そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

12月22日(月)年内授業は終了せり

2014年12月22日 | 公開

  学部の講義は、範宗と光家の家集の話をした。光家については来年に持ち越すことになるかと思ったが、何とかなった。あと1回まとめをして、理解度の確認というスケジュール。鎌倉中期の小家集を最後に扱って閉めにできそうである。

  修士課程の演習は、修論を書いている院生諸君が休んだので、半分世間話みたいなことをして、一応一番やさしい注の版本をぶっつけで読んでもらった。博士課程の試験対策みたいな意味合いもあったが、企図は外れたかな。

  学生の研究会も充実した内容。東大は集中講義期間だったか。「かわうち」「AMA」も満席とのことで、N坂をちょっとのぼった居酒屋へ。土佐の酔鯨を4人で1升飲む。

  帰路、コンビニでモンブランを買う。同居人がバースディなれば、二人で食った。


12月22日(月)冬至のお蕎麦は柚子切りで

2014年12月22日 | 公開

  毎日新聞の朝刊を広げると、朴裕河先生の『帝国の慰安婦』(朝日新聞出版)が紹介されていた。朴先生にはソウルで車に乗せていただいたこともあるし、ご講演も興味深く拝聴した。たいへん勇気のある先生だと思う。ご一読をお薦めしたい。

  さて、本日は冬至なれば、大学の前の寺社は老若男女ならぬ老老男女で溢れかえっている。冬至と大晦日と節分は、お札を受ける方々が大挙押し寄せるのである。いやはや、壮観といふもさらなり。

  冬至なれば柚子であろう。お昼は柚子切りをりんだもぢらんと思案して、少し遠出になるが、明治通り沿いの「もり」まで歩いて行った。三色をお願いすれば、最初の変わり蕎麦が柚子切りである。続いてせいろと、田舎が出る。田舎蕎麦は甘くて重厚感あり。