ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

磐梯山 2014年10月 その2

2014-10-14 20:15:12 | その他の山

2014年10月11日

磐梯山の山頂からの続き

 

 

磐梯山頂は吹きさらしの独立峰、北風が歩いた後の体を一気に冷やす。

登山者でにぎわっていたが、みんな猪苗代側の南の斜面で休んでいた。

 

山頂からは遮るもののない360度の展望。

北東、櫛ヶ峰の先に吾妻連峰

 

東側には安達太良山

 

南には大きな猪苗代湖

 

猪苗代湖の上に浮かぶ那須連峰、右手は大佐飛山や男鹿岳方面。

 

南西の方角、遠方には左から日光の山々、女峰山、太郎山、奥白根、

写真の真ん中よりちょっと右に尾瀬の燧ケ岳の三角形、

右の方は平ヶ岳、上越のあたり。

 

 

そして飯豊連峰

 

山頂の看板はなぜか少し下がった小屋の横にあった。

 

小屋番の人が、看板の前で万歳をしながら写真を撮るように促していた。

「磐梯山頂で万歳三唱、なんちゃって」・・・と、ここでは定番のオヤジギャグのようだ。

 

 

 

山頂着が10時半ごろ。早い時間ですがおなかも空いたので食事にする。

時間はたっぷりあるので、定番のカップヌードルのほか

コーヒーを入れてビスケットをかじりのんびり景色を楽しむ。

 

 

身も心もリフレッシュしたところで、ボチボチと下り始めた。

しかしそろそろ山頂を目指す登山者が増えてきて、山頂から弘法清水までは大渋滞。

しかし弘法の小屋を超えると再び静けさが戻ってきた。

雄大な風景を正面に見ながらの下り道は楽しい。

 

裏磐梯へ降りる分岐の先が、気持ちよさげな平原になっていたのでちょっと寄り道。

 

 

再びコルから南に下る。

左手に沼が見えたので、ここにも寄り道。

 

 

渋谷登山道の分岐を少し入ったあたり、広々とした風景の先に磐梯山の姿が凛々しかった。

 

 

櫛ヶ峰も赤茶けた壁面を見せている。

 

先ほどの山頂の喧騒がうそのような静かな別天地。

 

また元の登山道に戻って、沼の平湿原の前へ

木が一本立った標識のあたりから湿原越しの磐梯山

 

行きには巻道を取った赤埴山、帰りは山頂を通って行こう。

 

 

分岐からほんの少しの登りで山頂にたどり着いた。

ここからの磐梯山は森林をまとって落ち着いた雰囲気。

 

この辺りの斜面が一番色づいている感じ。

 

持ってきたズームの広角側17mmでも磐梯山と櫛ヶ峰両方は入らないので

スマフォのパノラマ機能を使ってみた。

 

南側の下り道は溶岩の風化した赤くざれた斜面。

ここからの展望も素晴らしい。

 

間もなく天の庭に戻る。

お昼を回っているが、これから登ってくる若者パーティーとすれ違った。

なんでも寝坊をして出遅れたそうだが、まあ頑張ってくれたまえ。

 

スキー場トップに戻ってきた。

やはり運動不足が祟って、ひざが痛みだしてくる。

この斜面をスキーで一気に下れたらいいんだけど・・・

 

 

時々ストレッチを交えて、足をだましだまし降ってきた。

最後の緩やかな斜面を下りれば駐車場。

終始好天で景色に恵まれた山旅だった。

 

だいぶ早く下ってこれた。

せっかくなので、猪苗代湖畔近くまで車を走らせ、磐梯山の全貌をカメラに収めた。

 

 

森、草原、湿原、荒々しい火口壁、大展望の山頂と変化にとんだ山行を振り返りつつ帰路へ

 

おしまい

 

 


明神ヶ岳、明星ヶ岳 2014年9月

2014-10-14 20:08:42 | 関東の山

磐梯山レポの間に書き残しを一つ

 

2014年9月23日

飛び石連休の火曜日、この日も晴天の予報。

夕方用事があって家に戻らなくてはならないので、

簡単な半日コースで山に行くことにした。

どこにしようか迷ったけれど、結局この日は箱根の山に。

 

早朝の東海道線で小田原へ。そこからバスに乗って宮城野支所前で下車。

しばらくは舗装道路を登っていく。

 

登山口からしばらくはうっそうとした森の中。稜線の鞍部まで標高差400mほど。

カルデラの内側から外輪山に向かって登っていくので

傾斜は急になっていく。

 

 

 

ひと汗かくころ、稜線に出た。

 

外輪山の縦走路を進むと、ところどころ展望が開ける。

 

左手には大涌谷から神山方面。右手には相模湾。

 

予報通り、素晴らしい天気になった。

 

やがて平らな山頂に出る。

 

 

金時山の向こうに、雪の消えた黒い富士山

今日は雲の上に頭を出していた。

 

 

 

朝飯が早かったので、ここで腹ごしらえ。

今日は身軽にアルコールストーブ、麦とホップ2号。

 

さて一服した後は縦走路を戻って明星ヶ岳へ

 

 

ところどころにマツムシソウなど秋めいた花が咲いている。

 

 

日差しが強い。

 

 

 

明神ヶ岳を振り返る。

 

金時山・富士山も角度を変えて

 

 

 

 

 

 

明星ヶ岳は看板がないとわからないような森の中のピーク。

鳥居と石碑があった。

 

 

 

 

再び稜線を離れ大涌谷に向かって急降下。

 

バスで箱根湯本まで戻り、日帰り温泉に入る。

風呂上がりの一杯がたまらない。

あとは電車に揺られてひと眠りすると東京に戻っていた。