産業カウンセラー協会の協会月報「産業カウンセリング」にすばらしい投稿記事を読みました。北関東支部の真下清氏が投稿している「新たな産業カウンセラー育成制度」を読んで~「入門講座」は、徹底した自己理解を中心に~」という文章です。
真下氏は、産業カウンセラーの入門講座は、徹底した自己理解に徹するということを主張しています。以下引用です。
まず、自己理解、そして自己理解、さらに自己理解、このことは、カウンセラーに限られてたことでなく、一般人でも、実は同じに必要なことと考えられるのです。
「入門講座」のキーワードは、「自己理解」です。産業カウンセリングを学ぶ上での、カウンセラーとして必須な「自己理解」を徹底する基礎講座を目指します。要するに支援者としての自分の資質に対して自覚なしに、カウンセラーはなりえないことは言うまでもありませんが、ただ支援すると言っても、自己理解のしかたが分からない人には、まず困難ですし、そもそもの資質も問われるはずです。
一般の人にまで求められることではありませんが、大変重要なこととして、自分の問題に気づかない人、向き合わない人は、カウンセラーになるのは危険極まりないことでしょう。
そもそも、人は、自分を理解している範囲でしか、他者理解はできません。そのため、カウンセラーは、常に自己理解を忘れず、実践していく必要があります。
「まず、利己理解からカウンセリングはスタートするということ」、なにか初心を忘れていた気持ちです。
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