そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

10月18日(火)塩分摂り過ぎ?

2011年10月18日 | 公開

 痛風の先生に塩分の摂り過ぎぢゃないの?と注意されてしまった。かけそば1杯は5g、味噌汁は2.5g、ラーメンにいたっては7gもあるんですよ。通常の人の摂取量は日に10~15gですが、7~8gにしないと…ですと。おかしいなあ。蕎麦は好きだが、汁蕎麦はほとんど食わない。ひたすら手繰るのみですが…と申し上げると、つゆをつけるから同じ事ですがなと言われた。とほほ、蕎麦猪口に水だけ入れて手繰りますかな。それならいいですが、味気ないでしょうと先生。美味い蕎麦ならそのままでもいける。こうなったら水蕎麦食いまくるか? 「蕎麦切タグル」のペンネームは返上しようかしら。これからは「黒田セリ」と名乗ろうかな(松江の人にしか分からないギャグ?)。女性だったら「津田カブ」?

 診察を終え、薬をもらい、新宿のデパートで同居人に頼まれていた「そばパスタ」を買ってから、地下鉄に乗り社会人講座へと移動。講師控え室でストレッチの先生と久しぶりにお会いした。それから、渋谷神道大学のS教授がおいでになる。S教授は池袋鈴掛樹大学のK教授と学部の語学クラスがご一緒だった。そうすると元図書館調査役のMさんとも同クラスだったことになる。しかも、私の研究室の先輩というか、故指導教授の最初のお弟子だったIさんも同クラスだったと今日うかがって、仰天した。I先輩も図書館の課長であったが、どうりでMさんと仲がよかったわけだな。お互いタメ口をきいていたしな。

 教室へ行く。夏学期は事務所の隣だったが、今期は最も離れた教室へ遠流となった。受講生によれば、声が不要にでか過ぎるからだとか。さて、本日は欠席者ゼロ。予定通りのお話をして、来週読む資料を配付。しかし半分ほどは漫談かもしれない。連続受講で字がすらすら読める方と、全くの初心者が入り交じっているから、気をつかうわい。

  終わってから、受講生のお一人から、先般東京美術倶楽部で後柏原院の和歌懐紙が400万で出ていたと伺う。へえ、ずいぶんするものですなあ。表具が上々によかったのだそうである。ほとんど本紙にしか興味の無い拙のごときには、別世界の出来事としか思えんが。この講座で、教材に使う江戸時代の資料は、せいぜい数千円で取り揃えたものだ(今日使った折紙はたしか5,000円だったな)。先日、ウブな和歌懐紙を1枚入手したのだが、清水の舞台から飛び降りる気分でン万円支払ったのであった。次はこれを使いましょう。教室内ではどんどん実物に触ってもらいます。