あび卯月☆ぶろぐ

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共産党と社民党

2007-07-19 01:02:46 | 政治・経済
共産党と社民党はどちらも日本の左派政党だが、微妙に立場が異なる。
個人的にどちらが好きかと問われれば私は迷わず共産党と答える。

というのも、先月、長野県の御代田町で茂木町長が「同和事業を完全廃止」を宣言したが、これは共産党の尽力なしには実現できなかった。
こんなこと自民も民主も社民も出来なかったろう。
じじつ、町民のある女性は「待ちに待った宣言です。御代田にもやっと夜明けがきました。共産党だからこそできたことだと、私は思います」と述べていた。
出典が「しんぶん赤旗」だから少しプロパガンダ臭いが、女性の発言に私も同意する。
つまり、社民はこういう筋の通らない利権など見てみぬふりをするが、共産党は駄目なものはだろうがなんだろうが駄目という骨のある態度を取る。
ここに違いがあると思う。
少し褒めすぎだろうか。

しかし、今日の報道ステーションを見たが、
社民党の福島代表は選挙の争点は憲法にあると認識しているようで、
相変わらず、「ゴケンゴケン」と唱えるばかりで、格差や年金は二の次だった。
挙げ句、脱原発を主張する始末。
この現状認識の乏しさが社民党の弱点であり、いつまでも議席が増えない所以である。
いや、現状認識の乏しさは共産党やその他の政党も似たようなものだが、社民よりも共産の方が支持を集めている現状をどう分析するか。

私はオバサンとオジサンの違いだと睨んでいる。
社民党はオバサンで共産党はオジサンなのだ。
オバサンといっても社民党はPTAのオバサン。
で、共産党は純粋に共産主義を信じている運動家のオジサン。
運動家のオジサンは教条主義をまくしたてるけど、結構本気で骨がある。
PTAのオバサンはこちらも教条主義でいつもキーキー言っているけど、ここぞという時に逃げる。
「私は知らないザマス。関係ないザマス。」という具合。
言葉狩りやジェンダーフリーとか女権とかがより好きなのもオバサンの方だよね。
このニュアンスわかりますか?(笑)
伝わる人に伝わればいいや。
で、庶民に人気があるのはどちらかというと運動家のオジサンの方だと思うのだ。
かつての社会党は労働者の党でむしろこちらの方が労組のオジサンという感じがしたが、いまやすっかりオバサンの党になってしまった。

さて、私はどちらの党が良いとか悪いとか言いたいのではない。(選挙法対策)
好きか嫌いかでいうと別にどっちも好きじゃないし。(ついでに言うと、自民も民主も好きじゃない)
ただ、やるなら本気でやって欲しいと思うのだ。
だから、どの党であれ、戦争問題とか慰安婦の問題を言うのなら、
「我が国は侵掠戦争をして多くの国々に多大なる損害を与えました。ついては、戦争被害に遭われた国家と個人に賠償するため、税金を上げ、さらに消費税も二十パーセントに上げ、その金を賠償に当てます。もちろん、何度謝っても、いくら賠償しても被害者の傷は癒えませんので日本国および日本人は極悪非道な犯罪国家・犯罪者としてとして未来永劫、謝り続けますし、賠償もしてゆきます」
とこれくらい言ってほしい。
言えたらアッパレなのに。
いや、本当は言いたいのだけどそれをいうと日本人の為の政党でないことがバレるから言わないのだろう。

最後にかねがね疑問に思っていることがある。
共産党や社民党は軍国主義反対の姿勢を強調している。
なのに、本当に軍国主義の支那や北朝鮮に対して糾弾しない。
アメリカには言うのにかの二国には言わない。
特に社民党は人権擁護を主張しているはずである。
だったら、なおさら人権蹂躙国家である支那や北朝鮮を批判したり、批判的であるはずなのにむしろ友好的だ。
平和主義を唱えるのも人権擁護を叫ぶのも方便なのだろうか。
私は馬鹿だからこの謎が一向に解けないのである。