夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

サマーキャンプ in 十三湖を終えて その2

2009-08-06 06:23:03 | 福祉について
 【アウトドア~カナディアンカヌー・カヤック】


 昨年の夏はあうんメンバーが岩木川で20人乗りEボートやカヤック、カナディアンカヌーに挑戦した。今年の夏は十三湖でのゆいまあるメンバー11人による1泊2日のキャンプとカヌー・カヤック挑戦だった。
 カナディアンカヌーは1本の櫂を乗員2名で両サイドに分担してかきますが、カヤックは一本のパドルを交互に左右の水面をかきます。一人乗りと二人乗りなどに分かれます。
 昨年の岩木川でのカヤック・ボートは、初めての体験でした。そしてとても天候にも恵まれて、風もなく良かったのですが、今年は湖で風が強く波もあって、かなりバランスをとるのが難しく思った方向に進めませんでした。それでも、メンバーの皆さんはこわがることもなく楽しそうに、船を操作していました。
ハンディキャップのある青年たちが、これまで未経験のアウトドアを通じて、余暇活動の楽しさを体感するのと同時に、生活力を身につける場ともなって自信をつけることができたのではないでしょうか。
 とかく私たち保護者や職員が彼らの安全を守ると思いがちですが、実は彼ら自身が自ら危険とはどういうことなのかを体感しながら、あるいは失敗という経験を通じて、今度からもっと安全に楽しむにはどうすべきなのかを獲得すべきなのだろうと思っています。そのためにもよき指導者を得て実施するアウトドア体験を今後も取り入れてゆこうと考えています。
  

敬老会寸劇打ち合わせ

2009-08-06 05:16:56 | 私と福祉とであいの旅
 2年前から岩木地区の社会福祉協議会役員の演じる「寸劇」を考案演出して来ました。一昨年は「幻の岩木場所~栃錦・若乃花の一番」を見ていただき、昨年は「オールウェイズ3丁目の夕焼け」~昔の観桜会を演じていただいています。
 バックアップは私ほかあうんのスタッフの参加して活動している「いわきふれあいボランティア会」メンバーです。
 これまで行政がお金を出して、社会福祉協議会がアトラクションの準備に当たって来たのですが、それが急に市町村合併したので、行政側は地区社協役員に自分たちで準備しろとお鉢が回ってきました。
 今までおんぶに抱っこでやって来た、旧岩木町の住民・ことに名前だけの地区社会福祉協議会役員の皆さんは、敬老会の内容を考えるのに四苦八苦していました。そこで、わたしたちふれあいボランティア会がその一翼を担おうと、寸劇の台本作成、大道具・小道具作成、演出、施設での練習指導に当たってきました。
 今年も依頼があって「古典落語「松山鏡」から寸劇脚本を作ることになりました。
 【あらすじ】
~鏡のない村のお話です。~

 孝行息子がおりました。父親がなくなってからも毎日墓参りを欠かさず、そして畑仕事も父親の言いつけどおり、まじめに行う日々です。その孝行話を聞いた町奉行が、他の模範とするべくそのものに褒美をとらせることにしました。しかし孝行息子にほしい物はないかと尋ねても、欲のない息子は今のままで十分といいます。どうしても何かをくれるなら今一度亡父に合わせてほしいと頼みます。
 庄屋と奉行が相談し、それなら息子の居る村には鏡というものが一枚もなかったので、奉行は「この宝物を村人には絶対見せてはならない」と言いつけ、鏡を与えました。
 孝行息子はその鏡を持ち帰りつづらに入れて密かに見てみますと、なんと鏡に映っているのは亡父の顔です。「お父こんなところに隠れていたのか」と、驚くやら感動するばかり。決して誰にも見せてはならないという奉行の言いつけを守って毎日こっそりとお父の顔を見に行きます。その行動を不審に思った嫁は、夫が居ない留守に、つづらを開けて鏡を覗き見します。するとそこに居たのは見知らぬ女。「こんなところに女子を隠していたのかと嫉妬に狂った嫁は、夫が帰ると追求し、大喧嘩になります。そこを通りがかった村の尼さん。「どうしたのじゃ」とわけを尋ねると、「なーるほど」尼さんもそのつづらの中の鏡を見ました。嫁は尼さんに尋ねます。「そのつづらの中に女子はおるじゃろう?」すると尼さんの言うことには「おるにはおるが、すっかり反省して髪をそって、尼さんになっておったわい」

 あらすじはこういう内容です。
 社協役員の平均年齢は60代後半です。せりふを覚えるのは大の苦手。そして見る側のお年よりは、75才以上の高齢者。わかりやすい・愉快な内容が求められます。今年の敬老会は果たしてどうなりますやら・・・。
 きょうのお昼に役員会があり、そこで第1回目の打ち合わせが行われる予定です。配役・練習日などを決めます。練習の会場は我が施設「であいの家あうん」です。こうして少しずつですが、地域の皆さんの役に立てる謝意資源が定着してゆきます。