こころ
この定まらないもの
くだりの坂道に差し掛かると
転がり始め
上りの坂道になると
おだてても
なだめても
すかしても
頑として動かなくなる
そうして
道端の穴に
落ち込もうものなら
この世の終わりのように
泣きわめき
重病人のように
やる気を失い
赤子のように
乳をほしがる
それでも
こころは
育つ
柔軟になる
向かいからやってくる
別の心とすれ違うたびに
広くなり
高くなり
深くなる
こころはだから
変わらなければ
ならないという
特徴を持っている
若い時代には
みずみずしさや
柔軟な弾力性をもち
壮年期には
落ち着きと
自信
そして
協調性
経験を糧とした
企画力
組織力
何より
実行力が伴っている
晩年には
ゆったりとした
大河のように
たどってきた
いく筋者人生の小路を
もう一度たどりなおすかのように
ロッキングチェアに
深く腰掛けて
眼をつぶったままで
柔らかな風に身を任せて
そうして次第に
眠りに落ちていくのだ
この定まらないもの
くだりの坂道に差し掛かると
転がり始め
上りの坂道になると
おだてても
なだめても
すかしても
頑として動かなくなる
そうして
道端の穴に
落ち込もうものなら
この世の終わりのように
泣きわめき
重病人のように
やる気を失い
赤子のように
乳をほしがる
それでも
こころは
育つ
柔軟になる
向かいからやってくる
別の心とすれ違うたびに
広くなり
高くなり
深くなる
こころはだから
変わらなければ
ならないという
特徴を持っている
若い時代には
みずみずしさや
柔軟な弾力性をもち
壮年期には
落ち着きと
自信
そして
協調性
経験を糧とした
企画力
組織力
何より
実行力が伴っている
晩年には
ゆったりとした
大河のように
たどってきた
いく筋者人生の小路を
もう一度たどりなおすかのように
ロッキングチェアに
深く腰掛けて
眼をつぶったままで
柔らかな風に身を任せて
そうして次第に
眠りに落ちていくのだ