TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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今秋開業の伊勢崎東部SCの名称「スマーク」と決まる

2008-05-17 20:44:53 | 地域産業
 今秋開業予定の伊勢崎東部SCの名称が「SMARK(スマーク)」と決まりました。各店舗は食品スーパーのベルクになる予定です。敷地面積は100,000平方メートルで商業面積は55,000平方メートルです。年間来客数は1,500万人、年間売上高は250億円を見込んでいます。ベルク他150店舗が入るほか、複合型映画館も開業します。下の写真は急ピッチで建設中の写真です。





 このSCの影響を一番受けそうなのがアピタ伊勢崎東店ではないでしょうか。距離にして2キロメートルほどです。アピタの商業面積は17,172平方メートルですので、「スマーク」の3分の1の面積です。下の写真はアピタの店舗です。



 土曜日ですが、駐車している自動車も少なく現在でも来客数は少なそうです。また店舗内も客数が少ないように思います。

 

 

 それから、「スマーク」の開業により影響を受けるのが西部モールの複合型映画館「movix」です。MOVIXでは4割程度の客数の減少があるのではないかと考えているようです。下の写真はそのMOVIXです。



 このSCが開業することにより、地元伊勢崎の商業環境が激変するようかも知れません。あとはどのようなテナントが入るのかによると思います。それから、アクセツ道路がこの店舗面積にしては狭すぎます。今のままでは入りにくく出にくい状態
です。どのような自動車の入店動線にするかもSCの大きな課題と思われます。

 いずれにしても大型店舗間の競争は激化します。そして、中心市街地への来客数もいまのままでは減少するのは目に見えています。このSCの開業で感じるのは伊勢崎市の商業施策はどうなっているのかということです。誰から見ても大型店は飽和状態ではないでしょうか。マクロな話になりますが、地球環境問題や農業自給率の課題を考えると、商工農のバランスを考慮した秩序ある都市環境整備を考えていく時期にあるのではないでしょうか。



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