茶 道
「和敬清寂」 千 利休
型や作法は、一般的には自由を拘束するものと思われている。
しかし、武道、芸道、スポーツなどをやっていると、型を身に着けていることによって、自由度が増す覚えが有ります。
型や作法が、心身を却って自由にするという逆説を、
茶の湯は端的に体現している。
鈴木大拙は、茶道と禅は、不意なものを除去して物事を単純化することにおいて通じていると言う。(人生日記より)
私は茶道や禅をたしなんだことはないが、武道(剣道)を5年ばかし鍛錬した。
↑ 画像二点はwebより出典
『四規七則』
四規 和 敬 清 寂
七則
茶は服のよきように点て 飲む人がおいしいと感じる服加減にお茶を点てて
炭は湯の沸くように置き 炭は頃合よくよい加減の湯が沸くように置いて
冬は暖に夏は涼しく 春も夏も過ごし易い環境を整えて
花は野の花のように生け 花は野に咲くように自然に生けて
刻限は早めに 時間には余裕をもっ
降らずとも傘の用意 何事にも心がけ、怠らず準備を整えて
相客に心せよ 全ての人をもてなそうとする気持ちを忘れない
「和 敬 清 寂」を出典した本
『四規七則』を記事にした理由。
5月俳句の会の兼題「新茶」のお題を賜った。
俳句は5・7・5の17文字です。
この17文字の中に、兼題に程よい如何に適切、似合う語彙を
当てはめるかが俳句のポイントです。
そんなこととて・・・茶道のお点前にもチョイト読み入ると
『四規七則』に出会った。
▲ 新茶汲む 香りと余韻 味わうて (縄)
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