すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

優先順位

2018-05-09 23:30:06 | 老いを生きる
 今日は仲間と秩父の両神山に行く予定だった。天気が悪いので延期した。
 行かなくてよかったかもしれない。気が緩んだせいか疲れが出て、午前中寝ていた。午後になって雨が上がったので、戸越公園を通って大井町まで、長めの散歩に出かけた。
 この頃、体力を維持する(むしろ、体力の低下を遅らせる)ための運動と、楽器の練習と、読書が三すくみの状態に近い。どれか一つ、あるいは二つが、十分にできない。きちんと優先順位をつけないといけないのだろうが、どれも大切で、なかなか決断がつかない。
 むろん、共同生活をしているのだから、家事の分担が第一位で、第二位は、これも無論、体力の維持なのだろうが、十分に運動をすると疲れてしまうので、練習と読書にしわ寄せがいく。
 今は原則として練習を優先にしているのだが、本だって、思う存分読みたいよなあ。もうそう長くない人生で読める量は多くないし、特にぼくのように気に入った同じ本を繰り返し読むのを好むタイプには、それだけ違う本を読む可能性は減るのだし、悩ましい。
 今日、練習のあとで、ローズマリー・サトクリフの「ローマ・ブリテン四部作」の最終作「辺境のオオカミ」を読み終えた。「第三部「ともしびをかかげて」を読んでいる」と書いてから一か月以上たっている。もちろんその間に違うものを読んでいるのだが、サトクリフはまだまだいっぱいあってどれも読みたいし、アマゾンで本を買うようになったら、積読が溜まる。
 ある人の作品、もしくはあるテーマの本をなるべくまとめて読むことにしていて、去年の前半は池澤夏樹の小説をすべて読み、後半は社会学者の見田宗介=真木悠介の手に入るかぎりの全著作を読んだ。今年後半は、加藤修一自選集か、竹内敏晴か、心理学の本を読みなおすか、と思っているのだが、いずれにしても、あああ、時間が欲しい。

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