日本人は不安を抱えやすい

　先日のサンケイ新聞には他の民族にくらべて日本人は不安を感じやすい国民性と報道していました。反対に感じにくい民族は中国でした、そんなこと言ったって日本の経済や政治情勢は感じるなと言ったって無理と、どなたもおっしゃるでしょう。ボーナスの軽減、円高、デフレと、これから先に正社員のリストラ等々不安を感じる原因はたくさんありますよね。

　理想を言えば最悪に対して腹をくくり、そして楽観的な思考をするということでしょうか、たとえ悲観するような情報が多くても、それに染まってしまうと思考力が大きく減退してしまうからです。つまり最悪を覚悟しつつ、「道は必ず開ける」と自分に確信を持たないと、いい智恵が湧いてきません。

　悲観的な考えが長く続くとストレスが脳の細胞を痛めて、さらにそれが認知症になりやすいと医学的にもいわれています。つまり自分の考え方を少々無理でも明るい方向へもっていく努力が必要で、国民性として不安を抱えやすい民族であっても明日を信じて歩まねばならないのです。