NPO法人土と風の舎

埼玉県川越市を拠点に『人と自然と地域をつなぐ』を合言葉に、園芸福祉活動をしています。

伝統野菜勉強会「伝統野菜を考える ~江戸東京野菜から~」

2016-11-19 21:26:35 | 畑をみんなで楽しもう
 11月18日(金)15時より川越市南公民館にて伝統野菜勉強会「伝統野菜を考える~江戸東京野菜から~」が開催されました。講師は江戸・東京伝統野菜研究会代表の大竹道茂さんです。大竹さんはJA東京中央会に勤務している際、東京の固定種が消滅の危機に瀕していることを知り、調査と保存活動を始められました。2005年に江戸・東京伝統野菜研究会を設立し、伝統野菜の保存と普及に努められています。
江戸・東京野菜とは、江戸期から始まる東京の野菜文化を継承するとともに、種苗の大半が自給または、近隣の種苗商により確保されていた1965年から1974年昭和中期までのいわゆる在来種、または在来の栽培法等に由来する野菜を言います。練馬ダイコン、金町カブ、早稲田ミョウガなど現在45品目が登録されています。
勉強会ではこれらの伝統野菜がどのようにして誕生したのか、江戸時代の歴史、文化、風習を紐解きながらお話していただきました。野菜一つ一つに物語があり、巧みな話術と相まって伝統野菜の魅力に参加者一同引き込まれていきました。
最後に、真桑瓜、馬込三寸人参、内藤南瓜、内藤唐辛子、鎌倉大根の貴重な伝統野菜の種を頂きました。大切に育てて伝統野菜の命を引き継いでいきたいと思います。

この勉強会は農林水産省「農」のある暮らしづくりアドバイザー派遣事業を活用して開催したものです。

大竹さんのブログ江戸東京野菜通信はこちら
http://edoyasai.sblo.jp/
江戸伝統野菜についてはこちら
http://www.tokyo-ja.or.jp/edo/edoyasai_index.html

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