toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「金魚鉢の夏」 樋口有介

2014年07月03日 | 読書日記
そこそこ面白く読めるけど、小説としての出来はイマイチ。
先のことを何も考えすに、思いつくままに書いていったという感じの作品。
伏線も何もなく、ただ様々な事件が起こるだけ。

最初からの謎である前用務員の樺沢の死因の解明が一応一貫してるけれど、本筋ではなく、結局は大きな事件が明らかになるけれど、主犯が死んだ後だし・・・。
設定が微妙に違う社会制度になった近未来の日本というところが斬新なだけにもうちょっと小説として真面目に取り組んで欲しかった。


新潮社
コメント
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