そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月4日(金)

2009年09月04日 | 昔日記
 再試験の採点に行く。資料の写真ができたとの連絡があったので、まず図書館に立ち寄ったが、紙背が撮影されておらず、追加をお願いする。特資では修士の院生Tさんが閲覧の手続きをしていた。感心、感心。古注の研究ですか。Tさんは新進気鋭の歌人でもある。

 学部の事務所で答案を受け取り、その場で採点する。う~~~ん。この科目の単位さえ取得できれば、当該受験学生は卒業できることを職員の方に確かめ、目をつぶって採点簿に記入・捺印した。はい、さようなら。

 神楽坂でワインと豆腐を買って帰宅。夕食は娘が用意するなどと豪語していたが、案の定、アボガドと海老のカクテルのごとき繊細なものを、ただ1品お作りあそばすばかりである。パートナーが京都から帰ってくるので、主食は私が作る羽目に。

 ご飯は、蕎麦米を少し混ぜて炊いた。ややパサパサになるよう水加減する。そして、短時間に作るなら、やっぱりカレーだ!

 皮を除いた茄子、玉葱、生姜、キャベツの残りの芯のあたりをざくざくっと切ってスチームケースに入れ、電子レンジに3分半かける。それを、牛乳少しとクリームシチューの素少々とともにミキサーにかけ、ペースト状にする。中華鍋に移して、油(今日はアボガドオイル)と、バターちょっぴりを加え、カレー粉、胡椒、先日Sさんに頂いた蕎麦蜂蜜なんぞで味を調えてから、極弱火で水分を飛ばす。ほどほどのところで豚肉と豆腐、また今回は松の実を加えてみた。野菜の残りや屑をベースにして、冷蔵庫にあるものを活用する我流お手軽カレー。30分ほどで完成する。

 上記、カレー粉を加えなければ、トルコ料理風の野菜ペーストになる。それをご飯に載せて食べても結構いけるし、パンにつけてもよい。とにかく、何でもかんでもミキサーにかけてペースト状にし、好みの味をつける調理法は、材料に無駄が出ない。また、下ごしらえに活用できるので、スチームケースは今や手放し難くなった。