NPO法人土と風の舎

埼玉県川越市を拠点に『人と自然と地域をつなぐ』を合言葉に、園芸福祉活動をしています。

生物多様性とその保全

2017-01-29 09:47:18 | えとせとら
1月27日(金)川越市南公民館にて県政出前講座「生物多様性とその保全について」が開催されました。講師は埼玉県環境科学国際センター 自然環境担当 三輪誠さんです。

生物多様性とは、一言で言うと「すべての生き物の間に違いがある」ということ。具体的には
①種の多様性
②種内(遺伝子)の多様性
③生態系の多様性
以上3つの多様性をいいます。
種の多様性とは藻や菌などを含め様々な種類の生物が生息すること。種内の多様性とは種を構成する遺伝子が多様であること。生態系の多様性とはは森、林、川、海など生物が生息する環境が多様であること。を指します。
私たちはこの生物多様性が保たれていることで様々な恩恵を受けています。空気・水などすべてのいのちにとって欠かすことの出来ない基盤の維持、食べ物・燃料・医薬品、祭り・工芸などの豊かな文化、災害の防止など、人間の幸福は生物多様性に支えられていると言っても過言ではありません。
ところが現在この生物多様性が脅かされています。その要因は大きく分けて4つあると言われています。
①開発など人間活動による影響
②人間の働きかけが減ることによる影響
③外来生物など人間が持ち込んだものによる影響
④温暖化など地球環境の変化による影響。
生物多様性を保全していく取組は難しそうに感じますが、ちょっとした工夫や心がけで私たちに出来ることはたくさんあります。
・樹木を植えるときは、もともとその地域に生えていたものを使う
・外国から持ち込まれた動物を飼うときは、最後まで面倒を見て決して野外に放さない
・出かけた時はゴミを捨てずに持帰る
・むやみに野草を採ったり傷つけたりしない
・野生動物にエサを与えない
・河川や森林などでは、決められた場所以外に車を乗り入れない。
などなど。当たり前のことを守ることが生物多様性の保全につながっていくんですね。

埼玉県では平成20年に「生物多様性保全戦略」を策定し生物多様性の保全に取り組んでいます。詳しくはこちらをご覧下さい。



第2回こえどファームもちつき大会

2016-12-25 16:07:52 | 畑で遊ぼう こえどファームへようこそ
12月23日(金)第2回こえどファームもちつき大会が川越市農業ふれあいセンターにて開催されました。12月下旬とは思えないポカポカ陽気の下、こども36名おとな66名計102名がもちつきを楽しみました。
今年は、からみ餅、あんころ餅、きなこ餅、のし餅、鏡餅の計5種類。あつあつに蒸し上がったもち米を大きな臼に移し入れ、杵でつぶし捏ねます。次に、つき手と返し手の呼吸合わせて、ついては返し、返してはついていきます。次第次第になめらかな何とも美味しそうなお餅が出来上がっていきす。開始から1時間半ですべてのお餅がつきあがりました。参加者全員で記念撮影を済ませてから、みんなでつきたてのお餅にかぶりつきました。自分たちでついたお餅は格別でした。お餅のほかに、前日から丹精込めて準備したけんちん汁、紅赤の本格石焼き芋もたらふく食べて、これでいいお正月が迎えられそうです。



レモングラスの越冬作業

2016-12-15 22:13:40 | 畑でハーブを育てよう
師走のハーブ畑は、すっかり冬枯れの景色となりました。今月の作業は、畑耕しとレモングラスの越冬準備でした。レモングラスは葉を短く刈り込み、枯れ葉や土をかぶせておけば来春には新芽が顔を覗かせてくれます。この方法は昨年から始めました。一昨年までは、地面から掘り出して家に持ち帰り温かな場所に保管していました。温暖化の影響で、戸外でも土をかぶせれば枯れません。ちょっと複雑な思いですが・・・
 耕し作業は、かやの根っこ(うどんと呼んでます。)を一本ずつ抜くのに手間取りました。時間に余裕のある今の季節が最適な作業です。にぎやかにおしゃべりしているうちに沢山取り除かれて、来シーズンは多少風通しがよくなるかしら。
いや、雑草の生命力は甘くないぞ・・・
 来月も引き続き、来シーズンの準備の畑管理の予定です。紅花や藍の栽培を計画していきます。ハーブへの思いはどんどん広がります。冬もまた楽しからずや。 記M.S


雪景色

2016-11-26 21:57:27 | 畑をみんなで楽しもう
11月としては観測史上初めて東京都心で積雪を記録した翌日、ファームに出てみると・・

一面真っ白。ダイコンはすっかり雪に埋もれていました。


太い支柱のトンネルはギリギリ持ち堪えましたが、隣のダンポールのトンネルはペチャンコ。


ホウレンソ、コマツナ、ミズナ、レタスのトンネルはこんな状態。急いで雪を払って、トンネルを復活させました。



こえどファーム収穫祭

2016-11-21 22:17:42 | 畑で遊ぼう こえどファームへようこそ
11月12日穏やかな小春日和のもと、こえどファーム収穫祭が開催されました。今年で収穫祭は14回目。14年前、十数名程度で始まった収穫祭ですが、今ではこんなにたくさんの方に参加していただくまでになりました。


いつもの年の収穫祭ならば、ダイコンやホウレンソウなどの秋冬野菜をたくさん収穫できるのですが、今年は夏の終わりから続く天候不順のため生育が遅く、収穫できる野菜がなかったのは悔やまれます。でもその代わりに、サツマイモは形・色・量・味どれをとってもこえどファーム史上最高の出来でした。


こえどファームで育てているサツマイモはベニアズマ、紅赤、安納芋の3種類。この日、いもほりをしたのはベニアズマ。このおいもの特徴は、皮が濃い赤紫色で、中は淡黄色。繊維が少なめでホクホクとした食感。甘みが強く、焼き芋や蒸し芋、天ぷら、お菓子など幅広い用途に使われています。
さつまいもは熱を加えるとデンプンが糖に変わり甘味が増します。でも、一気に加熱してしまうと甘くなりません。さつまいものデンプンは65~75℃で糖化が進むと言われているので、じっくりと加熱するのがおすすめです。石焼き芋が甘くて美味しいのはじっくりゆっくり火を通しているからなんですね。サツマイモは低温と乾燥に弱いので、保存する際は冷蔵庫には入れず、新聞紙に包むか段ボール箱に入れて、風通しのよい冷暗所で保存します。保存適温は14℃です。

ハーバルライフ講座 第7回(収穫祭)

2016-11-20 16:56:01 | 畑でハーブを育てよう
ハーブ畑は、すっかり晩秋の気配をなりました。茶色に変化したハーブが増えて今年のハーブチームの活動もそろそろ終末を告げています。
こえどファームの収穫祭のお手伝いと同時進行で、ハーブ畑では、ケツメイシ、はと麦、ウコン、レモングラスなどを収穫しました。ケツメイシは今年初めて栽培しましたが、繁殖力が旺盛でびっくりしました。なんでもその薬効は幅広く、驚くほどの効果があるようです。胃腸炎、神経痛、腎臓病、口内炎を初め万能薬として昔から重宝にされていた漢方薬です。もちろんお茶として飲用することもできます。ここに来るといつも、植物栽培の魅力や自然の力の偉大さに気付かされることに感謝しています。
今年の講座は今回ですべて終了です。これからもスッタフとして継続会員を希望される方もおり、さらにハーブチームの活動も充実していくことでしょう。来月は、畑管理からです。記M.S



伝統野菜勉強会「伝統野菜を考える ~江戸東京野菜から~」

2016-11-19 21:26:35 | 畑をみんなで楽しもう
 11月18日(金)15時より川越市南公民館にて伝統野菜勉強会「伝統野菜を考える~江戸東京野菜から~」が開催されました。講師は江戸・東京伝統野菜研究会代表の大竹道茂さんです。大竹さんはJA東京中央会に勤務している際、東京の固定種が消滅の危機に瀕していることを知り、調査と保存活動を始められました。2005年に江戸・東京伝統野菜研究会を設立し、伝統野菜の保存と普及に努められています。
江戸・東京野菜とは、江戸期から始まる東京の野菜文化を継承するとともに、種苗の大半が自給または、近隣の種苗商により確保されていた1965年から1974年昭和中期までのいわゆる在来種、または在来の栽培法等に由来する野菜を言います。練馬ダイコン、金町カブ、早稲田ミョウガなど現在45品目が登録されています。
勉強会ではこれらの伝統野菜がどのようにして誕生したのか、江戸時代の歴史、文化、風習を紐解きながらお話していただきました。野菜一つ一つに物語があり、巧みな話術と相まって伝統野菜の魅力に参加者一同引き込まれていきました。
最後に、真桑瓜、馬込三寸人参、内藤南瓜、内藤唐辛子、鎌倉大根の貴重な伝統野菜の種を頂きました。大切に育てて伝統野菜の命を引き継いでいきたいと思います。

この勉強会は農林水産省「農」のある暮らしづくりアドバイザー派遣事業を活用して開催したものです。

大竹さんのブログ江戸東京野菜通信はこちら
http://edoyasai.sblo.jp/
江戸伝統野菜についてはこちら
http://www.tokyo-ja.or.jp/edo/edoyasai_index.html

感謝状をいただきました

2016-11-04 16:38:55 | えとせとら
10月24日(月)川越市やまぶき会館にて開催された平成28年度川越市社会福祉大会において、社会福祉事業協力団体として川越市社会福祉協議会より感謝状をいただきました。
当日は、副代表の嶋村と理事の野本が出席して感謝状を頂いてきました。124名の個人と11団体が感謝状を贈呈されました。また、社会福祉事業功労者として個人97名、4団体に表彰状が贈呈されました。
川越市の地域福祉に大きな貢献をしてきたわけではありませんが、感謝状をいただけたことは、会員をはじめ私たちの活動にご協力いただいた多くの方々の賜と厚く御礼申し上げます。

さて、今日はその感謝状のお披露目会をこえどファームで行いました。

こえどファームのブルーベリージャム

2016-10-09 14:27:08 | 畑で遊ぼう こえどファームへようこそ
天高く馬肥ゆる秋。空が澄み渡って晴れ、馬は食欲を増して肥えてたくましくなる秋。このことわざが当てはまらないように、今年の秋は曇りや雨の日が続きますね。10月1日も朝から小雨が降っていて、予定していた「畑で遊ぼう」第7回は一週順延になりました。一週間後の8日、この日も朝からどんよりした雲に覆われ、ポツポツと雨粒が落ちてきたかと思うと、お日様がチラッと顔を見せたりする不安定な空模様。ザーザー降りにならないことを期待して定刻通り10時スタート。
この日予定していたのは、フライドポテトづくり、ブルーベリージャムの試食、ホウレンソウの種まき、キアゲハの幼虫探しなどなど。天候が不安定なのでフライドポテトづくりは中止にして、まずはブルーベリージャムの試食。夏に収穫して冷凍保存しておいた実をジャムにした手作りジャム。各自が持ち寄った、クラッカー、パン、ヨーグルトなどに付けて食べました。

こえどファームの簡単ブルーベリージャムの作り方
【用意する物】
ホーロー鍋、ブルーベリー、グラニュー糖(ブルーベリーの重さの40%)、ジャム瓶、シャモジ、スプーン
【作り方】
①ジャム瓶、シャモジ、スプーンをよく洗い、大きな鍋で熱湯消毒する。熱湯にビンを入れると割れてしまうので、水から沸騰させる。
②ホーロー鍋にブルーベリーを入れ、弱火で焦げ付かないようにシャモジでかき混ぜながら煮る。特に冷凍の実を使うときは要注意。
③しばらくするとアクが出てくるので、スプーンですくう。
④30分ほど煮た後、グラニュー糖を3~4回に分けて入れる。
⑤お好みの硬さになるまで煮詰めたら、火を止める。
⑥ビンに詰めて完成。
※レモン汁は入れません。ブルーベリーはレモン汁を入れなくても固まります。
※違う品種のブリーベリーを混ぜて使うことでコクのあるジャムに仕上がります。

ブルーベリーがアメリカから初めて日本に入ってきたのは1951年。今から65年前のこと。昔からアメリカの北東部ではブルーベリーのほか、クランベリー、ラズベリーなど野生のベリーがたくさん生えていて、実を摘んで食べていた。アメリカのお母さんは、赤ちゃんにABCを教えるとき、AはアメリカのA、BはブルーベリーのBといって教えるそうです。それだけ、アメリカの人たちにとってはブルーベリーが身近なくだものなんですね。日本でも昔からクロマメノキ、コケモモ、ナツハゼ、シャシャンボなどのブルーベリーの仲間が野山に生えていて、浅間山一帯はクロマメノキの有名な自生地です。軽井沢のお土産に「アサマベリージャム」がありますが、このジャムはクロマメノキの実から作ったジャムなんです。ブルーベリーは目にいいと言われているのは、皮の青い色のアントシアニンにその秘密があります。ブルーベリーにはなんと15種類ものアントシアニンが含まれていて、疲れた目を元気にさせて、視力を回復させ、ものをよく見えるようにする働きがあります。また、ガンや生活習慣病の原因となる活性酸素の発生を抑える働きもあるようです。

ハーバルライフ講座 第6回(最終回)

2016-10-08 14:48:28 | 畑でハーブを育てよう
台風や秋雨前線の影響で悪天候続きの昨今、雨が心配される中での最終回10月1日の講座はスワッグ(壁飾り)作りです。
まず、適当な量のレモングラスを束ねて三つ編みにし、好きな形に整えます。そして今回はアナベルや貝細工、ケイトウ、アトムギ、ローレル等をバランスよく差し込み、最後にリボンを結んで完成です。みなさんそれぞれの個性が表れた素敵な作品が出来上がり、満足げな笑顔が印象的でした。でがル荷作れ、編んでいる最中にはレモングラスのいい香りが楽しめるのも嬉しいですね。



今回はお茶もレモングラスです。雨もなんとかもって喉を潤した後はハーブ畑の雑草取りをして終了となりました。
来月はこえどファームの収穫祭です。皆さん一緒に楽しみましょう!(記S.S)

笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験ツアー 報告最終回

2016-10-02 08:39:52 | えとせとら
次の作業は選別。これが自動選別機。



スライドしているガイド溝にゴボウを一本ずつ入れると自動的に選別機械に送り込まれ、まず葉がカッターで切り落とされます。次に重さごとに7段階に選別されます。

左が一番大きいもので、右にいくほど小さくなります。
泥ゴボウとして出荷するときは、このまま袋詰めします。洗ったものを出荷する際には、次に洗浄作業を行います。

回転している上下2つのブラシの間にゴボウを挿入して洗います。あっという間に泥が落とされキレイになります。

機械があるとは言え、畑作り、種まき、収穫、選別、出荷作業どれも大変な作業です。そのご苦労に本当に頭が下がります。
帰りに一人2本ずつ泥ゴボウをお土産にいただきました。香りが高く、肉質は緻密で柔らかくて普段食べているゴボウとは比べものにならないほど美味しかったです。この地域でとれるゴボウを石橋ゴボウと言いますが、関東ではあまり見かけることがないのは多くは大阪方面に出荷されているからだそうです。

忙しい中、見学を受け入れてくれた茂木農園のみなさんには感謝感謝です。体調に気をつけて、これからも美味しいゴボウ作ってください。

笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験ツアー 報告その③

2016-09-30 21:24:55 | えとせとら
笠間クラインガルテンを見学後、昼食は併設のそば処で野菜天もりそば。お腹が空いていて写真も撮らずにあっという間に完食。農産物直売所では地元の野菜や漬け物を買って、お腹も心も満たされたところで次の目的地、栃木県下野市の「茂木農園」へ。
茂木農園の園主茂木正行さんとは園芸福祉のつながりで15年来のお付き合いになります。茂木さんはゴボウをメインにエダマメ、トマト、キャベツ、米などを生産しています。特にゴボウには力を入れていて、その味は高い評価を得ています。そこでその美味しいゴボウの収穫を体験させてもらおうとやってきた訳です。この日はしばらく続いていた秋雨が上がり、遅れていた作業を挽回しなければならないところを時間を割いていただき、収穫を体験させていただきました。
まず、ゴボウの種まきから収穫までの作業手順を説明していただきました。


百聞は一見にしかず。いざゴボウ畑へ。

種まきの前にゴボウ専用のこの機械で畑を1m以上の深さまで耕すそうです。すごい機械があったものです!!

耕しながら同時に肥料も施されていきます。
耕し終わったら4cmピッチで種を蒔いていくそうです。


こちらは収穫機械。

ゴボウの両サイドの土を掘り起こしながらゴボウを抜いていき、ある程度ケージにたまったところで自動的に放出されます。次々とゴボウが抜き取られていくのには感動をおぼえました。さすが日本の農業機械!

放出されたゴボウは紐でひとまとめににして軽トラに積み込み持帰ります。収穫機の運転は茂木さん、束ねているのは茂木さんのお父さんです。

後半につづく。


笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験ツアー 報告その②

2016-09-29 21:25:18 | えとせとら
笠間稲荷をお参りしたあとは、笠間クラインガルテンへ。笠間稲荷からバスに揺られて約15分、のどかな丘陵地の一角に笠間クラインガルテンはあります。到着早々、管理運営を任されている笠間市農業公社の方から施設の概要を説明していただきました。


笠間クラインガルテンは日本で4番目、2001年4月にオープンしました。丘陵地約40,000㎡に宿泊施設付き市民農園50区画、日帰り市民農園50区画、その他クラブハウス、農産物直売所、そば処が併設されています。宿泊施設付きの農園は1区画約300㎡の土地に約37㎡のラウベと100㎡の菜園・芝生があります。年間の利用料は411,420円、一年単位の契約で最長5年まで更新可能です。50区画すべて利用中で、利用者の8割が関東在住者だそうです。
クラブハウスには最大で80人も収容できる多目的ホール、読書コーナー、ジャムづくり・そば打ち体験ができる調理室などがあり、利用者と地域住民が集いコミュニティー形成を図る役割を担っています。
説明後は実際に農園を見学。


整然と並ぶラウベ


笠間焼きのオブジェと奥には稲田石のテーブル&チェアー


おしゃれなゲストハウス


自由に利用できる農機具

笠間クラインガルテンHP
http://www.kasama-kg.jp/

余談ですが・・・
笠間西ICを降りて笠間稲荷に向う途中たくさんの石屋さんがあるのに驚きました。聞いたところによると笠間は良質な御影石(稲田地区を中心に採掘されるので稲田石と呼ばれている)の産地で、その際立った白さから別名「白い貴婦人」とも言われ、国会議事堂、最高裁判所、東京駅など、日本を代表する数々の建築物に使用されているとのことです。
採掘規模は日本一と言われ、笠間市稲田を中心に東西8㎞、南北6㎞にもわたる採掘現場は通称「石切り山脈」と呼ばれています。写真の遠くの山の中腹に白く見えるところがそうです。




笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験ツアー 報告その①

2016-09-27 21:34:26 | えとせとら
市民農園見学ツアーは今回で7回目。今日は笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験に行ってきました。
朝8時に川越を出て、関越・圏央・東北・北関東と高速道路を走ります。平日なのでとてもスムーズ。笠間西ICで降りて、まずは笠間稲荷へ。
笠間稲荷は京都の伏見、佐賀の祐徳とともに日本三大稲荷のひとつです。ご祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、正一位という最高の位をもち、一般に「お稲荷様」として親しまれている神様です。「稲に宿る神秘的な精霊」、つまり食物の神様として崇められています。食という人間が生活を営むためになくてはならない根源的な役割を担っているということから、人間の活力、つまり仕事にも影響を顕すとして、殖産興業の神としての信仰も広がったそうです。


参道の修復工事のため、一の鳥居をくぐることが出来なかったのは残念でした。


豪壮かつ華麗な拝殿


境内には君が代に詠まれているさざれ石がありました。さざれ石(細石)は、学名を石灰質角砕石と言い、石灰石が長い年月の間に雨水で溶解し、その粘着力の強い乳状液(鍾乳石と同質)が次第に小石を凝結し、次第に巨巌となり河川の浸蝕により地表に露出し苔むしたものである」とあります。

参拝客も少なくてゆっくりお参りすることができました。
笠間クラインガルテンの報告はまた次に。

お彼岸に向日葵

2016-09-17 16:40:45 | 畑をみんなで楽しもう
今、こえどファームではヒマワリが満開です。


秋の花と言えば、秋桜や彼岸花がまず頭に浮かびますが、こえどファームではヒマワリも秋に楽しめるの花の一つです。お彼岸にヒマワリを咲かすためには、梅雨明けと同時に種まきをします。今年は梅雨明けが7月29日と遅かったので、お彼岸に開花が間に合うか心配しましたが、心配ご無用、見事に咲き誇りました。
秋に咲くヒマワリは背丈が低く花も小さいので切り花に最適。仏花として飾ればご先祖様も大喜びかもしれませんね。