TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

熱い現場-日経ビジネス2008.11.24から-

2008-11-22 19:33:32 | 経営全般
今週の日経ビジネスは「熱い職場」が特集になっています。その中でモチベーションの高い職場作りには何が必要かということで、①社長の顔を見える、②顧客の顔が見える、③自分の成長が見えるの3点があれば人は動くと書かれています。そして経営者に問われているのは「働く原動力とは何か」と突き詰めることと書かれています。

 SNS大手のミクシイでは経営者が自らの方針を月例会で全社員に繰り返し話しています。評価面接も年4回実施して上司と部下のコミュニケーションを密にしています。社長の顔が見える努力をして従業員にミクシイで働く意味を共有しています。

 それから、顧客の顔が見える(高島屋、サントリー)と自分の成長が見える(テルモ)の例が書かれています。

 「顧客の顔が見える」と「自分の成長が見える」はなにかうっそぽい感じがします。1990年の不況の時には、リストラの嵐でした。またその不況がきます。
企業は内定取り消しなどの雇用調整を始めています。

 企業の成果主義の導入、リストラの後に従業員の不信感が募ることで、働く意欲が低下している今を回復することができずにいるのに、不況でより一層の従業員の労働意欲の低下を作ってしまうのでしょうか。