これが私の生きる道

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阿佐ヶ谷スパイダース「荒野に立つ」

2011年07月15日 00時38分09秒 | 演劇
前々から気になっていた劇団で、
好きな女優さんが多数出演するのもあって
チケット発売日にきちんと取りました。
会場のシアタートラムは今回2回目で
前回とはステージのつくりが全く違っていて
横幅が抑えられた分、奥行きがあるステージでした。

えぇ~っと、結論からいうと今まで観た舞台の中で
一番捉えどころがないお芝居でした。
これがプレビュー公演のせいかどうかは分かりませんが
おそらくあまり関係ないような。
なので自分が感じたことだけを書きます。

大筋としては、朝緒という女の子が
高校から今までの人生を振り返って
これから先へ進んでいく感じでしょうか。
目玉を探すというあらすじもありますが
何か大事なもののメタファかもしれないんですが
そこらへんはしっかりとは分かりません。
また時間軸とか場所(家の中かと思ったら浜辺になったり)
とかがいきなり変わったりするので
分かりにくいのかなぁ。

とりあえず朝緒が経験したと思われる事柄をまとめました。
・親友の玲音が亡くなった
・佐藤に唆されて、自主映画に出演するが、頓挫する。
・佐藤と付き合うようになるが、二人が関係しているビデオを売られて、
 大学を退学する。
・大型スーパーでレジ打ちのバイトをするが、店長にセクハラをうける
・オイルマッサージ屋で働く。
・高之という男に貢いで、共依存状態になる。

もちろんフィクションなんですけど
案外これと同じような経験をしている人っているんじゃないかな、
実家からお金を借りて、男に渡したら
全額渡してないだろうって暴力振るわれる、って
人間の所業じゃないですよね。

最後まで観終わった後に、朝緒の夢のお話だと思っちゃえば
ある程度、納得できる感はあるんですけどね。
パンフレットを読めばもっと何か分かるかなと思い
終演後、購入しましたが
結局あまり分からずじまいです。
作・演出の長塚さんは物事の本質だとかを大事にしている人だと
思うんですけど
常盤貴子と結婚してしまって
結局はルックスかよ、って当時思ったものです。
人間の理想と現実はそんなものです。

主演の安藤聖さんは最近好きな女優さんで
出演する舞台にはできるだけ足を運んでいます。
テレビドラマでも十分やっていけるように思えるんですが
生の舞台で見れる方がうれしいかなぁ。
あと中村ゆりさんは舞台で観るのははじめてでしたが
テレビで見るより美人に見えました。
もうちょっと出番が多ければいいのにと
少し残念でした。
もう一人注目していて初音さんは
結局最後までどんな役だったのかはっきりしませんでした。

今日は初日でここ数日すると他の人も感想を書くと思うので
それを読めば、あぁそういうことか、
と気づくこともあるかもしれないし
日常のふとした瞬間に腑に落ちることもあるかもしれないし
余韻を引きずるタイプのお話です。


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