夢発電所

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経営協議会主催の研修会参加「障がい者総合福祉法(案・仮称)」

2011-01-28 14:05:02 | 私と福祉とであいの旅
1月24日(月)晴れ 青森市アラスカ会館 

◎経営協議会主催の研修会参加「障がい者総合福祉法(案・仮称)」
~社会福祉法人が新報に向けて為すべきこと~

 久しぶりの研修会参加である。馴染みの顔ぶれが並んでいた。
 厚生労働省のお役人で「障がい者制度改革推進会議(内閣府)委員で、社会福祉事業大学・准教授「平野氏」の講演をまず聞いた。
 2009年8月より発足した民主党が政権を取って障害者自立支援法が廃案となって、現在改革推進会議が審議している「新総合福祉法(案)制定」までの今後の動向についての方向がまず話された。
 民主党の最近の凋落ぶりは、我々有権者を落胆させた。それはマニフェストの崩壊だからだ。どの党が政権を担っても、結局は日本の幸せだけを望むだけでは存在できないということは事実で、世界全体の流れを組みしながら進まなければ本当の日本の幸せはないのかもしれない。さらにこれまでの自民党・公明党政権が変革でき得なかったものの変革を唱えたところに、国民が信頼をして投票をしたのである。しかし今回の講演を聞くと、どうも民主党も自民党野党と何ら体質的には変わらない感じがしてきた。
 民主党政権のアキレス腱は「財源問題」にあると講師も言っていたが、そういう意味では障害者福祉の問題は金の問題だといわれんばかりでもある。何やらまた介護保険制度にむりやり押し込もうとしているのが、薄々感じられるようになってきた。

 講師の話で一番すとんと胸に落ちたことがある。それは社会情勢がどんなに変わっても、私たち障害者福祉の現場には支えるべき利用者と保護者が生活と命をかけて生きているのである。私たちの使命はその利用者や家族の方々が安心して人生を送っていけるように支え続けることである。本当のニーズを私たちは掌握し、そのニーズに応えられるようにきめ細かな仕組みを築いていけば自ずと私たちの道は開けてくるというのである。
 福祉を目指す若き人々に向けて、「障害者福祉はこんなにやりがいのある仕事なんだ」という熱いメッセージを送って欲しいという講師の言葉がやけに重たく胸に響いたのである。