家を出ようとしたら、ツマグロヒョウモンがひらひら舞い下りて来て、門扉の脇の花にとまった。南方系の蝶々が北上しているのは、けだし地球温暖化のせいであろう。私は小学生の頃は蝶マニアで、できうれば九州大学の農学部に進学したいと真剣に考えていたのだった。それが文学部とは、思えば遠くへ来たもんだ…。
社会人向け講座が午後の時間帯になったので、楽しみは昼食に蕎麦をたぐることくらいである。今日は新規開拓と、勇んで茅場町で地下鉄を降り、新亀島橋を渡り霊岸島交差点を突きぬけ、「手打そば 玄」へ行ってみる。新蕎麦の生粉打ちの大盛りを注文。甘味があって美味しかった。ただ酒を飲むわけにはいかんので、なんだかもの足りない。
「玄」を出て、亀島橋を渡ると、堀部安兵衛の碑があった。へえ、このあたりに住んでいたのだなあ。
講座を終え、日本橋まで歩く。それから大学へまわると、卒論計画書が届いていたので、仕分けをした。私の時代・分野はまたまた僅少。立つ瀬がありませんなあ。