あび卯月☆ぶろぐ

あび卯月のブログです。政治ネタ多し。
お気軽にコメントなさってください☆

ホラーは規制すべきか

2007-05-20 00:23:31 | 社会・世相
福島県会津若松市の高校3年の男子生徒(十七歳)が母親を猟奇的に殺して捕まった。
世の中、気違いが溢れている。
気違いは昔から居るが最近ますます増えた気がするのは気のせいか。
犯人の少年は母親の首や右腕を切断して、腕にはスプレー缶で白い塗料を吹き付け、植木鉢に差した状態で放置していた。
腕を白くしたのはマリリン・マンソンのDVDを見ていたというからおおかたそれに影響されたのだろう。
死体をバラバラにしたのはホラーDVDの影響か。

ホラー作品と猟奇殺人の関連性を否定する者達は今度もまた無関係と言うだろう。
そう思っていたら、少年自身が「ホラー映画を見ているうちに人を殺してみたくなった」と証言しているという。
関連性否定派はひっくり転げているところだろうか。

私は猟奇殺人と猟奇作品の関連はあると思う。
この事件に限らず猟奇殺人を起した犯人は多くの場合、ホラービデオを見たりしている。
神戸の酒鬼薔薇事件も宮崎勤の事件もそうだった。
かといって、ホラー作品を観れば皆、殺人鬼になるのかというとそれも違うと思う。
いくらなんでも極端だ。
早い話が、馬鹿にそういう作品を見せると猟奇に走る。
ついでにいうと猟奇殺人に走るのは馬鹿や気違いだけでなく、むしろ真面目な人間に多かったりする。
ただ、真面目な人間はホラー作品を観ても猟奇には走らず嫌悪感をいだくだけである。

では、ホラーは規制すべきか。
私はホラー作品の表現自体は規制すべきではないと思う。
表現の自由はどこまでも認められるべきだ、と一応思う。
ただ、販売はきちんと規制するべきで、過激なものは十八禁にするとかした方がいい。
なら、結局いまと同じだろうか。
というのも、私はホラー作品を観たことも無ければ興味もなく今後も見ないだろうから販売の規制がどうなっているのか知らない。
また、ホラーにも様々な種類があるのだろうから、「ホラー」と一括りにするのはホラーファンから叱られるかも知れない。

早い話、私はホラーを無害という意見も規制せよという意見にも与したくない。
要は猟奇的なホラーは有害であるという前提に立ち、元から排除するのではなく有害な物と認識した上で取り扱うべきだと思う。
煙草と一緒というと少々乱暴だがわかりやすいかも知れない。
もっとも、猟奇ホラーばかり見ている人とはあまりお友達になりたくないけれど。