T学部の演習に、前橋市在住の詩人、新井啓子さんをゲストスピーカーに迎え、萩原朔太郎の詩と挿画の読解をめぐるグループワークをお願いした。明日から始まる世田谷文学館の企画展のパンフレットなどを配布。先週、40名クラスを13のグループに分けたので、それをベースに6グループに再編成、20分間のグループ討議の後、プレゼンテーションをしてもらった。新井さんはこうしたワークショップの指導に実に習熟していて、OHCとpptを駆使し、充実した授業が展開できたと思う。受講者も2年生が多いせいであろうか、皆おおむね皆積極的で、仕舞いには山村暮鳥の詩「風景」群読してお開きとなる。
それから、新井さんを「志ま平」にお連れした。お昼に電話したら空いているということだったが、18:30に着いた時は我々のみ。そのうち、サラリーマン4人組と、アベック1組の予約客が入った。フリのお客2~3組は断られていたが、ここは夜はリザベーション必須である。TVで紹介されて以来の騒ぎは、やや落ち着いたという感じらしい。
「志ま平」の大将、群馬にも結構詳しく、前橋あたりのカレー屋や蕎麦屋について、新井さんと話が完全に合っていたのには驚いた。飲み物は新井さんのリクエストで燗酒にする。まずは味噌豆ほかのつきだし。「納豆に味噌豆~♪」は「茶目子の一日」の最初のほうに登場しますな。
それから、TVで大評判の蕎麦の実スープになり、続いてはまた賑やかなお皿が供された。
お蕎麦は、新井さんはニ色、私は深山にしていただく。蕎麦の実アイスで〆にした。
牛込中央通りの北行は、タクシーがなかなか拾えなんだが、荷物をコインロッカーに入れたというJRの駅まで新井さんをお送りする。明日は企画展のオープンに行くそうだ。…新井啓子さん実は、高校の時の同級生なのであ~る。