日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



ツツイは時計コレクターではないが、いくつかのお気に入りの時計を持っている。

その中で最近稼働率が高かったFOSSILのスタルク(フィリップスタルクのデザイン:写真)の液晶がつかなくなってしまい、電池切れかと思ったが、交換しても直らず、修理に出すことになった。

実はコレ、購入価格は1万5千円程度。
そして今回の修理にかかる費用は・・・1万円程度だと言う。

「別なの買った方が良いじゃない」

と周囲から言われるが・・・
そうじゃないんだなぁー

一度愛してしまったモノはそう簡単に捨てられるものではない。
例えば全く同じ商品を新品で購入できたとしても、それは違う。
思い出がないし、ロマンを感じない。
ツツイの性格上、長く所有すればするほど愛も深まる傾向にある。

学生時代にニューヨークのSOHOの露店で40ドル程度(55ドルから所持金の少なさでディスカウントしてもらった)で購入した腕時計、これもいまだに保管してある。何度も壊れて、そのたびに修理したのだが、最近ではこの時計をはめることも無くなったので、今は止まったまま。修理にかけた費用は購入した額のゆうに3倍は越えている。

実はこの時計、購入してから数年後に映画の中でみかけた。
なぜか邦画でしかも2つ。

1つは小田和正監督でツツイも好きな映画、「いつかどこかで」の中で建築設計事務所に勤める時任三郎がつけている。
もう1つは「波の数だけ抱きしめて」という映画の織田裕二が付けていた。
まったく無名な時計なのに。

これだけ多くのモノが溢れている社会で、はたして10年以上所有しているモノがいくつあるだろうか?
愛情をそそぐことのできるモノをいくつ持っているだろうか?
デザインをよくすれば全てのモノに愛情がもてる、とは思わないが、大きな影響力はあると思う。
安さや機能性だけでモノを選ぶのではなくて、「これ、長く愛せるかな?」といった観点でモノ選びをしていくと、環境問題なども大きく改善できていくだろうし、なにより生活がもっと楽しくなるのではないだろうか?

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今日は某企業の本社ビルコンペの二次審査日。

朝、ちょっと涼しく感じられたので、お気に入りのジャケットを着て臨んだのだが、暑かった!!
ジャケットを着たのは2ヶ月ぶりくらいか?

二次審査は面談。

一次審査ですでに5社まで絞られ、その5社全てと面談なのだが、ツツイはラスト。

比較的リラックスしたムードの中で面談となり、無事終了。
この企業は社長なども若く、ついつい話題も脱線しがち。
楽しい一時だった。

面談の後、華門楽家の現場に立ち寄るために渋滞の中をトロトロと走っていると、何やら歩道をものすごいスピードで迫ってくる物が・・・。
注視してみると、なんとソレ、のぼり旗。

「今時、真っ昼間っから族ですか?しかも三鷹で?」

いやいや、なんとそれが中年女性の乗る自転車にくくりつけられたのぼり旗。

「日本共○党」
と掲げられたのぼりが歩道を暴走する自転車にくくりつけられ、はためいている!

その女性、別に候補者でもなさそうで、眉間に皺を寄せながら歩道を歩く人をパイロンに見立てて右へ左へとすり抜けてくるっ!

ん~、アレは一体・・・?

応援者なのか、はたまた他の党がイメージダウンのために走らせているのか?
応援者なのであれば、やめさせた方が良いのでは?
もともと歩道は自転車が走ってはいけないのだし。

でも皆さん、選挙は行きましょうね。

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先週一週間、Yハウスの現場は夏休み。

休み明けは台風が来ていたため、本日はひさびさの現場。

2F床と屋上の床スラブのコンクリート打設に備えて、配筋検査だった。

現場にはツツイと栄伸建設の現場所長である尾形さん。

ツツイ「そこの型枠、目違い直しておいてくださいね」
パチン
所長「あ、はい」
パチン
ツツイ「あそこの結束線も直して・・・」
パチン
所長「はい、あ、あとここの溶接の長さなんですけど・・・」
パチンパチンっ!
ツツイ「あぁ、それと」
パチパチン
所長「ここの納まりなんですけど・・・」
ツツイ「んー、どうしましょうかね?」
パッチン・・・パチン!

実はコレ、Yハウス現場周囲に生息する獰猛な蚊(モスキート)!!
尾形さん曰く、長ズボンの上からでも刺してくるらしい。
の大きさも通常より大きいサイズ。
それもそのはず、現場に近接して妙正寺川の公園が豊かな緑を提供してくれる。
借景するには最高のシチュエーション!
その代償としての蚊との戦いであれば、大した問題ではないのだが。

そして気のせいかペントハウスからルーフバルコニーに出た所ではあまりに刺されなかったような気がする。
でもやっぱり来年の夏・・・施主のY夫妻もこのルーフバルコニーでパチンパチンやるんだろうなぁ。

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(YハウスのCGもあります)





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実は本日は自宅の引っ越し。

台風も心配されたが、無事晴天(すぎたが)の中、作業が進んだ。

「お!ツツイさん、ついに自邸ですかっ!??」
とよく言われるが、いやいやそう甘くはない。
今回は事務所近くの賃貸マンションへ移転。

早朝から引っ越し屋さん3名が来て、段取り良くパワフルに荷物を運び出す・・・
ん?いや、なんか一人段取り悪いのがいるぞ。
この僕ちゃん(おそらく一番若い)、他の二人が雑誌のぎっしり入った段ボール箱を3箱まとめて担ぎ出している(ツツイは2箱が限界)のに対して横でウロウロと。。。
いくつかコンクリートブロックもあったのだが、僕ちゃん、まずは3つ持ち上げ運ぶと思いきや、一旦おろして2つにしてから運び出している。。。
このヘタレめっ!!
そんなんじゃいくら時間があっても足りんわいっ!
見かねたツツイはコンクリートブロックを3つ持ち(4つくらいは行けると思うが)、それを玄関先まで運び僕ちゃんに自ら渡すと必死の形相で運び出す。
若いし当然大丈夫だろうと思っていたのだが・・・
なんとこの僕ちゃん、移転先の搬入でついにダウン!
マンションのエントランスの涼しい所で座り込み、ツツイが近づくと、
「しゅみません・・・」
と。
もう・・・苦笑いするしかない。

ところで今回のマンション、洗面室のカウンター下にドラム式洗濯乾燥機(エレクトロラクス製:写真)が組み込まれており、2年ほど前に購入した全自動洗濯機は不要のため、徒歩5分の実家で預かってもらうことに。

で、これが一番大変だった!

一人でガラガラと洗濯機を引きずり、実家の物置の奥に仕舞い込んだのだが・・・
我ながらよく頑張った!

マンションに戻ると僕ちゃんも復活してヨチヨチと荷物を運んでいる。

そうだ!頑張れ!
お金を稼ぐってのは大変なんだぞっ!

ねぇ、皆さん?

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ツツイの椅子のコレクションがまた1つ(正確には2脚だが)増えた。

実は今週末に自宅を事務所から徒歩1分の場所に引っ越すのだが、これを期に購入に至った。

当初はヤコブセンのアントチェアの購入を目論んでいたのだが、フリッツハンセンの新品だと4万円程度。2脚で8万。
ただでさえ引っ越しで金欠な状態なので、ここはなるべく出費を抑えたいところ。
そこで狙うはヤフーオークション
調べてみるといくつかお目当てのアントチェアが出品されている。
狙うのはナチュラル系の木目のタイプ。
レプリカモノであれば1万円以下。
フリッツハンセンのものであれば3万円程度が相場か?
ところでこのアントチェア、3本脚のタイプと4本脚のタイプがある。
ツツイが狙うのは3本脚。
ところがヤフオクに出品されているのは全て4本脚のモデル。
数日の間、オークションサイトの中を彷徨っていたのだが、他にも気になる椅子がチラホラ。
どうせ4本脚を購入するなら同じアルネ・ヤコブセンがデザインしたセブンチェアの方が良いのではないか?
アントチェアに比べて多少リーズナブルだし、程度が良いものも多そう。
そして偶然にもフリッツハンセン社の2脚セットで出品している方がいるではないか!
しかも狙っているナチュラルビーチ色!(写真)
結果、激戦の末、見事落札。
落札価格は3万円台中盤。(2脚で)
1脚2万円を切っているからなかなかお買い得ではなかろうか。

このセブンチェア、1955年にフリッツハンセン社から発売され、現在でも生産されいるロングセラー商品。偶然にも今年は50周年!
ツツイが落札した椅子は2000年製造のモデル。
昨日、事務所の方に椅子が届いたのだが、いや、改めてみると意外と大きい。
座り心地は文句なし!
もちろんシルエットの美しさも絶品。

このセブンチェアの名前の由来はフリッツハンセンの商品コード3107から付けられている。

この先50年を共に暮らし、セブンチェア生誕100周年を共に祝いたいと思える椅子である。

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