ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

鳥ノ胸山(トンノムネヤマ) 2012年12月

2012-12-09 21:58:52 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

NHKの竹内洋岳さんの特集を見ながら書いています。

 

 

12月に入って、そろそろ雪山など登ってみようかという頃です。

私にとっては馴染みの中央高速沿線の山々ですが

先週発生した笹子トンネルの事故は衝撃的でした。

もう数えきれないほどくぐったあのトンネル

まさか天井が崩れ落ちるとは

・・・

さて当初考えていた予定を変更

今日は大月よりも手前の山に行きました。

道志の鳥ノ胸山、富士山の展望を期待しての小さな山旅です。

 

早朝の中央高速を走り、相模湖ICで降りて県道76号から道志みちの国道413号へ

谷間の道をしばらく走って道の駅「どうし」に車を止めます。

 

 

天気は今のところ快晴ですが、強い寒気の流れ込む冬型

中央高速から見る富士山は雲か地吹雪か白い煙をまとっていました。

 

道の駅から道志川を渡り、次の橋は渡らずに手前を左に入ります。

 

 

 谷を挟んで反対側には今倉山

 

 

しばらく林道を歩き、いよいよ山道に入ります。

 

 

霜柱をざくざく踏みしめながらの行程。

さすがに空気がひんやりしてますが、

すぐに暑くなるだろうと思い、ここでヤッケを脱ぐ。

なにせ汗かきなもので・・・

 

 

 

杉林の中をぐいぐい登ってゆきます。

 

 

周囲にはたくさんの巣箱が設置されていました。

春にはたくさんの小鳥が集まるのでしょうか・・・

 

 

しばらくすると広葉樹の森になりました。

すでに葉はほとんど落ちて明るい山道です。

 

 

そして再び杉の森へ

交互に明るい森と暗い森が現れる。

 

 

 

 

道の駅から山頂までは標高差500m程度。

急坂が続くこともあり、着々と高度を稼いでいきます。

 

 

 

斜面の途中から振り返ると富士山の姿。

見るからにすさまじい風が吹いているのでしょう。

 

ひと頑張りで主稜線

やっぱり風が冷たい。

 

ここから尾根上を一段登るとあっけなく山頂。

ここで初めて人に出会う。

先行していたご夫婦に追い付きました。

 

かわいい標識がありました。

 

山梨百名山の標識の向こうに富士の姿。

 

 

西高東低の冬型、富士山頂の周囲には強風が吹き荒れているようです。

 

 

再び上着を着て、コーヒーを入れる。

熱い飲み物が体に染み渡ります。

 

三つ峠のあたりも風にかすんで見えます。

 

 

 さて一服して山頂を離れます。

 

 

下りも急角度

 

 

雲がだいぶ増えてきたけれど、まだ青空ものぞいている。

 

 しばらくして振り返ると鳥ノ胸山の双耳峰が見えました。

 

 

冬枯れの気持ちの良い道

でも太陽が雲に隠れて景色が寒々としてきました。

 

 

雑木ノ頭の標識

ここから畔ヶ丸に続く道を分けて、今日は道志の森キャンプ場へ降りる道をたどる。

 

足早に尾根道を下って行き、キャンプ場の奥にある登山口に到着。

 

降りたところはオートキャンプ場

この寒さにもかかわらず、人工池の周りにテントがいくつも張ってありました。

 

 

あとは舗装道路を、道の駅に向かって進む。

 

全部で3時間ほどの道のり

小さくお手軽な山ですが

富士山を正面に見る展望と

静かで落ち着いた雰囲気のなかなかいい山でした。

 

おしまい