toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ちぎれた鎖と光の切れ端」 荒木あかね

2023年09月14日 | 読書日記
第一部はミステリでは良く有る無人島での連続殺人。
一人ずつ殺されていって果たして犯人は?というありふれたパターンで、最初から犯人は想像がついていたけれど、真犯人とは別に主人公も殺人計画を立てていたことと、人が入れ替わっていたところが新しい。
最後に追い詰めれらた主人公が突然真実を語り始めるところにかなり違和感。

第二部は登場人物がちょっと被るだけの違う物語と言う感じで始まるけれど、第一部の後日譚のような内容。
読者が知ってる第一部の事件およびそれ以降の事件の真相に迫っていく物語。
こちらも刑事が終盤に突然真相にたどり着いてしまう。

一冊で二度楽しめるような構成になっているけれど、どちらも詰めが甘くて物足りない。





2023.8.28
KODANSHA
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする