そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

12月1日(月)

2008年12月01日 | 昔日記
 ああ、12月になっちゃったなあ。12月は月曜に休日が引っ掛からないから、落ち着いて授業が進められそうだ。

 朝1番の演習は、発表未済者1名の報告を聴く。もう1人、発表してないのがいるが、それで全員済んだことになる。レポートを出してくれれば、全員単位を出しちゃうつもり。授業は変体仮名の読みに突入する。

 ひと休みして、教育学研究科の授業へ向かう。途中「志乃原」で野菜天せいろを注文。教育学部のI教授がいらっしゃった。新書本を次々出して、大いに稼いでおられるご様子である。「志乃原」の天麩羅はカリッと美味いが、いも天は厚過ぎるよなあ。子どもの頃に食べさせられた、惣菜のいも天みたいである。

 「生協」でWさんの下読み用博士論文に付ける表紙を買う。ついでにプリンターのインクも買ったら、3,000円ほど払う羽目に。教育学部の講師控え室に行くと、受付のKさんがラスクをくださった。鯉の餌みたいだが、ありがたく頂戴する。

 教研の授業では、先週金土に開かれた学内学会大会の様子を話題にした。それから、Tさんの『紫式部日記』論を紹介。皆まだ読んでいなかったので、一読を勧める。

 研究室に戻ってWさんの論文に表紙を付け、K教授のメールボックスに入れておく。下読みを依頼した。パラパラめくっていたら、目次と本文の不一致を発見。結構問題がありそう。それから論文を書くが、なかなか進まない。

 今日は学部1年生の基礎演習は授業のない週である。課題は全員が提出してくれた。再来週までに全部読んでコメントを付けなければならない。8,000字の課題を30名分。間に合うかな? いざとなったら延期するかな。

 夕方、図書館のMさんがやって来て、K助手と本文比較データの点検を始めた。細かなところで、いろいろ問題がある。こんな調子で1月末までに報告書が出せるか心配になってきた。

 19:40からの夜学の講義でも、最初に学内学会の講演会の内容を話題にした。終わってから質問に来た女子学生さんの相手をしていたら、日本文学やサブカルチャーに関心があるとのこと。それなら近世文学なんかどう?と話したら、前期に演習を取ってました、浮世風呂とか、××という先生で…と言い出した。実はその人、私の妻なんですと言うと、驚いていた。奇遇、奇遇。レポートの提出が遅れたことを謝っておいてくださいと、伝言を頼まれた。(後でパートナーにこの話をすると、ああ、あの子ねとすぐに分かった)

 研究室にまだK助手がまだ残っていたので、食事に誘う。「すゞはん」で生牡蠣を食ったが、腹の足しにはならない。やっぱり「紅閣」でコムタンを注文。明日は組合は無いから、一日中家に籠って仕事ができそうだ。