、それよりも
明日、特攻に行かなければならなくなった若者、恋人、家族達の
悲しみ・不安・悩み苦しむ精神的な動きを丹念に映像化した作品です。

あの頃の軍上層部も、日本が戦争に負けることは分かっていて
それでも、日本国の名誉の為、条約を少しでも有利に進めるため・・
簡単に降伏するわけにいかない・・
ここは辛いことだけれど、
若者達に犠牲になってもらうしかないという考え方だったと描かれています・・

本当になんと切ないことなのでしょうか・・

主題歌を歌うのは、B’zです。
稲葉さんと松本さんは、台本を読み、実際に知覧を訪れて
曲を書き下ろしたらしいです。
ラストに、実際の特攻隊の人達の写真と共に流れてきて・・
いい曲です~

「スパイダーマン1・2」

2007年04月17日 00時22分00秒 | 映画
先日、試写会当選ハガキが届いていて・・
見ると、「スパイダーマン3」の絵が☆

やった~当たった~♪
と喜んだものの・・よくよくみてみると

スパイダーマン3公開に先駆けて
前回までの1・2を連続して上映するという試写会なのです・・

そういえば・・私両方とも観てなかったので
3を観れることになったら、
1と2も観ておきたいなぁ~と思って
軽い気持で応募しておいた記憶が・・

今だったらビデオでも見れますが
やっぱりこういうアクション系の映画は
大画面で見るに限りますよねぇ~。
迫力が違うっ。

なので、日曜日のお昼から行ってきました!
1は、午後13時半開場、14時開演で
約2時間の上映時間

休憩15分(短い・・)を挟んで

2は、午後16時20分開演で
約2時間8分でした!

なので、両方で4時間以上もじっと座っていたということに・・
さすがに腰は少し痛いけど
展開が早いので、あっという間の時間という感じが☆

そして、なんでスパイダーマンになったのかという
基本的な情報を知らなかった私だったので・・
なるほどなぁ~と!!やっと理解出来たっ。

1からの人間関係やライバル関係も2におおいに関係あるし
それが3にも繋がってくるので
まだ1と2を見てなくて、3を見に行こうとしている方には
予習をしてから行かれることをお勧め致します。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

2007年04月16日 00時58分30秒 | 旅行
アートツアー締めくくりの美術館は・・・
JR丸亀駅降りて南側スグのところにある
「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」

国際的に活躍した画家・猪熊弦一郎本人が設立に全面協力したらしい!

Sさんが今回どうしても行きたいと言っていた美術館。
私は猪熊弦一郎なる人のことはほとんど知らなかったのですが・・
行ってみて、一目で気に入り、大好きになりましたっ。

天井が高く、広々とした開放的な空間を贅沢に使っている!

この素敵な建物を設計したのは、世界的建築家の谷口吉生。

様々な意欲的な企画展が高い評価を得ているらしいのですが
今日は、丁度「いのくまさん」展を行っているらしく
グッドタイミング!

1階にはロビー、受付、そして・・
猪熊弦一郎が、小学一年生の時に、近くの土器川でおぼれていた所を
助けてくれたおじさんにささげる「GETA」という
モニュメントがありました。

2階の展示室AとBでは、常設で猪熊弦一郎の絵画が
丁度良い間隔で飾られています。

とにかく、どの絵もまず色が素敵♪
とても鮮やかで綺麗で、心弾む色なのです。

そして、絵はのびのびとした迷いの無い線で描かれた
そう、ピカソに通じる感じがする印象が!

どれも可愛らしかったり、楽しそうだったり
とても穏やかな気持になれる絵の数々・・

画家にはつきものの、生みの苦しみなどちっとも感じさせないし
世の中に認められなかったり、差別に苦しんだりといった
生活の苦悩の片鱗も見てとれない・・・

なので、てっきり彼はおぼっちゃん育ちで
苦労しらずなのだとばかり思っていたら・・・
あとからプロフィールを読むと・・
父親は、学校の先生ということでそんなにお金持ちでは無さそうだし
母親を12歳の時に亡くしているらしい・・
その上、父親の仕事の影響で、毎年学校を転校しなければならないといった
子供にとっては大変な幼少期を過していたり・・
戦時中は、従軍画家として戦地へ行き、劣悪な環境と食事のため
腎臓を患ったりもしたらしい・・

それでも、あんなに心穏やかな作品を生み出すなんてっ
と更にびっくりっ。

3階にあがると、企画展「いのくまさん」の会場です。

この企画展の紹介文章がそのままぴったりなので・・

 絵本『いのくまさん』では、特徴的なモチーフ
 「顔」「鳥」「猫」から「形」「色」といったテーマまで、
 まさに猪熊絵画の全容が、
 谷川俊太郎の単純明快な文章によって表されています。
 本展では、絵本 『いのくまさん』の内容に沿って作品を展示、
 谷川の言葉といっしょにそれぞれの絵を巡るうち、
 全体が一つの猪熊ワールドとなって観る人を包み込みます。
 縦4メートルの巨大な抽象画もメモ用紙に 描かれた猫の絵も、
 あれこれいっぱい観た後は、
 絵本の最後の言葉「いのくまさんは たのしいな」 で
 心がいっぱいになることでしょう。


HPに書かれてある下記の言葉・・
「ミモカ(=丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)は都市にある教会のように、
 いつも人々の憩いの場、ふれあいの場と なると同時に
 精神的な安らぎを感じられる場であり続けたいと願っています。」
という言葉がぴったりな、なんとも安らげる空間になっていました。

ちょっと心配だったのは・・今日は土曜日なのに
観賞客が少なかったということ。
私的には、静かにゆっくりと観れたことは喜ばしいものの
こんなに素敵な空間で素敵な作品があるので・・
もっとみんなに観て欲しい気が・・

出来ることならば、近畿地方にも作って欲しいぐらい。
頻繁に行けるように~。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
香川県丸亀市浜町80-1
TEL0877-24-7755
FAX0877-24-7766

「一鶴」

2007年04月15日 00時03分59秒 | 旅行
丸亀駅で入手した讃岐うどんマップの裏側には
骨付鶏の食べれるお店紹介が☆

ここ丸亀では、骨付鶏もポピュラーらしい!

せっかくなので、食べてみることに。
駅のスグそばにある「一鶴 丸亀本店」へ。
昭和27年創業で、50年以上も伝統の味を守り続けてきたとか。
昨年の夏頃には大阪の心斎橋にも支店が出来たみたい。

メニューはシンプルで
骨付鶏「おやどり」と「ひなどり」の2品がメインメニュー。
それに、鶏めしやおむすびなどのご飯もの。
枝豆やサラダなどの、軽いサイドメニューのみ。

とにかく、「おやどり」「ひなどり」を1つづつ注文!

まず出てきたのは、「おやどり」の方。

歯ごたえがあって、そのままかぶりつくのは難しいみたいなので
所々切れ目を入れてくれています。

食べてみると・・すごくしっかりした歯ごたえっ。
結構噛まないと飲み込めない感じだけど、
通は、こちらの方が肉の味が味わえるので好みの人も多いらしい。
塩・コショー、ガーリックがしっかり効いた味付けなので
きっとビールが進みそう!

それに比べて・・「ひなどり」の方は
かなり柔らかくてジューシー!

味付けも、こちらの方がマイルドにしてあって
粉唐辛子がかかっていて、違うものにしてあるみたい。
私は、やっぱりお肉は柔らかい方が食べ易いなぁ~と感じました。

「とりめし」も食べたいところだったのですが
やはり『讃岐うどん』も食べないといけないので・・
あきらめて~。

それにしても、地方に行くと色んな名物があって
楽しいですよねぇ☆

讃岐うどん

2007年04月14日 14時57分21秒 | 旅行
当初の予定では、午前中のイサム・ノグチ庭園美術館見学が終わった後
高松駅周辺で、1軒讃岐うどんのお店で食べるつもりでした。

しかし、素敵な朝食だったので、沢山食べ過ぎたので
まだおなかが減っていない・・

ここは、一気に丸亀駅まで向かうことに。
高松から丸亀へは、快速で25分程度。

時間も午後13時前になって、そろそろおなかも空いてきた!
早速、四国新聞社のネット情報「讃岐うどん巡礼」HPで
調べておいたお店へ。

あれっ??この辺なんだけどなぁ・・?
周辺を歩きまわってみるけれど、それらしきお店は無い・・

あっもしかしてこれ??
というのは、ネットの写真に載っていたお店の外観とそっくりのお店が・・
でも、うどんとは全く関係の無い、名前も違うお店に変わってしまっている・・

ええ~潰れたの??

仕方が無いので、本当に駅の目の前にあるお店「わだち」へ。
ここは、国産の牛肉を使った「肉うどん」が名物らしい。
かけうどんなら300円程度なのに、
肉うどんになると、600円!
セルフサービスのお店にしては結構するよね?
でも、牛肉だからしょうがないかっ。

私は冷たいタイプの「肉ぶっかけうどん」に。
冷たいうどんの上に、たっぷりお肉、大根おろしとネギ、そしてレモン。
それに冷たいお出汁をかけてくれます。

期待してたほどのコシは感じられなかったけれど
少し濃い目のお出汁に肉の脂と味が絡んでしっかりした味に。
それをレモンで少しさっぱりとさせます。
つるつるっと完食。


美術館から出て、やはりせっかくなので
「もう一軒ぐらいうどん食べておきたいねぇ~」ということで
駅前商店街を丸亀城に近い南側まで歩いた所にあるお店へ。

あれっ?シャッターしまってる・・
今日土曜日だよね?17時までやってるはずなのに・・?

しょうがないので、その近くにあるはずのもう一軒を探します。

うーん・・この辺りにあるはずなんだけど・・・?
看板もあったのに・・?
もしかして、この外観は写真と同じ!
ドアに紙が張られています・・「破産手続き・・」
いや~ここも潰れたのっ・・・

あとは・・こうなると駅でもらった「うどんマップ」で
徒歩で行けそうなところを順番に確認してみるものの
土曜日が休みだったり、14時頃の営業だったりでだめ・・

1軒、少し離れた所のお店はいけそうだったけれど
怖いので電話で問合せすると、
「今日は休んでます」とのこと。

うどんの本場じゃなかったっけ??

そういえば、土曜日だというのに駅前も人通りが少なくて
大丈夫か?丸亀!!
(でも、これだけ人通りが少なかったらもっとさびれた感じがするのに
 そうでもなくて、なんだかのんびりした空気が漂ってる感じがしましたけど)

とにかく、うどんは無理かなぁ~?とあきらめムードが漂いながら
駅への道を帰ってくると・・・
営業しているお店発見!

ここはセルフサービスのお店ではなくて一般店。
そんな贅沢は言ってられないっ。
その上、メニューを見てみると
食べたい「しょうゆうどんちくわ天付」が450円と良心的☆

しょうゆそのままというよりは、しょうゆ味のお出汁をかけていただく感じ。
よかったらゆず酢をかけてどうぞ~とのこと。
確かにこれをかけると、さっぱりして美味しいっ。
ちくわ天は、やはりデカイ!

コシとしては・・両店とも思っていたほどでは無く・・
大阪の讃岐うどんのお店の方が、しっかりコシがあった気が・・

でも、これは個人の好みらしいのでどれが良いという訳ではないみたい。
讃岐うどんに関しては、ちょっと期待を抱きすぎたかなぁ~?

イサム・ノグチ庭園美術館

2007年04月14日 11時49分39秒 | 旅行
今回の旅行の計画を立てる中で、
「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」から
車で約15分程のところに・・・

「イサム・ノグチ庭園美術館」があることが判明!
ここには行って見たいと思っていたものの
事前予約制ということと、場所がイマイチ分からなかったということで
当初は予定には入っていなかったのですが・・
そんなに近いのなら、是非~と思って早速調べてみました。

火・木・土という週3日しかOPENしていないということでしたが
幸い、オーベルジュに泊まった次の日は、土曜日!

これはラッキー♪

予約は往復ハガキでのみということでしたが
なんとか予約が取れてほっ!

朝10時の回に予約しておいたので、タクシーで駆けつけると
既にたくさん人が集まっている!(約40人ほど)

今日は人数が多いということで、緑のシールの人は住居部分からの見学
オレンジのシールの人は、工房と展示蔵からの見学ということで
半分づつ交互に見ることに。

私達は、オレンジ色だったので・・
まずはアトリエの方から~。
初めて庵治石の産地である香川県の牟礼町を訪れた際に
いたく気に入った彼は
1969年、五剣山と屋島の間にあるこの地にアトリエと住居を構えた。
その際、まずは庵治石で石垣を作って囲み、その中をアトリエとしたとか!

そのサークル内には、沢山の作品が屋外ですがそのまま置かれています。
イサム・ノグチは、その配置にも厳しく、
製作途中はバラバラに置かれていたものを
高齢になった際に、いつ自分が死んでも大丈夫なように
全てを並べ替えたらしい!

その作品には、「I・N」のサインが入ったものと入っていないものがあって
サインの入ったものを完成品、
入っていないものを未完成品と位置付けているらしい。

確かに、まだ削る印が入ったままになったものもあるっ。
移築してきた蔵は、工房として使っていたようで
実際に使っていた道具などもそのまま置かれているっ!

整然と整理された道具達を眺めていると
製作にも厳しかったといわれる彼の後姿が見えるようにも感じられます。

サークル内には、数々の彫刻作品が並べられているのですが
ひとつとして同じ形はなく
様々なデザインの仕事に携わっていたからか・・
形が今の時代でも、とてもモダンに感じられます。

なんだか『潔さ』を感じるのです。

隣には、「エナジー・ヴォイド」を雨風から守る為に
酒蔵を移築してきたと言われる展示蔵が。
思ったよりも大きい蔵だった為、他にも何点か作品を置くことになって
展示蔵としたらしい。

エナジー・ヴォイドは、思っていたよりもかなり大きく
迫力がありましたっ。
こういう作品は石膏で何回もミニサイズで試作品を作ったり
構造計算をして緻密に作られているらしい。

係員さんが、質問があればどうぞ~とのことだったので
気になっていたことを・・・
「石の彫刻など、かなり大掛かりなものが多いので
 イサム・ノグチさん一人でされていたんですか?」

「先生が石の彫刻を始められたのは、65歳を過ぎてから。
 どんなに小さい作品でも重過ぎるので一人では動かすことも出来ません。
 地元の石屋の息子さんだった石の作家である和泉正敏をパートナーとして
 その和泉さんのお弟子さんなど沢山の人と共に製作活動をしていたんですよ」

有名な和紙で出来た照明の「あかり」などは
もっと前の作品だそうで、
普通は歳を重ねると軽いものなどを製作していく感じがするのに
どんどん重いもの、大きなものにチャレンジしていく方だったらしい!

と30分ぐらい経ったところで、チェンジ!
今度は、「イサム家」と呼ばれる
制作活動の際には住居として使っていた建物や
小高い丘全体を彫刻庭園として作りあげた場所を案内してもらいました。

お家は、愛媛県のとある豪商の武家屋敷で有形文化財だったのに
取り壊されることになったということで
移築を熱心に勧められて・・始めは嫌がっていたノグチ先生も
その当時では、日本で初めてだったのではと言われる
床暖房やお湯が出るようにボイラーなども完備するということで
承諾したとか。

こういう建物に椅子を持ち込む生活はしたくないけれど
私はアメリカ育ちなので、畳に正座というのはしんどい・・
ということで、生まれた畳の部分から一段下げて座れるようにしてある!

残念ながら、中に入ることは出来なかったのですが
外から覗くと、有名な「あかり」が柔らかい光を放ち
石の作品なども展示されていて・・
でも物の少ないすっきりとした空間に、
日本家屋の良さを改めて感じました。

そして、住居の横から石を積み上げて階段にしてある部分から
登っていくと、ノグチ先生が一番お気に入りだという
小高い丘の頂上に立つことが出来ます。
屋島の海を眺めることが出来て、隣の山では石を切り出す音が響いてくる
この環境を気に入っていたとか。

本当に良い季節に来たようで、ほととぎすが鳴く声や
すずめのさえずる声などが聞こえ
山々と海を眺めることが出来、素晴らしい景色を観ることが出来ましたっ。

この場所は、聞いたり写真で観るだけでは感じられないものがある!
来て良かった~。


イサム・ノグチ庭園美術館
〒761-0121
香川県高松市牟礼町牟礼3519
Tel. 087-870-1500
Fax. 087-845-0505

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」朝食編

2007年04月14日 09時05分07秒 | 旅行
朝、目覚めてみると・・大きな窓一面から明るい日差しが届いて
目の前の海は青く、眺めは遠くまで~。

風が強くなければ、テラスでの朝食も可能だったのですが・・
ちょっと寒そうだったので、お部屋の中でということに。

それでも、目の前に海を眺めながらゆったりと頂くことが出来ます。


本場フランス式の朝食にこだわったということで・・
(フランスでは、朝から卵やソーセージなどは食べないらしい。
 クロワッサンとカフェオレのみ~といった感じ。)
本当にシンプル!

その代わり・・素材にこだわっているっ。
自家製のクロワッサンやフランスパン、チョコ入りのフランスパンに

自家製苺ジャムと自家製マーマレード
近くのはちみつ農家の結晶はちみつ

ヨーグルト、フルーツ盛り合わせ

コーヒーorカフェオレ
ジュース(グレープフルーツorオレンジorアップル)

私は朝から卵とかいらない派なので
こういうシンプルだけど、ひとつひとつ美味しいというのは
とても嬉しい♪

特にバリッとした食感のフランスパンに
食感が面白い結晶入りのはちみつをつけて~というのが
気に入りましたっ。

とても良い気分で、ゆったり朝食を頂いていたので
あやうく出かけなければ行けない時間を忘れるところでした・・

本当は、チェックアウトは11時なので、
それまでゆっくり出来ると良かったんですけどねぇ~。

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」ディナー編

2007年04月13日 22時06分26秒 | 旅行
お部屋の中探索を堪能して、落ち着いたら・・・
丁度19時!

お腹も減ったことだし、予約お願いしておいたお隣のレストランへ。
道を挟んで向かい側にあるお店は、
緩やかな階段を下って中に入ると・・
中庭が見渡せる天井の高く広々とした空間!

その中に、テーブルが6卓ほどゆったりと配置。

まずは、「せっかくなので」食前酒で乾杯!
旬の苺を使ったシャンパンカクテル!
苺ジュースみたいで、どんどん飲めそう~♪

そして、ディナーコースは
6300円・8400円・10500円とあったのですが
これまた「せっかくなので~」
シェフおまかせの10500円のコースを頂くことに☆

旅に出ると、この「せっかくなので~」を何回使うことか!ははは。

・春野菜のテリーヌ

 綺麗に野菜が配置されていて、コンソメゼリー(?)でまとめられている
 あっさり味で、サラダ感覚の前菜☆

・ホタテを人参のピューレで
 下に引かれた人参のピューレがほんのり甘くて出汁の効いた味で
 とても美味しい。ホタテの火の通し具合もちょうど良いっ。

・フォアグラとホワイトアスパラガス達

 フォアグラのテリーヌは、ねっとりとした食感で濃厚!
 それにぴったり合うという甘い白ワインを小さなグラスに
 注いでもらって、一緒に!
 なるほど、フォアグラの独特の匂いが、この甘い香りのワインに
 よって口の中がふわぁといい香りになる。
 今が旬のホワイトアスパラはしゃきしゃきの食感を残して☆

・お魚料理:天然物の平目
 自家製ビネガーとトマトで作ったソースが
 酸味があって、トマトの味が効いていてとても美味しい。
 平目は、身はふわっと、皮はぱりっとしている!

・メイン:4~5種類の中から選べる(2人なので別のものをとって半分)
 鮑のステーキ

 これが雑誌に載っていてすごく美味しそうだったので
 是非食べたかった一品。春先なので、少しまだ小ぶりらしい。
 火を通すと柔らかくなる鮑の身はプリプリした独特の食感。

 特別飼育の讃岐コーチンの赤ワイン煮込み

 これもお勧めですよ~と言われた一品。
 骨付きのまま煮込まれたお肉は、ナイフを入れるとほろほろっと
 はずれて、柔らか~いっ。
 周りに添えられた人参の鮮やかなオレンジとの色彩も綺麗☆

とここまで、結構食べたけれど・・
どれもあっさりしていたり、酸味を生かした味付けになっていたので
全然重くなくて、いつもは楽しめないチーズの時間もばっちりそう。

7~8種類ぐらいのチーズを乗せて、ソムリエさんが
やってきました。
よくみかけるオレンジ色のミモレットやカマンベールなどもありましたが
他のチーズの特徴も説明してもらって・・
4種類ほど盛り合わせにしてもらいましたっ。

名前は忘れたけれど・・意外にもウォッシュタイプのものが
濃厚だけど、まろやかで美味しかったです。

そして、最後はデザートワゴンの登場!
うわぁ~美味しそう~♪

一応全て説明してもらったけれど、どれも美味しそうなので
選べないっ・・
甘さを押さえて作っているとかで、良かったら
小さめにして全て盛り付けましょうか?という素敵な提案が☆

素直に・・じゃあお願いしま~すっ!

確かに、チョコレートケーキも生クリームのケーキも
甘さが本当に押さえられてあってくどくないっ。
はっさくのゼリーや苺のコンポートなどの酸味のある
さっぱりしたものもあって、全てぺろり。

最後には、おだやかそうなシェフも挨拶に来て下さって
色々とお話を。
阿倍野の辻調理師学校に通ってたこともあるらしく
ローカルな阿倍野区の話でも盛り上がりました~。
おそるべし、辻調!

シェフの奥さん=マダムや他の従業員の方も
丁寧でアットホームな接客と、美味しいお料理で
3時間ゆったりお食事を楽しめました~。

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」

2007年04月13日 18時51分55秒 | 旅行
直島の宮浦港から高松港まで、フェリーで丁度1時間。
結構歩いたこともあって、すっかり熟睡してしまいました。

高松港に着いてタクシーで
「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」へ。

ここは、元々7年前からフレンチレストランを経営していた
オーナーシェフが、本場フランスのように
時間を気にせずゆったりと食事を楽しめるように
2005年に宿も始めたとか!

基本的に、お部屋代は素泊まりスタイルで
ディナーは、目の前にあるレストランで☆
朝食は2100円にて、お部屋にセットを用意していただけるとのこと。

私はOPENした頃に雑誌で取り上げられていたのを見て
本当に素敵な所だなぁ~と思って、
一度行ってみたいなぁ~と憧れていて
今回丁度よい場所に位置していることもあって
宿泊を決定!

部屋は5部屋しかないので心配だったけれど・・
早めの予約だったので大丈夫でした。

まずは、広い中庭の見えるロビーでチェックイン。
ロビーはシェフの奥さんのセンスで素敵な家具を配置してあるっ。


その中庭を通って、お部屋に案内されてびっくりっ。
広いっ!
一部屋(2名分)36750円(サービス料別)というお手頃な値段にも関わらず・・

リビングとベットルーム2部屋+お化粧コーナーも有り

リビングの大きな一枚ガラスからは、
目の前に海が広がり、対岸の高松市のビルまで見渡せるという
素晴らしい見晴らし♪
それを眺めていられるテラスもついていて~。

その上、バスルームはバスタブとシャワーブースが別々にあり
シャワーブースからは、屋上デッキにまで出れるようになっているのです。


リビングルームは、天井も高くて広々しているし
インテリアは、白い壁とこげ茶の家具でまとめられた
すっきりとしたシンプルモダンな空間♪
落ち着く~。

「うわぁ~素敵~!!」2人とも思わず歓声をあげてしまいます。

そして、ゆったり時間を過すというコンセプトから
お部屋にはテレビ・電話を置いていない。

いちいち呼ばなくても良いように、色んな備品はきちんとセットされてあり
(虫除けスプレーまであった!)
緊急時には、携帯電話で連絡するようになっていてそれで十分。

テレビの代わりに、備え付けのCDプレーヤーで
心地よい音楽を流し、合間に聞こえる波の音もBGMに☆

置いてくれている本を読んだり、シャンパンやワインで
ゆったり時を過すなんて、なんて贅沢~。

大抵、雑誌の写真なんてプロのカメラマンが撮っていて
最高の状態で写真に収めているので
実際に観ると、ふんふんこんな感じねぇ~となることが多いのに・・
期待度も高かったのに・・
それでも感動するなんて!と2人とも大絶賛っ。

ゆったりと過したい大人の方に、絶対損はさせないので
是非行って見て欲しいところです。

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」
高松市屋島西町65
TEL087-843-2239




ベネッセハウス

2007年04月13日 14時44分11秒 | 旅行
次に向かったのは、地中美術館からバスでほんの3分程度の所にある
「ベネッセハウス」

ベネッセハウスはベネッセアートサイト直島の中核施設であり
安藤忠雄氏設計の宿泊施設をともなった美術館。
「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに
1992年にオープン。

アーティストたちがその場所のために制作した
サイトスペシフィック・ワークスを永久展示している。
作家たちはここを訪れ、自ら場所を選び作品を制作したとか!

美術館内なのに、明るい自然光を感じられる館内、
空間を贅沢に使った展示の仕方、
どこから観賞してもよいという自由な雰囲気、
そんなことから、とても気持よく観賞することが出来ます!

大抵、近代芸術作品って奇をてらったもの・・
薄暗い狭い空間に、沢山詰め込んだ感じの展示の仕方・・
などから、途中でもうお腹いっぱい・・
といった感じになることが多いイメージですが・・

ここは、(地中美術館もそうでしたが)
観賞の途中に食事やカフェでお茶をしたり
テラスに出て、外の空気が吸えたり
とてものんびりと半日~一日かけて、楽しむことが出来そうです。

大抵美術館って、出口を出てからレストランやカフェがあって
観賞の途中にお茶することが出来るなんて、かなりびっくりっ!!

全然感性の違った作品がある中で・・
私が興味を惹かれた作品は・・・

ヤニス・クネリス
「無題」 1996年
1996年、ヤニス・クネリスが直島を訪れて制作した作品。
日本で初めて作った作品らしい。

大きな窓を覆うように、ロール状のものが積み上げられていて
よく観ると・・ロールは鉛の板で、その中には
流木や和紙、着物の裂、茶碗などを巻き込んであるのですっ!!

かつて人間が生活の中で使い、その後廃棄されたものを使ったらしいです。
クネリスはイタリアで「アルテ・ポーヴェラ」(貧しい美術)
という運動に関わり、アートは生活の中にこそ
見出されるべきと考えて創作を続けてきたんだとか。


ブルース・ナウマン 「100生きて死ね」 1984年
吹き抜けの円柱形のスペースにドンっと設置されている作品。
liveとdieについての100個のメッセージが
交互に光る作品。
作品保護の為、点灯する時間帯は限られているようでしたが
丁度光っている所を観賞できましたっ。

館内だけではなく、屋外にも沢山展示物が点々と配置されているようで
ここに宿泊している人は、散歩がてら観賞することが出来て
面白そう~。

残念ながら、私達は時間が無かったので
野外の作品は遠くから小さく眺める程度でしたが・・・

山には、山肌にツツジのピンク色が映えて綺麗で、
海は、穏やかに波が打ち寄せていて、
とても気候の良い時期ということもあって
自然と芸術を堪能しました。