ジェームズ・フランコの一人芝居が見ものだと聞いて
「127時間」を観に行ってきた。
スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞8部門に輝いたダニー・ボイル監督が、
断崖に腕を挟まれ動けなくなった男性の実話
アルピニストとして活動しているアーロン・ラルストン氏の
実体験をもとにした原作を映画化。
ストーリーは・・・
タフなヒーロー気取りで人と深く関わらずに生きてきた
アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)。
開放的な陽気さとクールな一面を合わせ持つ魅力的な青年だ。
ある金曜の夜、彼はいつものように1人でロッククライミングを楽しむため、
慣れ親しんだユタ州、ブルー・ジョン・キャニオンに向けて出発する。
それは、彼にとってどうということのない週末の過ごし方だったが、
突然、過酷な運命が襲い掛かる。落石に右腕を挟まれ、
狭い谷底から一歩も動けなくなってしまったのだ。
助けを求める叫び声は無人の荒野に虚しく響き渡る。
知識と経験を総動員して岩を撤去しようとするが、
ガッチリと挟まった岩はピクリとも動かない。
死を目前にして初めて自分の人生と向き合うアーロン。
自分勝手に生き、両親にも、友達にも、恋人にも決して心を開かなかった。
衰弱してゆく身体を引き裂くように襲い掛かる後悔、
それと同時に湧き上がる“生きたい”という生への執着と情熱。
そして生命の限界を越えた127時間後、遂に彼は決断する・・
とにかくジェームズ・フランコの演技がすごかった!
ほとんど一人だけのシーンなのだけど
希望に胸を膨らませる瞬間と、絶望に打ちひしがれる瞬間が
交互に訪れる感覚を言葉だけに頼らずに表現していた。
そして、もっとすごいのは、これが実話だということ。
アーロン・ラルストン本人の知識と経験があってこその
生還だということは明らかだけれど
「生」への執念がこんなにもすごいものかと思い知らされる。
最後の方は、痛すぎて画面を直視出来ないほどだけど・・・
今作もアカデミー賞にノミネートされたらしく
この監督の演出はさすがだなぁ~と思わされた。
最初の方のシーンにも色々と伏線が張られていたり
全てを言葉にしない表現方法だったり、
人間はかなわないと思わされるような圧倒的な大自然の映像だったり・・
でも最後に本人の映像があって
こんな事故にあっても、内にこもらず
現在も山歩きを続けているというアーロンの精神的なタフさに
人間の強さを感じた。
見たいなと思っていた映画が、イマイチらしいと聞いて
急遽こちらの映画に変更
↓
「大木家のたのしい旅行~新婚地獄篇~」
映画作品では、クールな役柄が多い
竹野内くんだけど、ドラマ「BOSS」のような役も似合うと私は思っているので
今回は、初のコメディー映画出演らしく興味があった。
独特のギャグセンスで人気の、
演劇界の鬼才・前田司郎の原作を基にした作品らしい。
ストーリーは・・・
大木信義(竹野内豊)と咲(水川あさみ)は、
長い同棲生活の末、なし崩し的に結婚してしまった新婚カップル。
新居に引っ越してみたものの、気分は一向に盛り上がらず、
見当たらない炊飯ジャーを巡っていつものように痴話喧嘩を始める。
そんな中、近所のスーパーに買い物に出かけた咲は、
不気味なコート姿の“濡れた男”(柄本明)とすれ違う。
男が懐に隠し持っていた白い物体に目をとめると、
それは咲たちの炊飯ジャーのようだ。
あわてて男の後を追いかけるが屋上に出たところで姿を見失ってしまう。
そこには点々と続く水たまりと、
その先に黒く澱んだ水を湛える小さなバスタブがあるばかりだった。
屋上から階段を下りて怪しげな占いコーナーの前を通りかかると、
咲は占い師の女(樹木希林)から「探し物?」と声をかけられる。
「探し物なら地獄にあるわよ」と渡されたのは、
何と地獄ツアーのチラシだった・・・
内容がかなり変わった感じだったので
こういうのってどうかなぁ・・・ハズレだったら最後まで見るの辛いよね・・
などと思っていたのだけど、
面白かった!
出演している俳優さん達が個性的なキャラクターになりきっていたし
ウケ狙いすぎて辛い作品などがあるけれど
ある意味淡々と変わったことをしている感じが
思わず笑ってしまう。
竹野内くんが、いつもの硬派でかっこいい役とは違って
本当に普通の現代人カップルの男性をリアルに演じていた。
妻役の水川あさみとの何に関しても熱意の感じられないやりとりなんかは
かなりリアルだった。
でも、2人の掛け合いとは対照的に
周りで起こる出来事は奇想天外なものばかりなのが
ギャップで面白かったのかも。
・・片桐はいりは、出てきただけで笑ってしまう。
今月のパン部活動は、
神戸みなとのもり公園で行われる「神戸フィエスタ」へ行ってみることに。
阪神淡路大震災復興のシンボルとして
三ノ宮から徒歩15分程のところにある
みなとのもり公園で行われる食のイベントで
神戸のそうそうたるお店が参加していて
屋台形式で色んなお料理が味わえるというもの!
お天気が心配だったけれど、
なんとか雨にも降られず、暑くもなくて良かった~。
去年は、布引ハーブ園で行われたらしく
現地に行くまでに乗らなければいけない
ロープウェイの輸送能力が追いつかず
約2時間待ちだったらしい・・・
でも今回は、とても便利な場所で
その上、気持ちの良い芝生で
みんなレジャーシートを広げて、思い思いに楽しんでいた。
私達も着いてスグに真ん中辺りに陣取って
色々購入しにいく。
まだ午前10時ということもあって
がっつり食事!というよりは、
気になっているスイーツ類を先に購入してみようということになった。
大好きなパティスリーの「モンプリュ」が出していた
・りんごのパイ クレームブリュレのキャラメリゼ
キャラメリゼされたりんごがすごく美味しい♪
パイの塩気とも相性良し
・フロマージュクリームとブルーベリーのクレープ
1枚づつクレープを焼いてくれるので、先に購入しておいてよかった。
温かいので中のチーズケーキがふわっとして美味しい。
「マヒシャースラマルディニー」
チャイなどが有名なカフェなのかな?
見本で置いてあったオープンマフィンサンドが美味しそうで思わず購入。
・ホールウィート(全粒粉)マフィンのベーコンサンド淡路産玉ねぎジャム添え
厚切りベーコンと玉葱ジャムと粒マスタードが合う!!
思わず瓶の玉葱ジャムを購入~。
・日向牧場のチーズマフィン甘夏ジャム添え
軽く焼いてくれるのでチーズがちょっとトロけていて
甘夏ジャムのあまずっぱさがよく合っていた。
「グリーンズコーヒーロースター」
有名なコーヒー屋さんらしい。
・アメリカーノ
色は真っ黒なのだけど、苦味が少ないので飲みやすい。
・カフェラテ
・カフェラテ&苺ジャム
カフェラテの下に2層あって、苺ジャムと混ぜて飲むという珍しいもの。
合うのかな・・?と一瞬心配だったけれど
思ったよりも違和感なくてイケる感じだった。
「オステリア・オ・ジラソーレ」
・明石タコの煮込みソースのリングイネ
しっかりした歯ごたえのタリアテッレと明石タコの旨みが出たソース!
間違いない味。
「バルストロ」
・パテ
この大きさで500円という値段にびっくり。
添えられていたマスタードをたっぷりつけるとまた美味しかった。
「京料理 たか木」
・淡路島産鱧と夏野菜の丼
屋台なのに、綺麗な和食の盛り付けの丼!
柔らかい鱧で美味しいけれど、ソースが洋風だったので
私は和風のソースで食べたかったなぁ~。
長~い列が出来ているお店もあったけれど
思ったよりも早めに購入出来たので良かった。
みんなで分け分けしながら食べたけれど
思ったよりも全然種類が食べれなかった・・
お腹一杯になって、ステージでいろんな催し物をしてくれていたので
それを眺めながら、まったりと過ごす。
ひとつだけ残念だったのは、楽しみにしていた
「エス・コヤマ」のもぎたて苺アイスが
機械が故障して、一向に直らず食べれなかったこと・・
大量に材料も用意していただろうに
どうしたんだろう??
妻夫木くんと松ケンの共演ということで気になっていた映画
「マイ・バック・ページ」を観に行くことに。
映画評論、文芸、エッセイなどで広く活躍する川本三郎氏が、
自身の新聞社入社当時の1969~72年までの
ジャーナリスト時代の日々を綴ったノンフィクションの映画化作品。
ストーリーは・・・
1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌記者として働く
沢田雅巳(妻夫木聡)は、
激動する“今”と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。
それから2年、取材を続ける沢田は、
先輩記者・中平武弘(古舘寛治)とともに
梅山(松山ケンイチ)と名乗る男からの接触を受ける。
「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」
沢田は、その男に疑念を抱きながらも、
不思議な親近感を覚え、魅かれていく。
やがて、「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届いた・・・
私は60年~70年代の全共闘運動を知らない。
もちろん話では聞いたことはあるけれど
こんな雰囲気だったのだろうなぁ~と思うような
映像・雰囲気に溢れている作品だと思った。
現代の私から見ると、怪しすぎる梅山に
こんなにも簡単に心を掴まれるものかと驚くけれど
皆が何かをしなければと焦っていたり
何かが起こりそうという雰囲気に満ち溢れていた時代というものかもと思った。
妻夫木くんは、やはりこういう普通の男を演じさせるとピカイチ!
(本人は、個性的な役を熱望しているようで、
「悪人」で初の悪役を演じたり頑張っていたけれど・・
やはりこういう役の方がしっくりくる)
逆に松ケンは、癖のある役の方がいいみたいで
今回の妙に怪しげで、いい加減な梅山役がぴったりだった。
リアリティがあるからか、この梅山という男の
一貫性の無い行動、いい加減さ、
本当の意味での主義主張がある訳でもないのに
何か大きなことをしでかしたいという自己主張の強い感じ・・・
どれをとっても腹立たしかった。
青春物語と呼ぶには、あまりにも代償の大きすぎる内容だと思った。