2012年12月1日
鹿岳の一ノ峰に上がったところから・・・
登ってきたルートで、一ノ岳、二ノ岳の間のコルに戻る。
下から二組ほどのパーティーが上がってきました。
先ほど二ノ岳で出会ったベテランさんたちは、そのまま下ったみたいです。
相変わらず天気はぐずついていますが、大きく崩れることはないだろうということで
マメガタ峠まで歩いてゆきます。
一ノ岳の岩峰を巻くようにトラバースする道。
左は急峻な斜面、張られたロープにそって慎重に進んでいく。
ピークの下、見上げれば覆いかぶさるような岩壁。
こんな感じ
この巻き道が終わったあとは尾根に沿ってぐんぐん下っていきます。
落ち葉で埋まるような道、ガサゴソと踏み分けていく。
マメガタ峠のほうから登ってくる人も多いようです。
下ってみて分かったのですが、大久保の集落のほうに
数台止まれるきちんとした駐車スペースがありました。
しばらく下って振り返ると、ガスの切れ間からうっすらと一ノ岳が見えました。
晴れてくっきり見えていれば、結構な迫力なんでしょうね。
上部の切り立った稜線から、このあたりまで下ると、だいぶゆったりとした地形に変わってきます。
北側の斜面には名残の紅葉
時折、突風が吹き付けてくるたびに、赤や黄色の葉がぶわっと舞い上がっています。
マメガタ峠はなだらかな斜面の落ち着いた雰囲気の場所でした。
ここでのんびりコーヒーを淹れ、昼食にしようと思っていたのですが・・・
急に雪が激しくなってきました。
風も強くあまり落ち着いて座っている状況ではありません。
ここはさっさと下ってしまおうということで南側の斜面を下り始めます。
登りに通った道に比べ、ゆったりとした道で歩きやすい。
杉林に入ってしまえば、もう吹雪は気になりません。
とっとこ下っていくと沢を横切り、緩やかな道になりました。
そして間もなく山間の開けた畑の斜面へ
寒々とした風景ですが、初冬に似つかわしい季節感かもしれません。
・・・かと思うと、まだ秋の名残、色鮮やかなカエデの木があったりして
たくさんの蝶々が一斉に舞い上がったような華やかさ
風に揺れる姿もあでやかです。
最後はいくつかの小滝を抱えた沢沿いの道。
ここもちょっとした沢遊びには良いかもしれません。
そうこうしていると、空が明るくなってきました。
前線が通り過ぎたのでしょうか。急速に天気が回復しつつあります。
集落に降りてきたあたりの登山口の標識
こんな看板がありました。
ここは地元の方の生活の場、それでもここを訪れる登山者のために
気を使っていただいてます。
我々も地元の方の迷惑にならないよう気を配りながら山を楽しみたいものです。
こじんまりとした集落、昔ながらの素朴な雰囲気がとても好ましい。
車道に戻るころにはすっかり晴れ間がでていました。
この天気、二ノ岳のピークでほしかったな~。
降りてきたのはまだお昼前。
食事をとらずに降りてきたので腹ペコです。
時間もまだ早いし、食事が終わったら・・・もう一つ行って見るかな、ということで、
続く・・・
話変わりますが、明日は広島、明後日はまた出雲です~。
また出雲ですか、良いですね~。私は明日熊本です。帰りに羽田でバッタリなんて。
ガサコソと落ち葉の上の山歩きも良いですね。
それにしてもまた同じタイミングで西へ~ですか?
お疲れ様です。
危険を冒すスリルが楽しいのでしょうか。自分にはまったく理解できないです。
此方は当日結構雪が積もりましたが、そちらはその割のようでしたのでよかったですね。
ただ鹿岳は、道も整備されていて見た目ほど大変ではありませんでした。途中吹雪になったときはびっくりしましたが、すぐにやみました。でも赤城山あたりは真っ白でした。