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「すかいらーく」の元契約店長に過労死認定

2008-07-18 19:23:26 | 雇用・就職
 外食産業「すかりらーく」の元契約店長が昨年10月に脳出血で亡くなったことについて、春日部労働基準監督署が過労死と認定しました。亡くなった方は倹約社員でありながら、店長という責任の重い責任の仕事を任されていました。

 店長以外は全員アルバイトやパートだったため、毎日朝7時から深夜2時頃までの勤務が続いたようです。遺族の計算だと、亡くなる直前の3か月間の残業時間は月平均200時間を超えていたとされています。会社のタイムカードなどでは月40時間になっていましたが、労働基準監督署が遺族や関係者から聞き取り調査した結果、過労死認定基準である月80時間を超えていると判断して労災認定しました。遺族のは話だと月80時間どころではなかったのが実態であったようです。すかいらーくは「事実関係を確認していないので現時点ではコメントできない」としています。

 ひどい話です。非正規社員に店長を任せて、月200時間も働かされてはたまったものではありません。私も月100時間残業したことがありますが、それでも体の調子が悪くなってしまったものです。すかいらーくは絶対に実態を知っていると思います。

 今回の元店長の過労死の問題を考えると、「すかいらーく」は人を使い捨ての道具としか見ていないと企業といわれてもしかたないと思えます。企業理念は「豊かな健康で安全な食生活を提供する~」とか書かれています。まず従業員に「豊かで健康で安全に働くことができること」を提供してもらいたいものです。




 


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