フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月28日(日) 曇り

2016-08-29 10:35:20 | Weblog

9時、起床。涼しい。

トースト、カレー、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

11時45分に蒲田駅で卒業生のOさんとNさん(論系ゼミ6期生、2016年卒)と待ち合わせ、「phono kafe」へ。この3月に卒業したばかりの二人である。これまで卒業後に初めて私に会いに来る場合、早稲田(研究室)に来るケースがほとんどであったが、昨年あたりから初回から蒲田に来るケースが目立ち始めた。いきなり鹿島田(パン日和あをや)というケースもある(笑)。卒業してからの月日が浅いから、大学が懐かしいというよりも、現役のゼミ生の頃から私のブログで見知っている「あのカフェ」に行ってみたいという気持ちの方が強いのかもしれない。今日の「phono kafe」も二人の希望である。

「phono kafe」は12時に予約をしておいた。席の予約をするだけでなく、春巻き、ねぎポテトの油揚げ包み、夏野菜の揚げ浸し、ルッコラと長ひじきのクルミソースなど私の好きな惣菜もリクエストしておいた。

惣菜は一人3品だが、春巻きと夏野菜の揚げ浸しは全員が注文した。そして3つめは、私とNさんがねぎポテトの油揚げ包み、Oさんがルッコラと長ひじきのクルミソースを選んだ。

食後はミニデザートとあずき茶を注文。

二人とも大満足であった。大原さん、どうもありがとうございます。

さて、二軒目のカフェはどこにしましょうか。相談の結果、「あるす」に行ってみることにした。やっているといいのだけれど・・・。

道すがらスナップ写真を撮る。

Nさんは通信の会社に勤めていて、いまはエンジニアの勉強をしている。

Oさんは都庁に勤めていて、都税事務所に配属になった。二期生のリョウコさんの後輩である。

かつてのどぶ川を埋めて作った遊歩道で。

入口の外に置いた二台の扇風機で店内に風を送っている「喜八食堂」の前で。

「あるす」に着いたが看板と営業中の札出ていない。お昼寝タイムかもしれない。

庭木の枝を切ったのだろうか、それとも先日の台風で折れたのだろうか。そんな話をしていると、店の中からマダムが出てきた。あっ、いらしたんですね。

おひさしぶりです。今日は卒業生を二人、連れてきました。マダムは二人を見て、以前にもいらっしゃいましたよねという。いいえ、二人とも今日が初めてです。以前連れてきた誰かに似ているのだろうか・・・。あるいは私のゼミの卒業生には何らかの共通項というか、似通った雰囲気があるのかもしれない。

私はモカ、Oさんはアイスオレ、Nさんはカフェオレ(この順に間隔を空けて運ばれてきた)。そして、いつものように、紅茶がサービスで出てきた。

私が卒業生を「あるす」に連れて来るのは3か月ぶり。マダムも久しぶりに若い人と話せて楽しそうであった。

マダムに写真を撮っていただく。

店を出るとき、マダムと一緒に写真を撮る。 

駅へ向かって歩く。

途中で二人のポートレートを撮る。二人とも目が大きいが、形が違う。

Oさんが前髪を上げておでこを出すようになったのは、子供っぽく見られないようにするためである。

途中、りそな銀行の前を通る。ゼミ同期のKさんがいる職場である。

西口駅前のサンライズカマタ商店街。

今日最後のカフェは駅前の「和蘭豆」(らんず)。

席が空くのを待てっているときに、「和蘭豆」とは『ドラゴンボール』に出てくる「仙豆」の一種でね・・・と冗談を言うと、「そうなんですか」とあいまいに返事をされる。驚いたことに『ドラゴンボール』を知らないのだ。そういう世代だったのか。

私はクリームソーダ、Oさんはコーヒーゼリー、Nさんは紅茶とケーキのセットを注文。

卒業後5カ月、いろいろと苦労はあるようだが、 目の前のことに一喜一憂しないで、長期的な展望でものごとを観るようにすることです。これからの長い人生のために。

この後、Nさんは丸の内の英会話学校へ、Oさんは渋谷の映画館へ行くそうである。 

どうぞお元気で。また会いましょう。

今日は妻は高校のバドミントン班の同窓会へ出かけている。

夕食は「マーボ屋」に食べに行く。ちょうど4人客が店を出るところで、客は私一人だった。

 

カニチャーハン。

スープ餃子。

どちらも美味しかった。いわゆる夫婦二人でやっているような中華料理店ではなく、厨房とフロアの男性二人でやっている一段レベルの高い中華レストランである。自宅の近く(徒歩1分)にこういう店が出来てくれたのはありがたい。次は麺類を食べてみよう。

妻が返って来たのは12時近かった。盛会だったそうで、「なんで大久保先輩(私のことです)はいらっしゃらないのですか? お会いしたいです!」と妻は何度も聞かれたそうである。すみませんね。

3時、就寝。


この記事をはてなブックマークに追加

8月27日(土) 曇りのち小雨

2016-08-28 10:17:52 | Weblog

8時、起床。

トーストと紅茶の朝食。

卒業生の櫻井あすみさん(一文、2006年卒、東京芸大の大学院在学中)から個展のお知らせが届いた。

ふと当たり前の風景に目が留まり、その場から動けなくなる瞬間。揺れ動く色とかたちの中から、イメージが出現する瞬間。余白へと消えていく〈present〉(DMより)。

日時:9月27日(火)~10月2日(日) 11:00~20:00(最終日18:00)

場所:アートコンプレックスセンター(新宿区大京町12-9)  

12時20分に蒲田駅で卒業生のMさん(論系ゼミ5期生、2015年卒)と待ち合わせ、「まやんち」へ行く。

今季13個目の、そして最後の、「まやんち」のピーチメルバである。しみじみと味わう。

ランチはどこで食べましょうと相談し、池上の「バターリリー」にしましょうということになる。

彼女は池上線沿線の石川台に住んでいるので、池上線は通勤でいつも利用している。

 

ホームに入っている車輛を見て、池上線には新旧2種類の車輛があるが、最近、紺と黄のリバイバルカラーの車輛が加わりましたという話をしてくれた。それなら私も見たことがある。リバイバルカラーだったのか。 

池上駅前。まだ雨は大丈夫そうだ。

「バターリリー」は商店街の外れでしたねとMさん。彼女と「バターリリー」へ行くのは2度目である。

到着しました。

私はいつものようにタコライスの目玉焼き乗せ。

Mさんは前回と同じケークサクレを中心としたワンプレートディッシュ。

食後の紅茶は、私はアールグレイ、Mさんはダージリン。

Mさんは、先週、待望の夏休みをとったのだが、予定を詰め込み過ぎて、体調を崩しましたとのこと。仕事も遊びも全力なのはいいけれど、若さを過信してはいけませんね。休養も必要ですよ。

マダムに写真を撮っていただく。

外に出て、しばらく歩いたところで、「あっ、雨」とMさんが言った。私は気づかなかったが、少しして、私も気づいた。でも、散歩には支障のない程度の雨である。

寺町を歩きながら、

本門寺をめざす。 

さあ、階段を上りましょう。

少しばかり息が上がる。

境内に人影はまばらである。

お参りをすませ、五重塔の方へ。

晴れていれば池上会館の屋上の展望台に行くところであるが、今日は本門寺公園の方へ行ってみることにする。

その前に力道山の墓の前に行ってみた。彼女が「リキ・ドウザン」と言った。若い彼女は力道山が大相撲出身のプロレスラーで、力士時代の四股名が「力道山光浩」であったことなどもちろん知らない。

力道山の必殺技は空手チョップであった。相手がロープの弾みで戻ってくるところを胸板に水平に空手チョップを見舞うのである。

Mさんは動物が大好きで、毎夏、冨士サファリパークに出かけている。

美女と野獣の図。

墓地には秋の気配が漂っている。

本門寺公園へは五重塔の裏手の階段を下りていく。

階段は木々に囲まれているので、この程度の雨であれば、傘は必要なくなる。光りの加減もよく、ポートレートを撮るにはいいコンディションだ。

街の中とは思えない。

宮崎駿の映画の中のワンシーンのようである。

階段をさらに下って行く。

柔らかな逆光の中でのポートレート。 

Mさんは微笑みを絶やさない人だが、それには理由がある。不機嫌そうな顔をして街を歩いている人があまりにも多いので、それを他山の石としているのだ。

でも、微笑まない表情もいいですよ。

階段を下まで降りるとそこはグランドになっている。

スラリとした手足を使ったポーズをとってみましょうか。

5時5分前のポーズ(笑)。向こうのペンチの青年たちが珍しいものを見るようにわれわれを見ていた。

Mさん得意の「左手をごらんください」のポーズ。

満足気である。

私が子供のころザリガニ釣りをした池のほとりで。

池のそばには小さな児童公園がある。 

 再び階段を上る。

ミュージカル女優のスイッチが入ったか(笑)。

我に返ったようである。

公園を出て坂道を歩いていると「池上一丁目一番地」の住居表示があった。そうか、池上一丁目一番地は本門寺の中なのか。

大門の下でお馴染みの寺ネコが雨宿りをしていた。

動物好きのMさんは早速あいさつを交わす。

駅前の「浅野屋」で一服する。

もちろん葛餅(480円)を注文。

「相模屋」と同じく、黒蜜はあらかじめ葛餅の下に敷かれて出て来る。葛餅の切り方は、「相模屋」とも「池田屋」とも違う。二つの店は二等辺三角形だが、ここはピタゴラスの定理でお馴染みの5:4:3の直角三角形である。

時刻は午後4時。この後、渋谷で友人と会う予定のMさんとは池上の構内踏切のところで別れた。バリバリ働き、休日もアクティブなMさんだが、夏休みに体調を崩したことを教訓にして、体調管理には気を配って下さいね。

また、会いましょう。

夕食はポトフ。

デザートはMさんからいただいたアメリカンドッグのような形のバームクーヘン。

今日も夜更かし。3時半、就寝。


この記事をはてなブックマークに追加

8月26日(金) 晴れ

2016-08-27 10:58:51 | Weblog

9時、起床。

12時半に蒲田駅でAさんと待ち合わせる。今日はいつものように「まやんち」のピーチメルバをまず食べるのではなくて、それはデザートとして、先に食事をすることにした(金曜日は午後でも席の予約ができるのである)。

Aさんはお蕎麦を希望した。蒲田でお蕎麦屋さんというと、私が一番よくいくのは「そば新」だが、立ち食いそばの店にお連れするのわけにもいかないので、駅から少しばかり歩くが、蓮沼駅の近くの「上むら」へ行く。

平日のラインタイムということで、店内は近隣の会社員たちでにぎやかだった。

私は「上むら」では鍋焼きうんとカレー南蛮うどんしか食べたことがなかったが、今日は鴨南蛮せいろを注文した。Aさんも同じく。

「まやんち」は午後2時に予約していたが、15分ほど早めに着いて、すぐに席に案内していただけた。

今季12個目のピーチメルバである。驚いたことに、飽きるということがない。今日も美味しくいただいた。

「phono kafe」仲間のMさんが一人でいらしていた。いまアフタヌーンティーを食べ終えて、これからピーチメルバに移ろうとしているところだった。豪華なリレーである(私はそれはやったことがない)。ちなみにMさんはピーチメルバは今季5個目でそうである。

支払いのとき、店主のまゆみさんが、シーズン最多ピーチメルバの称号を授与するにあたって(昨年は「キング・オブ・ピーチメルバ」だったが、今季はまだ確定していない)、私と妻をアフタヌーンティーに招待したいと言って下さった。ありがとうございます。9月は旅行や学会や卒業式(9月卒業)などあって、週末の予定が立て込んでいるのですが、中旬には妻同伴で来られると思います。

大井町の「pottery」でコーヒー。いつものようにマダムがわれわれの写真を撮って下さったが、Aさんはブログへの写真掲載はNGなので、後でメール添付でお送りしておこう。

Aさんとは大井町のホームで別れ、私は一旦帰宅してからジムに出かけた。

今日も台風一過のような(そうではないのだが)晴天である。

あすからはまた台風の影響で天気が崩れるので、8月の最後の陽光だろうか。

四季とはいえ、一つの季節が三カ月持続するわけではない。夏らしい夏は一ヶ月ほどである。前後の各一ヶ月は、夏の予感と夏の余韻である。 

 

移り変わりの季節がやってきた。

「夏休み」ももうすぐ終わる・・・

そして「秋休み」が始まる(笑)。

ジムでは筋トレ3セットと有酸素運動(クロストレーナー)30分。今月も5回目となり、筋トレも楽にできるようになったので、徐々に負荷を上げて行こう。 

ジムの後は「phono kafe」のカキ氷(金柑と梅ジャム)が待っている。

昼に「まやんち」でお会いしたMさんとまた会った(笑)。

先週、結婚式を挙げて、新婚旅行(金沢)からお帰りになったばかりである。たまっていた日記(ほぼ日手帳)を書いておられた。 

結婚前と結婚後、日記を付けることで人生の異なるステージに橋渡しをしているのであろう。

どうぞお幸せに!

Mさん、大原さんとおしゃべりをしていると、ケータイに妻から電話が入った。は、はい。すぐに帰ります。

夕食は予告通りカレーライス。

デザートはメロン。

今夜は夜更かしはほどほどにして、2時、就寝。 


この記事をはてなブックマークに追加

8月25日(木) 晴れ

2016-08-26 09:28:22 | Weblog

9時、起床。

3日遅れの台風一過の青空だ。8月も残すことろ7日間となったが、青空が望めるのは今日と明日くらいらしい。FMラジオから行く夏を惜しむようにサマー・ソングが流れている。

トースト、サラダ、紅茶、オレンジゼリーの朝食。

6枚切りの食パンを1枚食べて、残りは冷凍にする。

こうすると鮮度を保つことができる。食べるときはトーストにするので、サクサクで食べられる。

4週間が書き上げる予定の原稿は、私の近年の関心である「ライフスタイル論」と長年の関心である「清水幾太郎研究」を架橋するテーマで、「清水幾太郎における孤独と社交」というタイトルのものになるだろう。清水幾太郎の最晩年の著作である『「社交学」ノート:世紀末に生きる』(ネスコ、1986年)が考察の中心となるテキストである。

「私は、「社交の勧め」という意味で、この小さな本を書きました。とにかく忘れられている社交というものを本気で考えて、それを堂々と始めて戴きたい、そういう願いをこめて、この本を書きました。それは、少し工夫すれば、誰にでも出来ることなのです。」(5頁)

「世の中には、さあ、二十一世紀だ、と浮足立った極楽蜻蛉のような人たちもいますが、真面目に考えれば、この日々、私たちが生きて行くのは大変なことなのです。世紀末の今日、益々大変になって行くでしょう。また、或る意味で、私たちは、一人残らず、それぞれの「孤独」に苦しんでいるのです。/私の言う社交は、この辛い淋しい生活を、ただ誤魔化すのではなく、多少なりとも有意味なものにする、一段でも二段でも自分を高める、少数ながら信頼できる友を得る、そのための機会、そのためのスモール・グループのことなのです。」(6頁)

「幸いなことに、私自身、十三年に亙って、そういう社交を経験して参りました。われながら、貴重な経験であったと思っております。即ち、偶然の事情によって、私の清水研究室に、談話会というものが生まれ、図らずも、それが一種の社交の場になり、そこで、私たちはインフォーマルな形で色々な情報を交換し、愉快な談話を交わすことなりました。/それに私は参加し且つ享受しながら、しかし、同時に、一個の社会学者研究者として、その模様を観察し且つ分析して来ました。この経験があるために、読者に向かって、「社交の勧め」を書く勇気が出て来たのです。併せて、私の経験の一部を披露して、みなさんのお役に立てようと決心することになったのです。」(6-7頁)

「勿論、赤提灯も社交の場でしょう。居酒屋も社交の場でしょう。私は、それを夢にも軽く見るものではありませんが、しかし、私はもっと明るい場所へ社交を引き出したいと思うのです。また、万事がもっと計画的であるべきだと思うのです。大きなことを言うようですが、そこに、現代に生きる智慧の一部があるように考えられるのです。」(7頁)

「私は自分の経験に忠実であろうとしたため、勢い、私たちの談話会に材料を得て書くことになりました。しかし、私たちの社交は、飽くまでも一つのケースであって、モデルではありません。各人は各人の状況の中にいるのです。読者が身辺を注意深く見渡せば、多種多様な形の社交の可能性があるのに気づく筈です。どうか、それを生かして戴きたいと思うのです。そして、その際、私たちの経験が必ずや何かのご参考になると信じております。」(7頁)

わずか3頁ほどの「まえがき」だが、私の思考を刺激する文章に満ちている。刺戟されて展開した思考の内容はいまここに書かないが(このブログは研究ノートではないので)、400字詰め原稿用紙50枚にうまくまとめられたらと思う。

午後3時を回った頃、遅い昼食をとりに外に出る。

この時間にしっかり食べてしまうと、夕食までにお腹が減らない恐れがある。妻との無用な衝突は避けたい。

「そば新」でうどんを食べることにした。

天玉うどん(390円)。何度も書いているが、立ち食い蕎麦屋ではあるが、ここは汁が美味しいと思う。関東風と関西風の真ん中よりもいくらか関東よりといったところだろうか。辛すぎず、甘すぎず、コクがあって、切れがある。掻揚げと卵がベストマッチする。

駅の方に歩く。

晩夏の陽射しを惜しむ人たち。

食後のコーヒーは「グッディ」で飲むことにする。

「テラス・ドチェ」のようにサイホンを卓上にもっては来ないが、ここもサイホンで淹れるコーヒーである。

窓からの光がちょうどよい加減だ。

帰宅する目に花屋に寄って仏花を買っておこう。 

大城通りにある「紅葉花園」は「あるす」の並びにある「紅葉花園」はどちらが本店でどちらが支店なのかわからないが、姉妹でやっていると女主人に聞いたことあある。

西方浄土からの陽射しを背中に浴びながら、花束を持って帰る。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。

玄関先でなつが出迎えてくれた(餌をもらいに来たのである)。

夕食はジンギスカン風の肉野菜炒め。

オリンピックが終わっても、夜更かしは止まらない。

3時半、就寝。


この記事をはてなブックマークに追加

8月24日(水) 曇り

2016-08-25 14:57:45 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ(炒り卵)、紅茶の朝食。

午後から大学へ。

研究室のあるだ39号館(第二研究等)の外壁工事はまだ続いている。

卒業生のUさん(論系ゼミ5期生、2015年卒)が研究室のドアの前で待っていた。

Uさんは7月末で名古屋にある勤め先の会社を辞め、最近、東京に出て来たのだ。前から関心のあった芸術活動をしながら(すでにいくつかの応募展で入選している)、国連関連の大学院への進学を考えていて、出願のために必要な書類の一部を私が作成したので、今日はそのお礼に来たのである。

元気そうじゃないですか。

手土産にいただいた「カフェゴトー」のケーキをさっそくいただく(研究室には冷蔵庫がないのである)。

私はレモンタルト。Uさんはチーズケーキ。

彼女の作品(写真)を見せてもらう。作品名「リバティ」。現在、信濃大町で開催中の「信濃の国 原始感覚美術祭」に出品中。木に吊るされた一種のモビールである。一方に石をぶら下げ、一方に木枠にぶら下げた棍棒のようなもの(切り干し大根ではない)がある。総重量は8キロだったか80キロだったかある(ずいぶん違うな)。人が触ると、あるいはが吹くと揺れ、棍棒同士がぶつかってカラコロと乾いた音を立てる。

Uさん「いまこの瞬間も、あの作品があの場所にあると思うと、不思議な感じがします」

私「自分の分身がそこにいるという感じ?」

Uさん「はい、そういう感じです」

私「いや、もしかしたら、いま私の目の前にいるあなたが分身で、あなたの本体はあの山のなかにいるのかもしれない(笑)」

Uさん「はは、そうかもしれませんね」

こういう路線でこれからもいくのかと聞いたら、次の徳島で開かれる展示会にはデジタルの作品を出す予定とのこと。しばらくは自分のスタイルを模索する時期が続くだろう。

ところで、彼女はこれまで中国籍だったのだが、最近、日本国籍を取得したそうである。

ケーキを食べてから、ランチを食べる出る。

「メーヤウ」で食事をすることにして、彼女は自宅から乗って来た自転車を店の前のガードレールのところに置いた。ここは自転車放置禁止区域である。後からこれが事件になるのである・・・。

二人ともタイ風レッドカリーを注文。ライスは私は「普通」、彼女は「少なめ」。

同僚の宮城先生がいらしたので、Uさんを紹介する。会社を辞めて、芸術・学問の道にこれから進もうとしてる無鉄砲な若者に意見をしていただく。「役に立たないこと」に打ち込むことの意味について、ご自身の経験に即して、語っていただいた。ありがとうございました。

宮城先生が一足先に店を出てから、「大久保先生も宮城先生もチェック柄のシャツを着ていらっしゃいますね」とUさんが言ったので、「うん、仲がいい証拠でしょ。チェックメイトっていうんだ」と答えておいた。

店を出ると、自転車がなくなっていた。撤去された可能性が高いが、普通は、警告の張り紙をして、一定時間が過ぎてから撤去するものである。われわれが「メーヤウ」にいた時間は30分から40分ほどである。Uさんが区の担当課に電話で問い合わせをしている間に、私は付近を見て回った。すると、馬場下の交差点の近く、「天や」の前のガードレールのところ、複数の自転車がまとめておかれていて、その中にUさんの白い自転車もあった。ハンドルには警告書が付いていた。あと少しでトラックでもっていかれるところだった。数日前に、婚約者の彼からプレゼントされたばかりの新品の自転車である。よかったね。

そう、彼女にはすでに婚約者がいるのである。卒業二年目であるから、早婚といっていいだろう。来月、彼は仕事でセルビアに赴任するのだが、彼女もそれに付いていくそうである。なんと動きの多い人生だろう(笑)。

明日、ゼミ5期生の集まりがあるそうで、彼女も出席するという。みんな彼女の話を聞いて目を丸くすることだろう。

3時から、文カフェの担当者の方と、9月10・11日に戸山キャンパスで開催される日本家族社会学大会の昼食と懇親会の内容についての打ち合わせ。

その後、夕方まで研究室で仕事。論文集の原稿の方が一段落したので、次の原稿(9月21日が締め切りの紀要の原稿)に着手する。この締め切りは待ったなしのものなので、4週間で書き上げねばならない。

6時に大学を出る。

「あゆみブックス」で、『ほぼ日手帳公式ガイドブック2017』(マガジンハウス)を購入。

卒業生のキョウコさん(論系ゼミ1期生、2011年卒)との待ち合わせの場所である神楽坂の「SKIPA」へ。

あらま、『SKIPA』が閉まっている。宙太さんのお母様(お隣の『トンボロ』のマダム)が店に前の道路にいらしたので、聞くと、今日は早仕舞いをしたみたいですとのこと。のんちゃんは昨日から海外旅行に出ていて、お店はしばらく宙太さん一人で切り盛りするのだが、疲れちゃったのだろうか。

『トンボロ』に入り、ジンジャエールを注文し、キョウコさんに待ち合わせの場所の変更のメールをする。

しばらくするとキョウコさんがやってきた。

参議院議員の秘書をしている彼女は、7月の参院選で議員の地元の広島に行っていた。無事、当選し、あれこれの始末をすませてから、実家の鹿児島でしばらく休養し、昨日、東京に帰ってきたのである。議員会館の事務所には仕事が山積していて、それを片付けてから、来てくれたのである。お疲れ様です。

食事は早稲田に戻って「五郎八」で。

私はウーロン茶、キョウコさんは生ビール。

枝豆。

蕎麦味噌。

揚げ出し豆腐。

カツ煮。

五郎八サラダ。

カキフライ。

鴨つくね。

食後の飲み物は「カフェゴト―」で。われわれが本日最後の客である。

私はアイスココア、キョウコさんはアイスティーを注文。

軽い気持ちで(アメリカ留学の学費稼ぎ)で始めた議員の秘書お仕事も6年目になる。議員が当選したことで、今後さらに6年間は続けようと思えば秘書の仕事を続けることができる下地が整った。

さて、どうしよう。同じ仕事で腰をすえるか、新しい展開を考えるか、ここが考えどころである。

人生には「なるようなる」面と、「思うようにいかない」面とがある。だから「こうして生きていこう」と強く決意しなくても生きていけるし、強く決意するとかえって生きづらくなったりする。でも、それでもなお、「こうして生きていこう」と内発的な力で前に進んで行きたいと思うのが近代人の習い性である。

問題は、これからの生き方について考えているときも、時間は止まってくれないことである。「タイムアウト」といものが人生にもあったらいいんだけどね(笑)。

あなたらしく、のんびり、軽やかに、進んで行ってくださいね。

 11時、帰宅。

キョウコさんからお土産にいただいた「かるかん」(鹿児島名物)を紅茶でいただく。この淡く、もっちりとした味わいが私は好きである。


この記事をはてなブックマークに追加