日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



先日、「Best BOOK of the year」として「行動主義」を紹介したと思うが、この本はどちらかというと建築やデザインに関係する職の人が触発され奮起できる本。
そして今日紹介するのは、家づくりをこれからする(した)施主になる方達へオススメしたい本。

タイトルは「ありえない家」(写真)。細野透著。

この本を読んだのも昨年の秋頃だったのだが、施主と建築家、そして施工者が都内の3つの狭小住宅を作るべく奮戦している様子を建築ジャーナリストである細野氏がテンポ良くまとめている。

建築家と家を建てるなんて敷居が高そうで・・・、大変そうだし・・・などと思っている方達、確かに大変かもしれませんが、家づくりは想像以上に楽しいです!
この本を読んで、まだなお建売や分譲マンションを買うと言うなら止めません。

同様に面白かったのは、ちょっと古い本だが「我輩は施主である」。施主である赤瀬川源平氏の著書。自宅であるニラハウスを建てた時の奮戦記である。こちらもオススメ。

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施主との打ち合わせの際など、提案する空間はなかなか図面だけでは理解できないので、わかりやすく説明する意味でも模型やCGなどを作成する。

しかし時間がないときや、現場での施主を交えた打ち合わせの中で空間のイメージが伝わりにくい時などは簡単なスケッチをその場で描いたりする。

これが大変喜ばれる。

もちろん模型やCG(特に模型だが)も喜ばれ、人によっては感激されることもあるのだが、スケッチブックで直接見るツツイの手の痕跡は新鮮に感じるらしい。

通常プロジェクトが始まるとまずは分析するため、さまざまなキーワードをスケッチブックに書き込み、それを元にプランをスタディーする。スケッチブックにはその課程が描かれており、それらを何かの折りに施主などにお見せすると、大変喜ばれ、コピーをとって記念に持ち帰る方も多い。

嬉しいことなのだが、誤字脱字、スペルミスなども多く恥ずかしい思いをすることも多々ある。

でもCGのように現実に近いバーチャルな世界が簡単に表現できる世の中で、アナログなペンと鉛筆だけで記された手の痕跡が喜ばれるのは、わかる気がする。
住宅など特に、そこに住む人と建築家がいかに意識を共有できるかにかかっていると思う。
それはかなりアナログな世界だと思うし、人間の五感を使って会話をするのが一番双方の理解への近道だと思う。
今後も手の痕跡を大切に、多くの人とアナログな付き合いを増やしていきたい。

※スケッチはクリエイターのための湖畔にあるスタジオ

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昨今、日本人の活字離れが嘆かれているが、ツツイも活字離れが甚だしかった。

しかし昨年の夏だっただろうか?
ふとしたきっかけで本を読んだ。
知人から借りたデザインに関する本でタイトルは失念したが、なかなか読み応えがあった。
そこから無性に本を読みたくなり、結局年末までに15冊ほど読了。
まぁ半数以上は建築やデザインに関するものなのだが。

その中から、余計なお世話かもしれないが「Best BOOK of the Year」を発表したいと思う。

2004年、「Best BOOK of the Year」は・・・「行動主義―レム・コールハース・ドキュメント」
に決定!

世界的に有名な建築家、「怪人」レム・コールハースの仕事っぷりを記したドキュメント本である。
コールハースの日常がリアルに表現され、彼の周りの空気感、スピード感がその文を通じて伝わってくる。そんな「怪人」コールハースに振り回されながらも必死に食い下がる筆者の姿も鮮明に描写されており、面白い。

ツツイが仕事で完全なスランプ状態だった日々にこの本に出会い、何かふっきれた感があった。
その感謝の気持ちも込めてこの本を2004年の「Best BOOK of the Year」として推薦する。


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夜、Yハウスの打ち合わせを施主自宅にて行った。

実施設計の真っ最中ということもあり、細かな部分の打ち合わせが主。
また、役所への申請関係の件などもあわせて打ち合わせ。

打ち合わせの最中は2匹の犬たちは別の部屋にいたのだが、打ち合わせが終わると打ち合わせしていたリビングへ。
もーはしゃぎまくりである!

与えた新品の犬用玩具を2匹で奪い合い(写真はまさにその最中)、ものの5分も経たないうちに破壊。
いくら玩具を与えても、すぐに壊してしまうらしい。

んーー、Yハウスの室内の壁・・・せめてボード二重貼りなどにしておいた方が良いだろうか・・・。


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本日はH・kashiwaの打ち合わせ。
ちなみにこのHというのはハクビのこと。
着物の着付け学校の老舗である。
以前あった本部の建物はなんと磯崎新氏設計。

今回は予算も限られているので、まずは1期工事としてエントランスを中心とした教室の顔の部分のみ(CG:旧案)。

今日はその実施設計が終了したので、その図面の説明をすると共に、今後、2社に見積を依頼する段取り、そして工期の件などについての打ち合わせ。
エントランス部分のみなので、図面の枚数も10枚程度なのだが、院長先生などその図面を見て関心して頂き、恐縮しながら説明。

しかし予算が限られているとはいえ、図面を描き始めるとついつい理想的な空間の図面を描いてしまう。
つまり予算からは離れていってしまう。
今回は着工までまだ時間があるので、見積に対してネゴシエーションする期間があることもあり、予算的には厳しい(予算オーバーになる)図面を描いている。
しかし事前に施主に了解をとり(了解する施主も懐がかなり深いが)、もう少し予算を多くとっていただけるようお願いしてある(これまた図々しいお願いなのだが)。
なんとか追加予算が認められると良いのだが。。。

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