今は普通に会話をしている絵画講師のミス純子は、ある一つの出会いからつきあいが始まった。それは昨年までおつきあいのあった盲目のシンガーIさんを介してであった。2005年の福祉演劇「この街で暮らしたい」のポスター画を彼女に依頼した。そして彼女のテーマの一つ、弘前市内にある懐かしい小路「一戸時計店」が見える絵が描かれた。
やがてIさんのファンクラブを立ち上げ応援する中で、ミス純子が次第に大きな存在となって来た。I氏の半自叙伝を出すことになり、その挿絵を依頼したことも彼女の絵画活動が活発になっていった契機でもあったのではないだろうか。素敵な小冊子ができあがり出版記念会も開催された。その翌年1月に、I氏のファンクラブ代表が解散を宣言して、あっという間に会は消えた。
ミス純子のせっかくのデビューの挿絵がなんだかとてもかわいそうな結末を迎えて、申し訳ない気持ちでいた。そして毎月我が施設に絵画の指導においで頂くようにお願いをして2年目が始まったのである。
彼女の自宅はご両親がリンゴ農家なので、彼女もそれを手伝いながらアルバイトをし、個展をあちこちで開催している。絵は郷愁を誘うような、懐かしい感じのする絵画である。いつまで眺めていても少しも、飽きが来ないといった感じの絵画である。また来月1ヶ月のロングの個展が開催されるらしい。ゆったりとした彼女の性格がにじみ出ている気がする。そんな独身の彼女がいつか、何とか花咲いて欲しいと願う2月である。
やがてIさんのファンクラブを立ち上げ応援する中で、ミス純子が次第に大きな存在となって来た。I氏の半自叙伝を出すことになり、その挿絵を依頼したことも彼女の絵画活動が活発になっていった契機でもあったのではないだろうか。素敵な小冊子ができあがり出版記念会も開催された。その翌年1月に、I氏のファンクラブ代表が解散を宣言して、あっという間に会は消えた。
ミス純子のせっかくのデビューの挿絵がなんだかとてもかわいそうな結末を迎えて、申し訳ない気持ちでいた。そして毎月我が施設に絵画の指導においで頂くようにお願いをして2年目が始まったのである。
彼女の自宅はご両親がリンゴ農家なので、彼女もそれを手伝いながらアルバイトをし、個展をあちこちで開催している。絵は郷愁を誘うような、懐かしい感じのする絵画である。いつまで眺めていても少しも、飽きが来ないといった感じの絵画である。また来月1ヶ月のロングの個展が開催されるらしい。ゆったりとした彼女の性格がにじみ出ている気がする。そんな独身の彼女がいつか、何とか花咲いて欲しいと願う2月である。