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小さなグチでも発散することが本当の予防に-週刊東洋経済2010.7.24-

2010-07-21 19:35:01 | メンタルケア
 今週号の週刊東洋経済は、「あなたは大丈夫?不眠うつ、予防と治療、社会復帰」を特集しています。

 週刊東洋経済は、もちろん全国誌です。その週刊誌が特集を組むくらい、「心の病気」が現在社会に蔓延しているということではないでしょうか。

その特集記事でわずか1ページですが、「セーフティーネット」という24時間体制の電話相談が取り上げられています。

 その記事で書かれているのは、小さなグチをこぼすことで、ストレス発散している社会人の多いことと、そのことによるカタルシス効果です。

 1日100件以上寄せられる電話の中で多いのは「グチ」です。ある男性の相談者は、直属の上司に対する恨みつらみを延々と語り続けます。ある女性は「なぜ私だけが義母を介護しないといけないのか」といった理不尽さを1時間以上にわたって訴え続けます。

 「今も昔もストレス社会であることは変わりありません。要は今は、ストレスを発散する場所がない」というのが実情で、そのためこのような電話相談が貴重になるわけです。

 カウンセリングの基本は、「聴く」ことです。まさに電話相談は、その「聴く」を実践している機関です。そして、その「聴く」スタッフは産業カウンセラー等の専門知識を持った者であるのでその効果が上がっているようです。

 私は、カウンセリングの講習に参加して「聴く」訓練を実施していますが、難しいものです。まだまだ未熟ですが、一歩一歩実力を付けていきたいものです。

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