田舎の道草

田舎の道草徒然日記

出掛けに忘れ物は無いかと念押され

2020-11-01 | 日記
今はもう秋、日蔭を歩くか、日向をあるくか迷いながら蛇行する。
蛇行歩きを色づき始めた街路樹が揺れながら微笑んでいるようだ。

母ちゃんが紙に書いた「入館証、メガネ、財布、スマホ、時計、ハンカチ・・・」を
目の付くところに貼って、出掛けに忘れ物は無いかと念を押す。
小学生の頃、持ち物検査だったろうかハンカチ、チリ紙を持っているかを調べられた。
毎朝、母親に念を押されていた頃と重なって懐かしく思い出される。
歳を重ねた今もなお、同じように念を押されるは、いとおかし。
人生の忘れ物はなかっただろうか。

多くの人が、常にスマホを手に見入っている。
電車の中でも、コーヒーを飲んだり食事をしている時でさえスマホを見て離さない。
この現実を捉えれば、出掛けに何かを忘れることがあったとしても
スマホだけは決して忘れ無いと断言しても過言ではないだろう。(個人の感覚)

スマホさえあれば、豊富な情報を得、「観る・買う・打つ・遊ぶ」が出来る。
支払、送金が出来てしまう便利さなどを考えればスマホを離せないのも、うなづける。

ただ、スマホの支払アプリが使えない店であわてることがある。
こんな時の対策として、スマホケースのポケットにキャッシュカードと少しの現金を
入れておくのも一つの方法かもしれない。
また、運転免許証もケースのポケットに入れておけば不携帯を防げることにもなる。
今、検討されている運転免許証のデジタル化のメリットは大きいと思う。

スマホさえ持っていれば、何処にでも出掛けられるそんな時代の到来なのだろうか。
出掛けに忘れ物は無いかと念を押されない、そんな時代がやってくるのだろうか。

誰もいない海 トワ・エ・モワ