かめあり句会・10月
「小鳥来る」の選評・披講・講評。
48句が出揃う(清記)
葛西臨海公園干潟、同公園のHPからお借りした。
8点句
37番 足跡の続く干潟や渡り鳥
作者談
葛西臨海公園(ラムサール条約湿地登録)の探鳥会に行ったとき鳥の足跡が鮮明でした。
これを只率直に詠んだものです。沢山の渡り鳥が干潟を舞っていた。
皆野町の秩父音頭HPから転載お借りした。
7点句
23番 農終えて秩父音頭や鳥渡る (縄)
作者談
娯楽の多様化とでもいうのか、最近は盆踊り大会という言葉を聞かない。
少年期に学校に通っていたころ農繁期が終わり一段落すると、河川敷広場、学校の校庭などで3日間通しで、
”盆踊り大会“が催うされた。秩父音頭の作詞は、昨年亡くなられた金子兜太氏の父が作詞された。
6点句
14番 人知れず寺の手水舎小鳥来る
5点句
7番 蹲いや小枝を揺らし小鳥来る (縄)
8番 偕老の思ひ一つや小鳥来る
32番 秋寂し母亡き故郷の遠くなり (縄)
清 記 一 覧 表(48句)
10月は、合格点の出来でした
ゆったりした気持ちで、これからも俳句に取り組んでいきたいと思います。
思いついたことはすぐメモし、句を丁寧に推敲を重ね、出来上がった句を1週間
寝かせ発酵させると、違った味がほのかに漂ってくる。
この香りを逃がさないように再度推敲を重ねる。
古の俳人の詠んだ句の言い回し、語彙、助詞の使い方等をよく観察し参考に
することが極めて大切であることを知り得た。
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