kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「俺は、君のためにこそ死ににいく」

2007年04月19日 23時37分33秒 | 映画
今日は、なんばパークス全館OPEN初日!
そして、丁度この日に『なんばパークスシネマ』で行われる
試写会「俺はきみのためにこそ死ににいく」が当たりましたっ♪

OPENを記念して本日は、
全ての映画を1000円で観ることが出来るキャンペーンをしていたり
この映画以外にも試写会を行っているらしくて
ロビーはごったがえしていました・・

入場してみると、普通シートでも幅60cmとゆったりとした椅子で
背もたれも高く、少し固めのシートは長時間座っていても疲れなさそう。

テレビカメラがスタンバイしているのを見て、
(絶対、誰か舞台挨拶来る~!!)と思っていたら・・・

やはりやってきましたっ
新城監督、主演の徳重聡、窪塚洋介の3人が!

まさか窪塚洋介は来ないだろう~と思っていた・・
(なんとなく面臭がる感じが・・・)

そして、監督、徳重くんはスーツだったのですが
窪塚洋介は、サングラスにだぼだぼのトレーナーとだぼだぼGバンという
いでたちで・・はちゃめちゃなことを言い出さないかと心配に・・

でも、意外にも始まって見ると、
監督はサービス精神なのか笑いも入れていかないとって感じの回答で
徳重くんは、低音の渋い声でちょっと緊張気味にしゃべっていて・・・

窪塚洋介が一番、司会者のファローもしつつ
この映画や撮影の為に自衛隊訓練に参加した時に感じたことを
自分の言葉でしっかり語ってくれましたっ。

なんだかイメージ変わりました!


ストーリーは・・・
太平洋戦争末期、鹿児島県の知覧飛行場は陸軍の特攻基地となった。
軍指定の富屋食堂を営み、
若き飛行兵たちから母のように慕われていた島濱トメは、
二度と帰らない彼らを引き留めることも出来ず、
複雑な思いを胸に秘め、慈愛の心で彼らを見守り続けていく。
悩みながらも軍人としての本分を尽くそうとする中西は
遺品の郵送をトメに託し、仲間に先立たれて死を急ぐ坂東は、
死んだ後に特攻に志願したことを父親に伝えて欲しいとトメに頼んだ。
やがて終戦。しかし、それで全てが終わったわけではなかった。
生き残った特攻隊員は、罪の意識を抱え、生の意味を問い続ける。
トメは彼らの試練をも
まざまざと目の当たりにすることになったのである・・・。

この映画は、東京都知事の石原慎太郎氏が
実際に島濱トメさんに会って、話を聞いて感銘を受け
8年間という長い歳月をかけ、脚本にしたというもの。

そして、新城監督は沖縄出身ということもあって
いつの日かこういう作品を撮りたかったとおっしゃってました。

当初、私は石原氏が製作総指揮ということで・・
戦争賛美の作品かと思っていましたが・・
まったく正反対でした!

戦争映画特有の派手さは、ほとんど無く、それよりも
明日、特攻に行かなければならなくなった若者、恋人、家族達の
悲しみ・不安・悩み苦しむ精神的な動きを丹念に映像化した作品です。

あの頃の軍上層部も、日本が戦争に負けることは分かっていて
それでも、日本国の名誉の為、条約を少しでも有利に進めるため・・
簡単に降伏するわけにいかない・・
ここは辛いことだけれど、
若者達に犠牲になってもらうしかないという考え方だったと描かれています・・

本当になんと切ないことなのでしょうか・・

主題歌を歌うのは、B’zです。
稲葉さんと松本さんは、台本を読み、実際に知覧を訪れて
曲を書き下ろしたらしいです。
ラストに、実際の特攻隊の人達の写真と共に流れてきて・・
いい曲です~