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toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「四十九日のレシピ」 伊吹有喜

2014年08月15日 | 読書日記
妻の乙美を亡くした熱田良平のもとにガングロ山姥メイクの井本が生前の乙美から頼まれていたと言ってやってくる。
冒頭の数ページで、ここまで読んだとき、「井本に嫌悪感を抱いていた良平だが、次第に心が通い合うようになり、最後に悲しい別れになる」というストーリが思い浮かんだが、ほとんとその通りの話だった。
ただし、二人はすぐに打ち解けてしまうし、ストーリの中心は乙美に関するものとなっていく。
憎まれ役の亜由美以外の登場人物はみんな良い人で、結末も想像できてしまう話だけど、それなりに楽しめるところは森沢明夫と似ている。

「夢はかなわぬこともある。努力は報われぬこともある。正義は勝つとは限らない。だけどやってみなけりゃわからない。さあ、頑張ろう」
井本が言った言葉。


ポプラ社
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