そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

12月3日(水)御堂関白になる

2014年12月03日 | 公開

  A師匠のご指導で、忘年会の歌会のリハーサルみたいなことをする。「うつほ」の意味がどうも釈然としないが、作者の意図と享受者の読みがすれ違うのは、よくあることなんだけれど…。

  余興?の打ち合わせも。私はなんと、御堂関白役をやらされることに。原典ヴァージョンと、現代語訳ヴァージョンを交錯させるという面白い思い付き。しかし、現代語ヴァージョンはどう演じたものか。道長を森繁、実資を有島一郎でやろうかということに一応はなったけれども…。まあ、こういうのを、その場でアドリブでやっちゃうのが、大学教授というものなのだ、エヘン。

  終了後は飯も食わずに直帰。松江からアゴ製品が届いていたので、ボージョレヌーボーの残りおよびベーグルと一緒に食って、おしのぎとする。

  A師匠に、本日の有職故実のご講義の画像を見せていただいたが、武官束帯を着したモデルの女子学生があまりにかっこよくて、驚きももの木だった。これをきかっけに、前近代で卒論を書く学生がぜひ増えてほしいよ。


12月3日(水)神楽坂逍遥?

2014年12月03日 | 公開

  コーヒーを買いに神楽坂へ行く。「緑の豆」の新しい焙煎機はPC管理で、焙煎が終わって受け皿に落ちてくる豆は、ほどなく冷えてしまうようになっているらしい。まさしく焙煎ロボットという感じだ。コロンビアなんとやらを200gいただく。

  「うつわや釉」に立ち寄ったら、Nさんとご主人のTさんもいらっしゃった。塗物の大椀が入荷したばかりとのことで、見せていただく。とても素敵である。かけ蕎麦用としてはちと小ぶりだが、こういうので牡蠣蕎麦なんぞたぐったら言うこと無いわいなあ。

  そうだ、エスプレッソを飲もう!と「Cafe GOTO」上がる。混んでいたのでGOTOさんの目の前のカウンター席に座ると、二、三日前に新しいオーブンを入れたと自慢し始めた。リンナイ製とは、東京ガス扱いの製品だからだそうだが、今までのが自転車なら今度のはスクーターくらいの優れモノです…とは、何だかよく分からない。中に照明がつくのが画期的?なんだと。でも、デロンギ社の自慢してたじゃない?と尋ねると、あれはタタン用とのお返事である。タルトタタンについては、ものすごいこだわりがあるのがこのお店なのだ。だから、チーズケーキはたしかに定番だけれど、やっぱりタタンを頼まないと、GOTOではない。


12月3日(水)恫喝に聞こえるぞなもし

2014年12月03日 | 公開

  道路の掃き掃除をして、ゴミを出して、朝食は同居人がセットしておいたのを食べる。午前中は会議だが、9:00になったので慌てて家を飛び出す。駅の階段、エレベータも走ってあがって、会議室に飛び込んだのがまさしく10:00。自宅から大学まで、かっきり1時間かかることが分かる。

  会議内容はもちろんここには書けぬが、今日はひどく声を荒げる御仁もおいでで、臨席していてちょっと困った。まあ、揉めれば揉めるほど世の中よくなるとは、今は亡き我が指導教授の金言であるが、それにしても、その物言いはいかさま恫喝に聞こえるぞなもし。もともと徳の無い御仁であるからして、挙措進退に謙譲の心を示さなければ、到底お人を動かすことはできないぞよ。正義は吾にあり…はよかろうし、危機感を感じない者はアホだ!というのも分かる。だけどね…昨日までの権力者が、かさにかかってそんな態度をとっては、身も蓋もなかろうて。それに今は、権力者じゃないでしょ(権力者のつもりかも知れないが…乃公出でずんばの気概は分かりますぜ)。

  終了後、あんたが居るからうまく着地したみたいなことを私に言う人がいたが、まあ、どなたに対しても言いたいことは言える立場だとは思う。失うものは何も無い。しかし、この学部や大学を一体どうしたいか、そもそも議論なんかしたことないだろうが。ご存知の通り…で済ませてきたのが、今までではなかったか? 結句、大学なんてしょ~もない所だ、ということに落着する。こんな大学、滅びても仕方が無いんじゃありませんかい?

  …だから揉めるのは結構なことなのである。そういうことならむよ。

  在職証明が届いていたので、H先生の宿舎にお届けする。ビザ申請に必要な書類とのこと。郵便局で雑誌の購読会費を振り替え、蜜柑とナメコを買って生協のPCセンターへ回る。修理してもらったPCがまた不具合になって、再修理ができたと連絡があった。どうもこの機種とは相性が悪いようだ。窓口対応してくださった方に蜜柑を差し上げる。昼食は「AMA」でカレーを食う。

  コース室を覗けば通ふ千鳥さんがおいでで、金土の学内学会研究発表会のハンドアウトをセットしていらっしゃった。蜜柑を一つ差し上げる。通ふ千鳥さんPR誌への寄稿が大好評につき、いろいろな方から声を掛けられるのだそうである。