ツツイは建築の仕事の他にもショップのインテリアの設計・デザインなどもする。
が、しかしこれはインテリアデザイナーの仕事とはちょっと違う。
インテリアデザイナーをはじめ、デザイナーと名の付く職業の方達は時代をスキャンする能力に長けている(長けていなくてはならない)。
そのためには努力を惜しまないし、雑誌やTV、映画など常にアンテナを張り巡らせている。ツツイの知人などでも週に10冊以上の雑誌を読み、ドラマなどもほぼ全てを録画し、3台のテレビ画面を前に倍速で全てを短時間で見ている強者がいる。ツツイなんて最後に観たドラマなんて・・・「101回目のプロポーズ」や「東京ラブストーリー」などである。いや、社会人になってから唯一ビデオで録画をしながら観た「協奏曲」(建築家のドラマで田村正和、キムタク、宮沢りえが共演)が最後か?途中から観なくなったが。(多忙だったのもあるが、あまりに業界内とのギャップが大きくて)
インテリアデザイナーの仕事は主に2,3年、話題にのぼり、5年間持てば良いといった考え。
正確に時代をスキャンする能力がなければ出来ないだろう。
しかしツツイは時代をスキャンする能力を高めるトレーニングをしていないし、その部分で勝負しようとも思っていない。
建築とはもっと長いタームでの仕事である。
竣工(完成)した時が一番美しく、あとは時と共に廃れていくだけといった建物をよく目にするが、あれは建築家の仕事と言えるのだろうか?そこに技術的革新などが盛り込まれていれば、それはある種、建築家の仕事として成り立つのかもしれないが、それも半世紀前の建築家の仕事のような気がする。
ではどんな建築、空間を求めているのかと言えば、幼稚な表現かもしれないが、「格好良く年とる空間」が非常に重要だと思う。特に文化レベルにまで問題を掘り下げていった時、歴史となりうる空間の存在は非常に大きい。
住宅であれば、そこに住む住人に最も格好良く年を取ってもらえる空間を提供する。そしてその住人に愛され、共に素敵に年を取る建築。年を取る毎に味が出て、より美しい空間となりうる建築。人間でも皺が増えれば増えるだけ格好良い人は多くいる。無理に若作りして滑稽に見えてしまう方が哀れだ。
そのためには建築家は四次元をも想像しなくてはならないと思う。
つまりインテリアデザイナーと建築家の大きな違いは時代をスキャンする能力と四次元の想像力といったところだろうか。
そしてツツイはショップインテリアの設計を依頼されても、四次元の想像をする。
10年経ってもまた訪れたくなるようなショップ。
そして商業空間であればそこには数字が付き物。
リニューアルオープンなどの時に、数字が伸びた!と喜びの連絡などを受けることが多々あるが、これらが右肩上がりにいつまでも上がり続け、店員、お客様、皆がそこの空間を共有することによってより一層素敵な人になれるような空間。
それが歴史となり、文化となった時、はじめて建築家の仕事として成就するような気がする。
ツツイは今年33歳。
目尻にセクシーな笑い皺ができてきた。
(写真は最初のインテリア作品:
couture maison HISAKO TAKAYAMA)
が、しかしこれはインテリアデザイナーの仕事とはちょっと違う。
インテリアデザイナーをはじめ、デザイナーと名の付く職業の方達は時代をスキャンする能力に長けている(長けていなくてはならない)。
そのためには努力を惜しまないし、雑誌やTV、映画など常にアンテナを張り巡らせている。ツツイの知人などでも週に10冊以上の雑誌を読み、ドラマなどもほぼ全てを録画し、3台のテレビ画面を前に倍速で全てを短時間で見ている強者がいる。ツツイなんて最後に観たドラマなんて・・・「101回目のプロポーズ」や「東京ラブストーリー」などである。いや、社会人になってから唯一ビデオで録画をしながら観た「協奏曲」(建築家のドラマで田村正和、キムタク、宮沢りえが共演)が最後か?途中から観なくなったが。(多忙だったのもあるが、あまりに業界内とのギャップが大きくて)
インテリアデザイナーの仕事は主に2,3年、話題にのぼり、5年間持てば良いといった考え。
正確に時代をスキャンする能力がなければ出来ないだろう。
しかしツツイは時代をスキャンする能力を高めるトレーニングをしていないし、その部分で勝負しようとも思っていない。
建築とはもっと長いタームでの仕事である。
竣工(完成)した時が一番美しく、あとは時と共に廃れていくだけといった建物をよく目にするが、あれは建築家の仕事と言えるのだろうか?そこに技術的革新などが盛り込まれていれば、それはある種、建築家の仕事として成り立つのかもしれないが、それも半世紀前の建築家の仕事のような気がする。
ではどんな建築、空間を求めているのかと言えば、幼稚な表現かもしれないが、「格好良く年とる空間」が非常に重要だと思う。特に文化レベルにまで問題を掘り下げていった時、歴史となりうる空間の存在は非常に大きい。
住宅であれば、そこに住む住人に最も格好良く年を取ってもらえる空間を提供する。そしてその住人に愛され、共に素敵に年を取る建築。年を取る毎に味が出て、より美しい空間となりうる建築。人間でも皺が増えれば増えるだけ格好良い人は多くいる。無理に若作りして滑稽に見えてしまう方が哀れだ。
そのためには建築家は四次元をも想像しなくてはならないと思う。
つまりインテリアデザイナーと建築家の大きな違いは時代をスキャンする能力と四次元の想像力といったところだろうか。
そしてツツイはショップインテリアの設計を依頼されても、四次元の想像をする。
10年経ってもまた訪れたくなるようなショップ。
そして商業空間であればそこには数字が付き物。
リニューアルオープンなどの時に、数字が伸びた!と喜びの連絡などを受けることが多々あるが、これらが右肩上がりにいつまでも上がり続け、店員、お客様、皆がそこの空間を共有することによってより一層素敵な人になれるような空間。
それが歴史となり、文化となった時、はじめて建築家の仕事として成就するような気がする。
ツツイは今年33歳。
目尻にセクシーな笑い皺ができてきた。
(写真は最初のインテリア作品:
couture maison HISAKO TAKAYAMA)