短歌/秋 2009-08-14 06:19:44 | 創作(etude) 秋桜の可憐に咲きぬ道筋に我が想念もまた種を残すか 虫の音の響いておりぬ軒先に想いを告げぬ牡にしあれば 半月の明りを借りて詩を書きぬ澄みたる心に吹き過ぐ秋風 この先は未踏の地なり吾はまた汗して道を拓き行くだけ 行き暮れて帰り道をば見失う吾を導く月明りかな