パン好きとしては、是非見てみたかった映画。
「しあわせのパン」
いつまでも変わらない透明感が魅力の原田知世と
北海道出身の大泉洋が夫婦役を演じている。
ストーリーは・・・
東京から北海道の月浦に移り住み、
湖が見渡せる丘の上でパンカフェ“マーニ”を始めた
水縞尚(大泉洋)とりえ(原田知世)の夫婦。
尚がパンを焼き、りえがそれに合うコーヒーを淹れ、料理を作る。
そこには毎日、色々なお客がやってくる。
北海道から出られない青年、時生(平岡祐太)、
なんでも聞こえてしまう地獄耳の硝子作家、陽子(余貴美子)、
口をきかない少女、未久(八木優希)と父親(光石研)、
革の大きなトランクを抱えた山高帽の阿部(あがた森魚)、
沖縄旅行をすっぽかされた傷心の香織(森カンナ)、
観察好きの羊のゾーヴァ。
そして、想い出の地に再びやってきた老人とその妻……。
それぞれの季節にさまざまな想いを抱いて
店を訪れた彼らが見つけた心の中の“しあわせ”とは・・?
まずはロケーションが素晴らしい!
北海道の雄大な自然の中、湖畔にポツリと佇むカフェ・マーニ。
シンプルなインテリアで掃き出し窓から明るい光が入ってくる
ステキなお店。
そして、パンを筆頭として料理がどれも美味しそう!!
パンが焼けた香りと、りえさんが丁寧に入れるコーヒーの香りが
漂ってきそう~。
2階には宿泊も出来るようになっていて
実際にこんな所があったら、のんびり一人旅なんかしたくなってしまう。
見た目とは裏腹に、物語的には、ハッピーハッピーではなくて
そこを訪れるお客は、皆悩みを抱えている。
ほんわかしたりえさん自体も深い悩みをかかえているし
そこは妙に現実的だった。
しかし、どのストーリーも明るい光・希望が感じられる終わり方。
とにかく美味しいパンが食べたくなる作品。
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