TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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「東大合格生のノートはかならず美しい」を読む

2008-11-24 15:49:21 | 今週の一冊


 久し振りにベストセラーといわれる本を購入して読んでみました。今回読んだ本はよくテレビ等で紹介されていました。内容は第1章「東大ノート美しさの秘密」、第2章「東大生のノートをめぐる物語」、第3章「とうだいのおとの黄金ルール」の3章から構成されています。

 読んでみて目新しい内容はありません。文章をまとめたり、書く技術が書かれているのですが、題材が東大生のノートという点が斬新だったのでベストセラーになったのではないでしょうか。

 著者は200冊を超える東大生のノートを分析したようですが、そのノートから7つの法則を見出しています。その7つは以下の項目です。

 法則1 とにかく文頭は揃える
 法則2 写す必要がなければコピー
 法則3 大胆に余白をとる
 法則4 インデックスを活用
 法則5 ノートは区切りが肝心
 法則6 オリジナルのフォーマットを持つ
 法則7 当然、丁寧に書いている

 これって、驚くようなことはなく、少し創意工夫している人なら実施していることではないでしょうか。

 いずれにしてもまとめるという点では東大合格者は秀でた才能があることがわかります。しかし、それは自らの力でなにかを創造する力ではありません。受験は記憶の勝負ですから効率よく覚えることをまとめて頭に入れられる者が断然有利になります。そのためには、上の法則はたいへん有効なのでしょう。

 以上が私が、この本を読んだ感想です。