kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

ベネッセハウス

2007年04月13日 14時44分11秒 | 旅行
次に向かったのは、地中美術館からバスでほんの3分程度の所にある
「ベネッセハウス」

ベネッセハウスはベネッセアートサイト直島の中核施設であり
安藤忠雄氏設計の宿泊施設をともなった美術館。
「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに
1992年にオープン。

アーティストたちがその場所のために制作した
サイトスペシフィック・ワークスを永久展示している。
作家たちはここを訪れ、自ら場所を選び作品を制作したとか!

美術館内なのに、明るい自然光を感じられる館内、
空間を贅沢に使った展示の仕方、
どこから観賞してもよいという自由な雰囲気、
そんなことから、とても気持よく観賞することが出来ます!

大抵、近代芸術作品って奇をてらったもの・・
薄暗い狭い空間に、沢山詰め込んだ感じの展示の仕方・・
などから、途中でもうお腹いっぱい・・
といった感じになることが多いイメージですが・・

ここは、(地中美術館もそうでしたが)
観賞の途中に食事やカフェでお茶をしたり
テラスに出て、外の空気が吸えたり
とてものんびりと半日~一日かけて、楽しむことが出来そうです。

大抵美術館って、出口を出てからレストランやカフェがあって
観賞の途中にお茶することが出来るなんて、かなりびっくりっ!!

全然感性の違った作品がある中で・・
私が興味を惹かれた作品は・・・

ヤニス・クネリス
「無題」 1996年
1996年、ヤニス・クネリスが直島を訪れて制作した作品。
日本で初めて作った作品らしい。

大きな窓を覆うように、ロール状のものが積み上げられていて
よく観ると・・ロールは鉛の板で、その中には
流木や和紙、着物の裂、茶碗などを巻き込んであるのですっ!!

かつて人間が生活の中で使い、その後廃棄されたものを使ったらしいです。
クネリスはイタリアで「アルテ・ポーヴェラ」(貧しい美術)
という運動に関わり、アートは生活の中にこそ
見出されるべきと考えて創作を続けてきたんだとか。


ブルース・ナウマン 「100生きて死ね」 1984年
吹き抜けの円柱形のスペースにドンっと設置されている作品。
liveとdieについての100個のメッセージが
交互に光る作品。
作品保護の為、点灯する時間帯は限られているようでしたが
丁度光っている所を観賞できましたっ。

館内だけではなく、屋外にも沢山展示物が点々と配置されているようで
ここに宿泊している人は、散歩がてら観賞することが出来て
面白そう~。

残念ながら、私達は時間が無かったので
野外の作品は遠くから小さく眺める程度でしたが・・・

山には、山肌にツツジのピンク色が映えて綺麗で、
海は、穏やかに波が打ち寄せていて、
とても気候の良い時期ということもあって
自然と芸術を堪能しました。


最新の画像もっと見る