そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

12月25日(木)

2008年12月25日 | 昔日記
 国文学研究資料館は、年内今日まで開館しているので、調べものに行く。偉い先生方のお姿が多かった。何かあるのかな? マイクロリーダーをがしゃがしゃ操作していたら、このあいだ文学作法書集成を共著で出したY氏も、マイクロフィルムにかじりついておいでだった。懐紙について少しお話をする。研究室の先輩Kさんもおいでになっていた。ご勤務先の女子大がすぐ近くなのだそうだ。

 必要な複写を手に入れて、E区分の紙焼写真から必要箇所をメモしていたら、13:30になった。しめしめ、これで論文が2本くらい書ける仕込みができたぞ。

 高松からモノレールを1つ乗って、立川北で降り、「無庵」に入る。時分どきを過ぎたので、ちょうど空いたところだった。国文学研究資料館へ行く楽しみは、「無庵」で蕎麦をたぐることに尽きる。「初亀」の新酒を頼み、蕎麦味噌をあてにした。それと生粉打ちの蕎麦を注文。2,000円くらいで1時間、ゆったりできるのだから安いものだ。ここはBGMが最高である。かかっているのは専らジャズだが、だいたい持っているのが流れている。そんなところも寛げる要因かもしれない。店内の隅に木の仏像が置かれている。ありゃ本物の円空ですかい?とフロアのお姉さんに尋ねたら、写しだとのこと。五日市の農家の人が趣味で彫ったものらしい。

 そのまま神楽坂へ行き、老母への土産やコーヒー、お年始の品なぞを購入。また地下鉄に乗って大手町の丸善へ行く。瓶インクと来年のスケジュール帳などをもとめた。パイロットの「色彩雫」というインク・シリーズから、「冬将軍」というのを買ってみた。なかなかよさげである。

 帰宅したら、1時間ほどしてパートナーも帰ってきた。某大学の某氏が離婚したらしいと彼女は言う。へえ、ようやく離婚したのか。お子さんが可哀相だが、ずうっと別居状態で、とうの昔に破綻していたんだから、仕方がない。新しい女の人を連れて現れたというが、某氏も40歳代半ばだし、そういうこともあるわいな。

 某事件の某氏からも、パートナーのところにお詫びのメールが来たという。ようやくお解き放ちになったのだ。転送してくれたので、必要があればいお力になります、とメールしておいた。