そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月10日(木) その2

2009年09月10日 | 昔日記
 「子ども手当」は存外不評らしい。TVを観ていたら、子どもの無い若いご夫婦が、一方的に負担増になる、不公平だとぶ~ぶ~不満をたれていた。「配偶者控除」や「扶養控除」は廃止になるわけだし。ウチなんぞは、「配偶者控除」だの「手当」だのは、ついぞもらったことが無いので、ピンときませんがね。

 でも、これくらいの反応が出ないことには、この政策はうまく行かんだろう。要するに、子どもをたくさん持ったほうが得、むしろ儲かるとでもなれば、子どもを作る家庭が増えるかもしれん。本当に少子化が深刻だというなら、この手は悪くない。子どものいない人が、うらやましがって、不公平を叫ぶくらいでないとダメなのだよ、きっと。この点、民主党政権はうまくやるかもしれない。

 しかし、またぞろ、どうせ導入するなら所得制限かけろと主張する向きが出てきた。

 馬鹿だね、こういうのは。単純にばらまけばいいじゃないかと思う。そんなことをしたら第一、手数が大変で、時間がかかるし、ボーダーラインのところで、どうせ悲喜劇が起こるに決まっている。金持ちだろうが貧乏人だろうが、子どもをいっぱい作ったやつは偉いという、単純な話にするにしくはない。もともと金持ちは、たくさん所得税を払っているだろうから、それはそれとして、子どもについては平等に、一律還付みたいに考えればよいのである。目先の損得で物事を考えてはいけませんやな。


クイズの答えは、「門」でした。

9月10日(木)

2009年09月10日 | 昔日記
 集中講義でウケたのは、今年も結局、「日×10に1画ずつ加えて別の漢字を作る」というクイズと、「1枚の紙で天国と地獄を表現する」という問題だった。

 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 

と横に10個「日」の字を書いておいて、左から右へ(別に逆でもいいが)順に1画ずつ加え、別の漢字を作っていく(ただしそれは、「常用漢字表」に載っているものに限ることにする)。例えば、「田 由 甲 申 …」とやるわけ。正解した人には「優」を付けてあげると宣言すると、受講生は眼の色を変えること請け合いだ。

 このクイズ、冬場、勤務先キャンパスの正門前に出店する焼き芋屋が、正解したら焼き芋1個進呈すると言ってやっていたもの。近くの蕎麦屋でクラスコンパをしていたら、学生がこのクイズを持ち込んで来たので、即座に答えを書いて持たせたところ、程なく焼き芋を持って帰ってきて、国文学者の面目を大いに施した?という問題なのだ。「… 目 白 旧 旦 …」、さあ、あと2個。答えは何でしょうか?

 日 日

 もう一つの「天国と地獄」は、キリスト教系の大学で教えると、本当に喜ばれる。だからN女子大でも、眠気覚ましの定番に使うのである。ただし前振りで、「アメリカでの話」と伏線を張っておくのがミソ。答えは英語だからね。