kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」ディナー編

2007年04月13日 22時06分26秒 | 旅行
お部屋の中探索を堪能して、落ち着いたら・・・
丁度19時!

お腹も減ったことだし、予約お願いしておいたお隣のレストランへ。
道を挟んで向かい側にあるお店は、
緩やかな階段を下って中に入ると・・
中庭が見渡せる天井の高く広々とした空間!

その中に、テーブルが6卓ほどゆったりと配置。

まずは、「せっかくなので」食前酒で乾杯!
旬の苺を使ったシャンパンカクテル!
苺ジュースみたいで、どんどん飲めそう~♪

そして、ディナーコースは
6300円・8400円・10500円とあったのですが
これまた「せっかくなので~」
シェフおまかせの10500円のコースを頂くことに☆

旅に出ると、この「せっかくなので~」を何回使うことか!ははは。

・春野菜のテリーヌ

 綺麗に野菜が配置されていて、コンソメゼリー(?)でまとめられている
 あっさり味で、サラダ感覚の前菜☆

・ホタテを人参のピューレで
 下に引かれた人参のピューレがほんのり甘くて出汁の効いた味で
 とても美味しい。ホタテの火の通し具合もちょうど良いっ。

・フォアグラとホワイトアスパラガス達

 フォアグラのテリーヌは、ねっとりとした食感で濃厚!
 それにぴったり合うという甘い白ワインを小さなグラスに
 注いでもらって、一緒に!
 なるほど、フォアグラの独特の匂いが、この甘い香りのワインに
 よって口の中がふわぁといい香りになる。
 今が旬のホワイトアスパラはしゃきしゃきの食感を残して☆

・お魚料理:天然物の平目
 自家製ビネガーとトマトで作ったソースが
 酸味があって、トマトの味が効いていてとても美味しい。
 平目は、身はふわっと、皮はぱりっとしている!

・メイン:4~5種類の中から選べる(2人なので別のものをとって半分)
 鮑のステーキ

 これが雑誌に載っていてすごく美味しそうだったので
 是非食べたかった一品。春先なので、少しまだ小ぶりらしい。
 火を通すと柔らかくなる鮑の身はプリプリした独特の食感。

 特別飼育の讃岐コーチンの赤ワイン煮込み

 これもお勧めですよ~と言われた一品。
 骨付きのまま煮込まれたお肉は、ナイフを入れるとほろほろっと
 はずれて、柔らか~いっ。
 周りに添えられた人参の鮮やかなオレンジとの色彩も綺麗☆

とここまで、結構食べたけれど・・
どれもあっさりしていたり、酸味を生かした味付けになっていたので
全然重くなくて、いつもは楽しめないチーズの時間もばっちりそう。

7~8種類ぐらいのチーズを乗せて、ソムリエさんが
やってきました。
よくみかけるオレンジ色のミモレットやカマンベールなどもありましたが
他のチーズの特徴も説明してもらって・・
4種類ほど盛り合わせにしてもらいましたっ。

名前は忘れたけれど・・意外にもウォッシュタイプのものが
濃厚だけど、まろやかで美味しかったです。

そして、最後はデザートワゴンの登場!
うわぁ~美味しそう~♪

一応全て説明してもらったけれど、どれも美味しそうなので
選べないっ・・
甘さを押さえて作っているとかで、良かったら
小さめにして全て盛り付けましょうか?という素敵な提案が☆

素直に・・じゃあお願いしま~すっ!

確かに、チョコレートケーキも生クリームのケーキも
甘さが本当に押さえられてあってくどくないっ。
はっさくのゼリーや苺のコンポートなどの酸味のある
さっぱりしたものもあって、全てぺろり。

最後には、おだやかそうなシェフも挨拶に来て下さって
色々とお話を。
阿倍野の辻調理師学校に通ってたこともあるらしく
ローカルな阿倍野区の話でも盛り上がりました~。
おそるべし、辻調!

シェフの奥さん=マダムや他の従業員の方も
丁寧でアットホームな接客と、美味しいお料理で
3時間ゆったりお食事を楽しめました~。

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」

2007年04月13日 18時51分55秒 | 旅行
直島の宮浦港から高松港まで、フェリーで丁度1時間。
結構歩いたこともあって、すっかり熟睡してしまいました。

高松港に着いてタクシーで
「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」へ。

ここは、元々7年前からフレンチレストランを経営していた
オーナーシェフが、本場フランスのように
時間を気にせずゆったりと食事を楽しめるように
2005年に宿も始めたとか!

基本的に、お部屋代は素泊まりスタイルで
ディナーは、目の前にあるレストランで☆
朝食は2100円にて、お部屋にセットを用意していただけるとのこと。

私はOPENした頃に雑誌で取り上げられていたのを見て
本当に素敵な所だなぁ~と思って、
一度行ってみたいなぁ~と憧れていて
今回丁度よい場所に位置していることもあって
宿泊を決定!

部屋は5部屋しかないので心配だったけれど・・
早めの予約だったので大丈夫でした。

まずは、広い中庭の見えるロビーでチェックイン。
ロビーはシェフの奥さんのセンスで素敵な家具を配置してあるっ。


その中庭を通って、お部屋に案内されてびっくりっ。
広いっ!
一部屋(2名分)36750円(サービス料別)というお手頃な値段にも関わらず・・

リビングとベットルーム2部屋+お化粧コーナーも有り

リビングの大きな一枚ガラスからは、
目の前に海が広がり、対岸の高松市のビルまで見渡せるという
素晴らしい見晴らし♪
それを眺めていられるテラスもついていて~。

その上、バスルームはバスタブとシャワーブースが別々にあり
シャワーブースからは、屋上デッキにまで出れるようになっているのです。


リビングルームは、天井も高くて広々しているし
インテリアは、白い壁とこげ茶の家具でまとめられた
すっきりとしたシンプルモダンな空間♪
落ち着く~。

「うわぁ~素敵~!!」2人とも思わず歓声をあげてしまいます。

そして、ゆったり時間を過すというコンセプトから
お部屋にはテレビ・電話を置いていない。

いちいち呼ばなくても良いように、色んな備品はきちんとセットされてあり
(虫除けスプレーまであった!)
緊急時には、携帯電話で連絡するようになっていてそれで十分。

テレビの代わりに、備え付けのCDプレーヤーで
心地よい音楽を流し、合間に聞こえる波の音もBGMに☆

置いてくれている本を読んだり、シャンパンやワインで
ゆったり時を過すなんて、なんて贅沢~。

大抵、雑誌の写真なんてプロのカメラマンが撮っていて
最高の状態で写真に収めているので
実際に観ると、ふんふんこんな感じねぇ~となることが多いのに・・
期待度も高かったのに・・
それでも感動するなんて!と2人とも大絶賛っ。

ゆったりと過したい大人の方に、絶対損はさせないので
是非行って見て欲しいところです。

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」
高松市屋島西町65
TEL087-843-2239




ベネッセハウス

2007年04月13日 14時44分11秒 | 旅行
次に向かったのは、地中美術館からバスでほんの3分程度の所にある
「ベネッセハウス」

ベネッセハウスはベネッセアートサイト直島の中核施設であり
安藤忠雄氏設計の宿泊施設をともなった美術館。
「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに
1992年にオープン。

アーティストたちがその場所のために制作した
サイトスペシフィック・ワークスを永久展示している。
作家たちはここを訪れ、自ら場所を選び作品を制作したとか!

美術館内なのに、明るい自然光を感じられる館内、
空間を贅沢に使った展示の仕方、
どこから観賞してもよいという自由な雰囲気、
そんなことから、とても気持よく観賞することが出来ます!

大抵、近代芸術作品って奇をてらったもの・・
薄暗い狭い空間に、沢山詰め込んだ感じの展示の仕方・・
などから、途中でもうお腹いっぱい・・
といった感じになることが多いイメージですが・・

ここは、(地中美術館もそうでしたが)
観賞の途中に食事やカフェでお茶をしたり
テラスに出て、外の空気が吸えたり
とてものんびりと半日~一日かけて、楽しむことが出来そうです。

大抵美術館って、出口を出てからレストランやカフェがあって
観賞の途中にお茶することが出来るなんて、かなりびっくりっ!!

全然感性の違った作品がある中で・・
私が興味を惹かれた作品は・・・

ヤニス・クネリス
「無題」 1996年
1996年、ヤニス・クネリスが直島を訪れて制作した作品。
日本で初めて作った作品らしい。

大きな窓を覆うように、ロール状のものが積み上げられていて
よく観ると・・ロールは鉛の板で、その中には
流木や和紙、着物の裂、茶碗などを巻き込んであるのですっ!!

かつて人間が生活の中で使い、その後廃棄されたものを使ったらしいです。
クネリスはイタリアで「アルテ・ポーヴェラ」(貧しい美術)
という運動に関わり、アートは生活の中にこそ
見出されるべきと考えて創作を続けてきたんだとか。


ブルース・ナウマン 「100生きて死ね」 1984年
吹き抜けの円柱形のスペースにドンっと設置されている作品。
liveとdieについての100個のメッセージが
交互に光る作品。
作品保護の為、点灯する時間帯は限られているようでしたが
丁度光っている所を観賞できましたっ。

館内だけではなく、屋外にも沢山展示物が点々と配置されているようで
ここに宿泊している人は、散歩がてら観賞することが出来て
面白そう~。

残念ながら、私達は時間が無かったので
野外の作品は遠くから小さく眺める程度でしたが・・・

山には、山肌にツツジのピンク色が映えて綺麗で、
海は、穏やかに波が打ち寄せていて、
とても気候の良い時期ということもあって
自然と芸術を堪能しました。

地中美術館

2007年04月13日 12時24分05秒 | 旅行
「直島」でまず最初に行ったのは
安藤忠雄設計、モネの睡蓮が自然光で観賞出来ることでも有名な
「地中美術館」へ。

(地中美術館は、自然と人間を考える場所として、
 2004年に設立されたらしい)

かなり起伏のある海岸沿いの道をバスに揺られ・・
ちょっと気分が悪くなりながら
地中美術館チケットセンターへ到着。

ここでチケットを購入した後・・
なぜか山道を2~3分登ったところまで歩く・・

門があって、そこに三角の小さな小屋・・
その中に、チケット確認のお姉さんがちょこんと座っているっ!!
こんな小さい空間に人が入っていると思わなかったので
ちょっとびっくりっ・・・

それにしても、周りは広々としていて場所は有り余っているのに
なぜずっと座っていなければいけない小屋なのに
あんなに小さいんだろう??圧迫感ありすぎて、しんどいと思うけど・・

そこから坂道を登って、やっと建物の中へ。

チケット購入の際に注意事項として言われた通り、
建物の中は、少し暗めで音も響き易いのでお静かにと。
確かに、朝一番ということもあって入場者もまだ少なく
シーンとしている。

ここは建物自体も展示物の一環として捕えて欲しいとのことで
表示が極端に少ない。

こっちでいいのかしら??と思いながら進んでいくと・・
天井の無い中庭を囲むように階段やスロープが設置されている。

そして、土足厳禁の部屋へスリッパで入場すると
ワンクッションとして一部屋あって・・・その奥に
大きなモネの睡蓮が4枚っ。

一枚は、額だけあって白紙だったので・・???
係員のお兄さんに聞いてみると・・
ここにあった絵は、京都の美術館から貸し出してもらっていて
貸し出し期限が過ぎたので返却しちゃったとのこと・・

それにしても、天井の高い広々とした空間に
柔らかく自然光が差し込む設計になっていて
自然光で観る睡蓮は、モネが求めていた展示の仕方だとか。

私はあのなんともいえない色合いが好きなのですが
ここのは緑が基調になっていて
どちらかといえば・・京都の大山崎美術館で観た睡蓮の方が好みかな。

そして、この美術館には睡蓮を観る為に来た感じだったのですが
それよりも、光の魔術師と言われるジェームズ・タレル作
「オープン・フィールド」 に衝撃を受けました。

実際に靴を脱いで、黒い階段を上がり・・そこから眺めるものだと思ったら・・
中に入って歩くことが出来るのです。
なんだかふわぁ~っとした光の中なので天国か夢の中にいる感じがするっ。

こういう恒久設置の美術館で、体験出来るアートっていうのは
珍しいなぁ~とびっくりっ。
確かに、一度に入る訳にはいかず・・1回8人までなので
混んでいる時は大変そう・・

まあここの美術館自体・・シーンとした静寂の中、芸術と向き合うのが
似合う所だと思うので、出来れば人が少ない時の方がおすすめ☆

私達は朝一番に行ったこともあって、ゆっくり楽しめました。
(写真は・・地中美術館の中のカフェでランチしたタルティーヌ
 ジューシーなソーセージにオリーブソースが美味しかった!)

アートツアーin香川県

2007年04月13日 12時00分43秒 | 旅行
今日から1泊2日で、アートを巡るツアーに出発!!

陶芸教室で一緒の、私が尊敬するSさんと
前々から行きたかった香川県への旅。

以前から気になっていたアートの島「直島」が
4月15日まで「NAOSHIMA STANDARD2」というイベントを行っているので
それに合わせる形で、旅行を企画。

岡山から船で20分程の直島でアートを堪能

夕刻フェリーで高松へ。
素敵なオーベルジュに宿泊

次の日は朝から「イサム・ノグチ庭園美術館」へ

午後、高松から丸亀へ
「猪熊弦一郎美術館」へ

おおまかに言ってこんな感じ。
せっかく香川に行くのだからと、もちろん讃岐うどんも味わうつもり。

朝7時半発の新幹線のぞみで岡山へ。
(約50分ということで、結構あっという間)
在来線に乗り換えて、茶屋町という駅まで快速で。

とここまでは順調だったのですが・・
そこから乗り換えたフェリーに乗る為の港までの列車が・・
なんとワンマンカー!

2両列車なのですが、途中無人駅になる為、乗り降りは
前の車両の一番前のドアしか開かないらしい・・
そして、バスでしかみたことがなかった
整理券の機械と駅によって運賃が変わっていくという
電子値段表がある~!!!

私達は、新幹線で岡山駅まで来てそのまま在来線に乗ったので
岡山からの料金も払わないといけないのに・・
運転手さんを煩わす訳にはいかないし・・
どうしよう~??とちょっと焦りました。

でも、降りる駅が終点の駅で、駅には駅員さんもいたので
無事に乗り越し料金も払うことが出来て・・ふぅ。
こんな電車もあるのね~。
大阪では、乗る時でさえ電子的にチェックされるようになっているので
本当にこんなのどかな感じに驚かずにはいられませんでした~。

そして、宇野港からはフェリーで約20分程。
船酔いするタイプなので、心配だったのですが
さすがに瀬戸内海ということで、波もおだやかで全然揺れもせず快適っ。

直島の宮浦港へ近づくにつれて、
草間 作の「赤いかぼちゃ」が見えてきました。
(直島へ着いたんだぁ~という気分が盛り上がります)

「NAOSHIMA stanndard2」の一環で、建て直されたらしい
港の案内所は、ガラス張りでとてもお洒落。

島内唯一の公共交通機関のバスを待っていると・・・
飛ばした感じでやってきたマイクロバスのような小さいタイプのバスから
おじいさん達一家が、急ぎ足で降りてきました。
「すいませんね~急がして~」
とバスの運転手さんにお礼を言いながら。

すると・・おじいさんが大声で叫び出しました!
「わぁぁ~!!おお~いっ!!」

私はてっきりちょっとヤバイ人なのかと思ったら
その声の先のフェリーが、足場を上げて出発しようとしていたのに
それを降ろし出したのですっ。

へぇ~すごいっ、一声で待ってくれるんだ~!
さすが田舎は人情派だなぁ~。

と感心するのはまだ早かったみたい・・

バスに乗って、ベネッセハウスや地中美術館方面へ向かう際に
地元のおばあさん達もたくさん乗っていました。

バスについている「次おります」のボタンがあるにも関わらず
「○○で降ろして~」でOKみたい。

挙句の果てには、バス停ではない
「お墓前で降ろして~」とか言い出しちゃう始末・・
その声にも、気の良いバスの運転手さんは
「はいはい」と笑顔で承諾。

人が少なくなってからは、
「○○さんは、どこどこで良かったんだっけ~?」
とか聞いてあげちゃって、
まさか自宅まで送って行くのではなかろうか?と思うほど。

港までの帰りのバスの時にもハプニング。
順調に動いていたバスが、バス停でもないのに急に停車。
なにごとかと思ったら・・・

地元のおばあさんが、
「あの~あのね~、乗らないんだけどねぇ~」
とゆったりと運転手さんに乗り口の下から話し掛けます。

私達一般観光客はみんな・・
(えっ??なんで乗らないのに、バス停めてるの??)とびっくり顔。

そこから詰まり詰まり・・まとまりなくおばあさんの説明が始まりました。
その上、途中で自分でおかしくなるみたいで
「へへっ:笑」と笑っちゃう始末・・・

この説明は一体いつ終わるのだろう?と思うぐらい・・・

要約すると・・昨日おばあさんは役場で手続きに時間がかかって
(4時間も!ホント?)行こうと思っていた荷物を出しに行けなかった・・
なので、今日○○さんの所(多分宅配便を扱っているお店)で
綺麗に箱に入れてもらって送っておいて欲しいとのこと。

そして、1000円を運転手さんへ。

「はいはい、分かったよ~」
と朝の運転手さんほどの気の良い感じではなかったけれど
これも承諾。

やっぱりお年寄りが多く、唯一の交通機関であるバスの運転手さんには
色んなことが求められるんだなぁ~と感心しきり。

こんな風に、直島はゆったりとした空気が流れるところでした~。